「イザヤ書」解説2

目次

  ヘブライ文法
  イザヤ書が難解な理由
  イザヤ書関連聖句
  イザヤ書の順序について
  イザヤ書の副作用
  イザヤ書データ
  イザヤ書を理解するために
  イザヤ書の謎
  地図
  地名、民族、言語
  年表
  人名
  モルモン書への引用箇所
  タイムライン
  末日の予言と起こるべき出来事
  エドム(イドマヤ)
  雑記


ヘブライ文法   ヘブライ文法には独特な表現方法があります。この表現方法を理解   することはイザヤ書を読み解く上で非常に効果があります。最も注   目すべき表現法は並行方(パラレリズム)、比喩的表現方法、それ   と両義性(多元性)です。 平行法(パラレリズム)   古代イスラエルではパピルスや巻物を読むことは一般的でなく、伝   承者の口伝によって記録が伝えられていきました。そのなかで、覚   えやすく伝えやすい並行法(繰り返し)というのが生まれてきたの   です。その部分自体が大切な意味をを伝えたり、前後の文章の強調   点となったりします。ここにあげるものはあくまでも基本であっ   て、実際にはいろいろな使い方が存在し、沢山使われています。現   代で言えば歌のさび(リフレイン)のような感じと考えてください 7つの平行法の基本的使用方法   (BYU 教授ルドロー著「イザヤ:預言者、先見者、そして詩人」より抜粋) 同義語による繰り返し(同義平行法)   最初の行で言われた同等の意味を別の言葉で繰り返します。   例)   A)牛はその飼い主を知り、   B)ろばはその主人のまぐさおけを知る。     (イザヤ1:3) 反語による繰り返し(反語並行法)   二つの文章が全く反対の意味を繰り返します。   例)   A)もし、あなたが快く従うなら、地の良き物を食べることができる。   B)しかし、あなたがたが拒みそむくならば、つるぎで滅ぼされる。     (イザヤ1:19-20) 象徴による繰り返し(象徴並行法)   象徴を使って意味を繰り返します。   例)   A)たといあなたがたの罪は緋のようであっても、雪のように白くなるのだ。   B)紅のように赤くても、羊の毛のようになるのだ。     (イザヤ1:18) 組み合わせによる繰り返し(総合並行法)   第2文が来ることで第1文の意味を完成させます。   例)   A)わたしは子を養い育てた、   B)しかし彼らはわたしにそむいた。     (イザヤ1:2) 意味の合成による繰り返し(合成並行法)   同じ意味の言葉を繰り返して強調します。   例)   A)ああ、罪深い国びと、   B)不義を負う民、   C)悪をなす者のすえ、   D)堕落せる子らよ。     (イザヤ1:4) 意味の盛り上げによる繰り返し(クライマックス並行法)   意味を重ねる繰り返しで内容を盛り上げていきます。   例)   A)あなたがたの国は荒れすたれ、   B)町々は火で焼かれ、   C)田畑のものはあなたがたの前で外国人に食われ、     (イザヤ1:7)   ※盛り上がりによって次に来るものを強調します 文章をひっくり返す繰り返し(カイアズマス)   使われた文章を逆の順番で繰り返します。この形がギリシア語の    「X(カイ)」に似ていることから名づけられました。非常に洗練   された文法で、特に霊感によって与えられた予言詩に見られます。   例)   A)あなたはこの民の心を鈍くし、   B)その耳を聞こえにくくし、   C)その目を閉ざしなさい。   C`)これは彼らがその目で見、   B`)その耳で聞き、   A`)その心で悟り、     悔い改めていやされることのないためである。     (イザヤ6:10)   ※必ずしも繰り返し部分が近くにあるとは限りません。 比喩的表現方法   キリストは地上で教えられた時、たとえを沢山用いられました。そ   の中にはぶどうの木、麦、羊、油、光、道、いろいろなものがあり   ました。これらのものは当時のイスラエル人にはとても身近なもの   であってわかりやすく、理解を深めるのにとても役立つものでし   た。また、主は別の目的でもたとえを使われました。それは予言の   御霊によって導かれた人にだけ分かる大切な教えでした。   それから、弟子たちがイエスに近寄ってきて言った、「なぜ、彼ら   に譬でお話しになるのですか」。   そこでイエスは答えて言われた、「あなたがたには、天国の奥義を   知ることが許されているが、彼らには許されていない。 だか   ら、彼らには譬で語るのである。それは彼らが、見ても見ず、聞い   ても聞かず、また悟らないからである。   こうしてイザヤの言った預言が、彼らの上に成就したのである。   『あなたがたは聞くには聞くが、決して悟らない。見るには見る   が、決して認めない。この民の心は鈍くなり、その耳は聞えにく   く、その目は閉じている。それは、彼らが目で見ず、耳で聞かず、   心で悟らず、悔い改めていやされることがないためである』。     (マタイ13:10-15)   イザヤ書には沢山の比喩的表現が使われています。一つには分かり   やすいように。そしてもう一つには熱心に求める者にだけ理解でき   るように書かれているのです。   したがって、聞きなさい。イザヤの言葉はあなたがたには分   かりにくいが、予言の御霊に満たされている人々には分かりやす   い。それゆえ、イザヤの言葉は人の子らにとって価値があ   る。  (2ニーファイ25:4-8)   イザヤに登場する場所の位置や道徳・文化、物の名前の意味を知る   ことはイザヤ書を理解する上でとても役に立ちます。 両義性(多元性)   イザヤは末日の私達までも見通して予言をしました。その予言の言   葉には同じ文章に対していろいろな意味が重ねてあります。たとえ   ば「集合」に関しての予言はユダ族のバビロンからの帰還を意味し   ていれば、末日のイスラエルの集合も意味します。このように同じ   文章でありながら隠された意味をいくつも見つけることができるこ   とを両義性あるいは多元性といいます。これこそが完全なイザヤ書   の解説書や口語訳を作ることができない大きな理由の一つなので   す。その中にはあなた自身に与えられている神様のメッセージも隠   されていることを忘れてはいけません。   前世      イザヤの時代    末日の時代   −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−   サタンの反乱  イスラエルの罪悪  末日の人々の罪悪   サタンの追放  バビロンの滅亡   末日の悪の滅亡
イザヤ書が難解な理由   イザヤ書が他の聖典と比べてはるかに難しいのには特別な理由があります。聖   書の失われた部分をカバーする目的のはずのモルモン書に約 30 パーセントの   イザヤ書がほぼ同じ言葉で重複して記載されていること自体がその重要性を表   しています。   まず最初に理解すべきことは全ての人が同じ理解をする必要がないということ   です。ですから必ず到達しなければいけない地点というものがあるとするなら   ばそれは全ての人によって異なります。逆に言えば全ての人がその与えられた   範囲の中で理解できるようになります。   イザヤにはこの地上に生まれてきた他のどの人にもない特別な才能が与えられ   ました。ですからイエス様でさえ名指しでイザヤ書を読むように私たちに命じ   られたのです。その才能とは彼の時代の周りで起きた出来事の単純な描写の中   に聖典には収まりきらない神様の救いの計画を織り込んでいくことでした。こ   の救いの計画とは私たちが宣教師から学ぶような基礎から始まり、やがて神様   がどれほど私たちを愛しておられ複雑かつはるかに偉大な計画を準備されたの   かを知ることができる「救いの計画」のことです。これを学び切るのには終わ   りがありません。ですからイザヤは私たちの知識のレベルが変わるごとに聖霊   を通してより偉大な知識が得られるように特殊な方法で文字を残したのです。   イザヤ書を一言で言うのなら「救いの計画の計画書」なのかもしれません。   さらに重要なのはその偉大な計画の中に私たち自分自身を見つけることができ   ると言う不思議です。ですからニーファイは「自分自身と全ての人に当てはめ   てみるがよい」と書いたのです。   イザヤの才能は敵の手によってもほとんど崩されることがありませんでした。   ですから聖書の「貴くてわかりやすい部分」がほとんど抜き取られ、書き換え   られても「貴くてわかりにくい部分」であるイザヤ書はほぼそのままの形で末   日まで残りました。それは末日に来る当事者である私たちが主の来臨お迎えす   るための準備ができるように心を強くし、神の計画の理解を深めるためです。   聖見者であるジョセフスミスを通して与えられた数々の鍵を使うことによって   私たちはイザヤ書を理解できると言う特別な恩恵を受け、今特別な時代に生き   ています。   イザヤ書は必ず読めるようになります。イザヤ書を読み、他の聖典を学ぶ。こ   のステップを繰り返し、聖霊からの助けを求め続けるとある日突然、イザヤの   言葉と他の聖典の意味が繋がり最初の扉が開きます。 イザヤ書を理解するために   イザヤ書初心者にとってはどこから入ればよいのかで迷ってしまう   でしょう。まずは読み慣れることが重要ですが、それだけでは飽き   てしまいます。初心者に簡単な入門ステップをご紹介します。   ステップ1)数節を短く読み、自分が喜怒哀楽のうちどれを感じた   かを考えます。最初は間違っていても大丈夫です。ただ書いてある   文字でどんな気持ちになるかを感じとる訓練をします。   ステップ2)読んだ部分に並行法(パラレリズム)が見つかるか探   してみます。もし見つかればその中、あるいは近くに重要な文章が   隠れているかもしれないので探します。   ステップ3)読んだ中に自分の知らない言葉や名前などがあるかど   うかを探します。もしあればラッキーです。すぐにその意味を調べ   れば急に文章全体の意味が通ります。   この3つのステップを繰り返すと次第にイザヤ書が読みやすくなっ   てきますので是非お試しください。 イザヤ書の理解の鍵   下の4つはとても深く繋がっています。それぞれを研究し学んでい   くとどんどん繋がってイザヤ書が理解しやすくなります。     聖典 ←→ 歴史、地理、文化
イザヤ書関連聖句   わたしはまた、モーセの書に書き記してある多くのことを読んで聞   かせたが、主なる贖い主を信じるようさらに十分に勧めるために、   預言者イザヤが記したことを彼らに読んで聞かせた。すべての聖文   を自分たちに当てはめて、それが自分たちの利益となり、知識とな   るようにするためであった。     ニーファイ(1ニーファイ19:23)   さて、わたしがこれから読む言葉は、イザヤがイスラエルの家に属   するすべての者について述べたものである。したがって、あなたが   たはイスラエルの家の者であるので、それらをあなたがたにたとえ   て差し支えない。また、あなたがたはイスラエルの家の者であるの   で、イザヤが述べたことの中には、あなたがたにたとえて差し支え   ないものがたくさんある。     ヤコブ(2ニーファイ6:5)   さて、わたしはイザヤの言葉を少し書き記して、私の民の中でこれ   らの言葉を見る者が心を高めて、すべての人のために喜べるように   しよう。さあ、その言葉は次の通りである。あなたがたはこれら   を、自分自身とすべての人に当てはめてみるがよい。     ニーファイ(2ニーファイ11:8)   ところで、わたしニーファイは、イザヤの口を通して語られた御言   葉をこれまで書き記してきたが、今これらについて少し話をしよ   う。見よ、イザヤが語った多くの事柄は、わたしの民の多くの者に   とって理解しにくいものである。それは、彼らがユダヤ人の予言の   仕方を知らないからである。したがって、聞きなさ   い。イザヤの言葉はあなたがたには分かりにくいが、予言の   御霊に満たされている人々には分かりやすい。それゆえ、イ   ザヤの言葉は人の子らにとって価値がある。     ニーファイ(2ニーファイ25:1-8)   あなたがたが覚えているように、わたしはなたがたに、イザヤの言   葉が成就するときのことを語った。見よ、イザヤの言葉は書き記さ   れてあなたがたの前にあるので、それを調べなさい。まことにあな   たがたに言う。イザヤの言葉が成就するのは、父が御自分の民、イ   スラエルの家に立てられた聖約が果たされるときである。     キリスト(3ニーファイ20:11-12)   さて見よ、私はあなたがたに言う。あなたがたはこれらのことを調   べなさい。まことにわたしは、これらのことを熱心に調べるように   という戒め を、あなたがたに与える。   イザヤの言葉はまことに偉大だからである。   確かにイザヤは、イスラエルの家に属するわたしの民について、す   べてのことを述べた。そこで、どうしても彼は異邦人にも語る必要   があった。     キリスト(3ニーファイ23:1-2)   イザヤの予言を調べなさい。見よ、私はそれを書き記すことはでき   ないが、まことに見よ、あなたがたに言っておく。この地を所有し   ていて、わたしよりも前に世を去った聖徒たちは叫ぶ。まことに、   彼らは地から主に叫ぶ。そして、主が生きておられるように確か   に、主は彼らと交わした聖約を思い出されるであろう。     モロナイ(モルモン8:23)
イザヤ書の順序について   イザヤ書は時間の流れの通りの順序にはなっていません。その構造   はまるでパズルのように時間の流れを行ったり来たりますので、初   めて読む場合にはかなり混乱すると思います。例えばイザヤ書6章   は彼の預言者としての召しについての話ですから本来なら一番初め   に来るべき部分になります。この時間の流れに惑わされないように   多元性のことも含めて読み進めていくが重要な鍵とも言えます。
イザヤ書の副作用   イザヤ書を読み進めて行き、ある程度読めて来るようになると不思   議な副作用が出てきます。他の聖典が面白いように今までと違う感   覚で理解できるようになります。これはイザヤ書を読み解くために   必要な聖霊の助けを受ける力と聖句と福音を結びつけていく力が身   につくためです。例えば普通の聖典を1-10kg の重さのバーベルと例   えるならヨハネの黙示録はだいたい30kg 。イザヤ書は100kgです。   毎日10kgのバーベルを持ち上げても絶対に 100kgを持ち上げるよう   にはなりませんが、100kgを持ち上げる練習をし続けてなんとか持ち   上げられるようになると10kgのバーベルは驚くほど簡単に持ち上が   るようになります。   それからも一つの副作用は私たち個人に与えられた祝福師の祝福の   意味がもっと理解できるようになるということです。祝福師の祝福   もいわば聖典の一つですからより理解がしやすくなってきます。
イザヤ書データ   イザヤ書: 全66章 合計1292節   モルモン書で引用された節: 414節 (32%)   モルモン書で言い換え引用された節: 34節 (3%)   新約聖書での引用: 57回   教義と聖約での引用、および言い換え: およそ100箇所     解説       イザヤ11章、52章の説明        → 教義と聖約113章       イザヤ65章のヒント          → 教義と聖約101章       イザヤ35章、51章、63章、64章のヒント → 教義と聖約133章     いい回しを使っている       教義と聖約         133:3,15,27,40-53,67-70       イザヤ         52:10,12         51:10         64:1-4         63:1-9         50:2-3,11     共通点       イザヤ 教義と聖約       1:2   76:1       1:16-17 88:123-124       1:18  50:10       1:19  64:34       8:16  88:84; 109:46       11:1-10 113:1-6       24:5  1:15       24:20  88:87       25:6  58:8       28:10  128:21       28:15  45:31       28:21  95:4; 101:95       29:14  6:1       34:4  88:87       34:5  1:13,36       34:8  133:51-52       35:3  81:5       35:10  66:11; 101:18; 133:33   イザヤの名前の意味: エホバの救い   ユダヤの言い伝えによればイザヤはユダ王家との血縁関係があり、   4代の王、ウジヤ、ヨタム、アハズ、そしてヒゼキヤの時代に予言   を記録し続けた。また、言い伝えによると、イザヤはヒゼキヤの息   子、悪王マナセによって木の幹の内部に埋め込まれたまま、のこぎ   りで切られて殉教したと言われている。   イザヤ書の大まかな内容:    1-35章: さばきに関する予言   36-39章: 歴史上の出来事、ヒゼキヤ王の記録   40-66章: あがないの約束
イザヤ書を理解するために   イザヤ書を心から理解したいと願い、祈り求め、勉強し、努力する   こと。「求めよ、さらば与えられん。たたけ、さらば開かれん」
イザヤ書の謎   イザヤ書には一つの大きな謎が存在すると言えます。イザヤ書を紐   解いていくとそこに書かれていることは通常の教義、つまり日曜学   校で教えられているような内容とさほど変わらない中身だというこ   とに気が付き始めるでしょう。それではなぜ数々の預言者がイザヤ   の言葉を尊重し、そして主ご自身が私たち一人一人にイザヤの言葉   を研究するように言われたのでしょう?これがイザヤ書の謎です。   私たちは生涯をかけてその謎に取り組む必要があります。ただ一つ   わかっているのは「そこには答えがある」ということです。以下に   謎解きの助けになるようにいくつかの聖句を挙げておきます。   まことにわたしは、これらのことを熱心に調べるようにという戒め   を、あなたがたに与える。イザヤの言葉はまことに偉大だからであ   る。(3ニーファイ23:1)   そして、これらの分かりやすくて貴い部分が取り去られてから、こ   の書物は異邦人であるすべての国民に伝わる。 それは、神の   小羊にある明瞭さによって人の子らに理解 しやすかった、分かりや   すくて貴い多くの部分が、その書物から取り去られて しまったた   め、すなわち小羊の福音からこれらのことが取り去られて しまった   ためである。 (1ニーファイ13:29)   さて、わたしはイザヤの言葉を少し書き記して、すべての人   のために喜べるようにしよう。さあ、その言葉は次の通りである。   あなたがたはこれらを、自分自身とすべての人に当てはめてみるが   よい。(2ニーファイ11:8)   それでわたしは兄たちに言った。「この預言者の言葉を聞いて くだ   さい。 その言葉を自分自身に当てはめてください。この預言   者はそのように書き記しているからです。」 (1ニーファイ19:24)
地図       【図をクリックすると拡大します】       【図をクリックすると拡大します】
地名、民族、言語   アイアテ      = おそらくイスラエル北部の町、              アッスリヤがエルサレムを攻めるときに通過する   アコルの谷     = ギルガルに近い、エリコの北の肥沃な谷   アシドド      = 死海の東、地中海に面した場所にある都市   アッスリヤ     = カスピ海の南西あたりに位置する王国、アッシリアとも言う   アナトテ      = おそらくイスラエル北部の町、              アッスリヤがエルサレムを攻めるときに通過する   アモリびと     = イスラエルが来る前にカナンに住んでいた民族。              不信仰と異教の神を崇拝していた。   アラビヤ      = アラビヤ半島の国   アラム語      = セム語族に属する言語。古代西アジアの共通語として広く              使用された   アリエル      = エルサレムの別名   アル        = 死海東のモアブにある町   アルノン      = 死海に東から注ぐ川   アルパデ      = アッスリヤによって滅ぼされた古代都市   アンモン      = 死海北西の国   異邦人       = イスラエルではない人々   エグライム     = 死海のすぐ北にある町   エグラテ・シリシヤ = エジプトとモアブの中間あたりにあった町   エジプト      = イスラエルの南方に位置する偶像崇拝の国   エチオピヤ     = アフリカ大陸南部、あるいは全部   エドム       = 死海南西の赤土の土地   エラム       = ペルシャ湾の北にある国   エルサレム     = ユダ王国の首都   エレアレ      = 死海北東アンモンの地にある都市   オフル       = 紅海南岸(といわれている)の金や宝石を産出する国   カナン       = アブラハムに約束された死海周辺の広大な土地   ガリラヤ      = ガリラヤ湖周辺の地域   ガリム       = ガリムもライシもイスラエル北方の町 サムエル記上25:44参照   カルケミシ     = スリヤの上方に位置する国バダン・アラムの都市   カルデア      = ペルシャ湾の北西に位置する国   カルノ       = アッスリヤによって滅ぼされた古代都市   カルメル      = ヨルダン川の西、地中海に突き出ている山脈   ギベア       = エルサレムの北に位置する町   ギベオンの谷    = エルサレム北西に位置する場所   キル        = 死海東のモアブにある町   キルハレセテ    = モアブにあった町の名前   キルハレス     = モアブにあった町の名前   クプロ       = 現在のキプロス   ケダル       = ユダ王国周辺、アラビヤ地域にすんでいた民族   ゲバ        = エルサレムの北東に位置した町   ゲビム       = イスラエル北部の町、              アッスリヤがエルサレムを攻めるときに通過する   ゴザン       = アッスリヤによって滅ぼされた古代都市   ゴモラ       = 罪によって滅ぼされた古代の都市   サマリヤ      = イスラエル王国の首都   シオン       = 心の清い者の住む町   シドン       = フェニキアの都市   シナル       = バビロニヤの昔の地   シバ        = 正確な場所はわからないが、アラビア半島の南方の国と思わ              れる。ソロモン王に高価な品物をを送ったシバの女王が有名   シブマ       = 死海北東アンモンの地にある都市   シホル       = エジプト東国境の町   シャロン      = エルサレム西側の地中海に面する平野   シロアの水     = エルサレムに周辺から流れ込む小さな小川、シロアムの池の              水源、「遣わされたもの」という意味   スエネ       = エゼキエル30:6を参照するならスエネとはエジプトの都市   スリヤ       = イスラエル王国の上に位置する王国、シリアとも言う   セイル       = 死海南方の国エドムのこと   セバ        = エジプト近隣のアフリカの国   セバルワイム    = アッスリヤによって滅ぼされた古代都市   セラ        = 死海南方エドムの地にある町   ゾアル       = 死海の南端に位置する都市   ゾアン       = エジプトの都市   ソドム       = 罪によって滅ぼされた古代の都市   ダマスコ      = ガリラヤ湖の北東に離れた場所   タルシシ      = 現在のスペイン   ツロ        = フェニキアの都市   デダン       = アラビヤに位置する国、あるいは都市   デボン       = 死海の東に位置する都市   テマ        = アラビヤの町   テラサル      = アッスリヤによって滅ぼされた古代都市   トバル       = 黒海周辺にあった国   ドマ        = エドム、エドム人を指す   ナイル       = エジプトに流れる大きな川   ニムリム      = 死海南東沿岸の川   ネゲブ       = 死海南西にある国   ネバヨテ      = アラビヤに位置する国、あるいは都市   ネボ        = 死海北東に位置するネボ山   ノブ        = エルサレムの城壁のすぐ外にある集落で、神殿の東門を見下              ろす位置にある。   バシャン      = イスラエルの近隣の国、ガラリヤ湖の東   パテロス      = エゼキエル29:14参照   ハネス       = エジプトの都市   バビロン      = バビロニア王国の首都、現在のイラクあたり   ハマテ       = スリヤの上方にある都市   ハラン       = スリヤの上方に位置する国バダン・アラムの都市   ヒビびと      = イスラエルが来る前にカナンに住んでいた民族。              不信仰と異教の神を崇拝していた。   プト        = 現在のリビア プテとも書いてある   ベエル・エリム   = モアブ内あるいはその周辺にあった町   ヘシボン      = アンモンにありネボ山の北側に位置する都市   ペラジム山     = ダビデがペリシテびとを打ち破った場所。サムエル記下5:20参照   ペリシテ人     = 古代パレスチナの民族。前13〜前12世紀ごろパレスチナに              侵入し建国。鉄器をもち好戦的でイスラエル民族を圧迫した。   ベル        = ユダ王国内にあった山   ボズラ       = エドム近隣の国あるいは都市   ホロナイム     = 死海南東の町   マデメナ      = イスラエル北部の町、              アッスリヤがエルサレムを攻めるときに通過する   ミクマシ      = イスラエル北部の町、              アッスリヤがエルサレムを攻めるときに通過する   ミグロン      = イスラエル北部の町、              アッスリヤがエルサレムを攻めるときに通過する   ミデアン      = 紅海の北側に位置する土地   メデア       = カスピ海の南に位置する国   メデバ       = 死海北東の都市   メンピス      = エジプトの都市、メンフィス   モアブ       = 死海南東、エドムの上方にある国   ヤゼル       = 死海北北東にある都市   ヤハズ       = モアブ周辺。ネボ山の近くにあるエハズ   ヤワン       = ギリシア   ユダ        = ユダ(南)王国 BC587 バビロニアによって崩壊   ユフラテ川     = 主としてイラクを貫流する河川。   ヨルダン      = ヨルダン川   ライシ       = イスラエル北部、ヨルダン川の水源に位置する町   ラキシ       = ユダ王国南方の要塞都市   ラマ        = エルサレムから北へ10キロの都市   リンモン      = イスラエル北部の町、              アッスリヤがエルサレムを攻めるときに通過する   ルデ        = 現在のヨーロッパあたりに位置した古代国家   ルヒテ       = 死海南東東、モアブにある都市   レゼフ       = アッスリヤによって滅ぼされた古代都市   レバノン      = フェニキアの国、イスラエル王国に隣接し、地中海側に存在              した国   レビびと      = 十二支族の一つ、土地をもたず祭司の職をつかさどる
年表       【図をクリックすると拡大します】       【図をクリックすると拡大します】       【図をクリックすると拡大します】
人名   アハズ       = ユダ王国12代目の王   アブラハム     = イスラエルの先祖、一族を今のイスラエル地方へ入植させた              神の預言者。   インマヌエル    = 予言であたえられたキリストの名、「神われらとともいいま              す」という意味   ウジヤ       = ユダ王国10代目の王、アザリヤともいう   エッサイ      = ダビデの父、キリストの先祖   エフライム     = ヨセフの子、十二支族の長子権持つ   エリアキム     = 祭司ヒルキヤの息子で善人、キリストのひながたとして書か              れている   オレブ       = ギデオンによって打たれたミデアンびとの君オレブ、              オレブの岩は彼が処刑された場所   クロス       = イザヤが書き留めた主によって啓示された将来起こるバビロン              の王の名。このおかげでユダ王国は再建されることになる   サウル       = イスラエル最初の王   サルゴン      = アッスリヤの王   セナケリブ     = アッスリヤの王   セブナ       = ユダの役人の長、高慢邪悪で神から拒まれていた   ゼブルン      = 十二支族の一つ   ダビデ       = イスラエルを統一した王、キリストの先祖   ナフタリ      = 十二支族のひとつ   ヒゼキヤ      = ユダの第13代の王、神に使えた善王   ペガ        = イスラエル王国19代目の王   べヒルキヤ     = ユダ王国の祭司、エリヤキムの父   マナセ       = ヨセフの子、十二支族に数えられる   メロダグ・バラダン = バビロンの王   ヤコブ       = イスラエル12支族の親、イサクの息子   ヨタム       = ユダ王国11代目の王   ラブシャケ     = アッスリヤの王の使い。エルサレムの包囲を任されていた。   レヂン       = スリヤの王   レマリヤ      = イスラエル王国の王ペガの父
モルモン書への引用箇所   
タイムライン   前世   創造   洪水(リセット)   アブラハムの聖約   イスラエルの解放(モーセ)   イスラエル王国の成立と分裂   捕囚   帰還   イエス・キリストの降誕   大背教   回復(アメリカ大陸)   イスラエルの集合   末日   福千年・シオン   最後の戦い   裁き   日の栄え 散乱、背教、回復、集合の歴史   BC 931   南北王国分裂   BC 721   アッシリア捕囚           北王国滅亡、10部族、北方へ、行方知れずに         預言者 イザヤ   BC 612   アッシリア滅亡   BC 605-578 バビロン捕囚   BC 600   リーハイの家族、アメリカ大陸へ   BC 586   ユダ王国滅亡         バビロン王 ネブカネデザル         預言者 ダニエル、エレミヤ、エゼキエル         偶像崇拝、律法崇拝   BC 539   バビロン滅亡   BC 536   ユダヤ人の帰還         ペルシャ王 クロス         アラム語の使用   BC 515   神殿再建   BC 331   ギリシャの支配         ギリシャ王 アレキサンダー   BC 169   ハスモン家の反乱   BC 63   ローマの支配   AD 71   ローマによる滅亡         国を失う   AD 100   神殿消失   AD 421   アメリカ大陸 ニーファイ人の滅亡   AD 1830   キリストの教会の回復   将来    ユダの集合           町と神殿の再建           異邦人の侵攻           シロが戦う         10部族が集団で戻る           10部族の記録、聖書とモルモン書に合わさる           シオンにで、エフライムの手から祝福を受ける         各部族から12000人づつ宣教師が召される         預言者がエルサレムに派遣される 後退、復帰の観点から見た歴史   堕落(後退事象)     地球の状態 霊的な状態 → この世的な状態     自然災害     疾病     戦争     自分で作物を作らないと食べていけない     試練の場所となった   福千年(復帰事象)     地球の状態 この世的な状態 → 霊的な状態     災害、疾病、戦争の無い状態   散乱、背教(後退事象)     パレスチナ       BC721 アッスリア 北王国滅亡       BC588 バビロン  南王国滅亡       AD 71 ローマ   国家を失う       AD100 神権の消失(使徒はいなくなる)     アメリカ大陸       AD421 ニーファイ人滅亡   集合、回復(復帰事象)     14世紀 ルネッサンス     1450  グーテンベルク 活版印刷     1492  コロンブス   アメリカ大陸到達     1517  ルター     宗教改革     1642  ピューリタン革命     1776  アメリカ独立     1829  神権の回復     1830  教会の回復     1948  イスラエル国家の再建     現在  霊的なイスラエルの集合が進行中 項目別聖句   時系列     アブラハム     イサク     ヤコブ(イスラエル)     12部族     エジプトへ移住     出エジプト     ダビデ     ソロモン     イスラエルの背教       1ニーファイ20:1-8       2ニーファイ12:6-9       2ニーファイ13:16-24       2ニーファイ15:1-23     BC975 南北分裂       イスラエル王国(10部族)         スリヤと連合してユダ王国に侵攻           2ニーファイ17:1-8         BC721 アッシリアに捕囚 → 北方へ散乱           2ニーファイ20:5,6,16-19       ユダ王国(ユダ、ベニヤミン)         リーハイの民 → アメリカへ散乱         ミュレクの民 → アメリカへ散乱         BC588 バビロンに捕囚 → 散乱     バビロンの崩壊       2ニーファイ24:12-17       2ニーファイ23:19-22     ユダの地への帰還     イエス・キリストの降誕と生涯       2ニーファイ17:14,15       2ニーファイ19:6     AD71 ローマに滅ぼされる → 散乱     イスラエルの散乱       2ニーファイ8:17,18       2ニーファイ13:1-7       2ニーファイ14:1     大背教     福音の回復       2ニーファイ12:1-3       2ニーファイ20:22-23     1830 教会の回復     イスラエルの集合       1ニーファイ21:9-13       1ニーファイ21:18       2ニーファイ15:26-29       2ニーファイ21:10-12       2ニーファイ24:1,2     1948 イスラエル建国     再臨(イスラエルの勝利)     福千年       2ニーファイ12:4,5       2ニーファイ21:6-9       2ニーファイ22:1-6     裁き(悪人の滅び)       2ニーファイ12:10-21     日の栄え       2ニーファイ16:1-4   その他の項目     イザヤの子供       2ニーファイ17:3         シャル・ヤシュブ(すえは帰る)       2ニーファイ18:3,4         マヘル・シャラル・ハシ・バズ(急速な戦利品)     主の愛、力       1ニーファイ21:15       2ニーファイ20:13       2ニーファイ20:21       2ニーファイ22:1-6
末日の予言と起こるべき出来事   神の計画は崩れない       イザヤ14:26:27   ・イスラエルの集合       イザヤ61:1-3; 62   ・シオンのステークが広がる       イザヤ33:20   ・主が神殿に突如来られる       DC133:2   ・イスラエルという国ができる、また悪の連合軍が組織される   ・ハルマゲドン(ゴクとマゴクの戦い)       ゼカリヤ12:11   ・二本のオリブの木(二人の証人)が三年半働く       黙示11; イザヤ1:19-20; ゼカリヤ4:11-14   ・煙が立ち込め、太陽が暗くなり、月は血に変わり、星は落ちる       DC45:40-42; 29:14   ・史上最大の地震       黙示11:13; 16:18; エゼキエル38:19-20; ハガイ2:6-7   ・地表が平らになって、陸地が一つになる       DC133:21-24   ・新しい川がエルサレムから流れて死海が生き返る       ゼカリヤ14:8-9; ヨエル3:18; エゼキエル47:1-12   ・オリブ山が二つに避けてユダヤ人(イスラエル)がそこを通って逃げる       ゼカリヤ14:4-5   ・主が逃れたユダヤ人にお姿をお見せになる       ザカリヤ14:5; 12:9-10; 13:6; DC45:47-53   ・主が全人類にお姿をお見せになる       DC45:44; 101:23; マタイ24:30; イザヤ40:5; 黙示1:7   ・アダム・オンダイ・アーマン       DC116:1; ダニエル7:13-14; 22   ・新エルサレムに主が来られる       3Ne21:23-25; DC45:46-47   ・エノクの民が降りてくる       モーセ7:62-63   ・悪人が滅びる       DC29:15-21   ・サタンが縛られる   ・福千年が始まり、全ての人が復活する       ゼカリヤ14:6-7; イザヤ60:19-20   ・サタンが解かれて再び悪が広がる       DC29:22   ・最後のゴクとマゴクの大戦争でサタンとその仲間が追放される       イザヤ14   ・地球が死んで復活し、日の栄となる       DC29:23-25   ・最後の裁き       DC29:26-28
エドム(イドマヤ)   首都 ボズラ   ユダ王国の強敵(イザヤ書、エレミヤ書)   赤、地、地球が語源   アダム(人間)と同語源     アダムは土から作られた。禁断の実を食べ、赤い血が流れるようになった。     うまれながらの人(モーサヤ3:19)   赤=血=罪     一人で酒ぶねを踏んだ(DC45:47-56)。葡萄を踏むと体が赤くなる   地=ちり(元素)   地球=人の世   エドムから来た人は真っ赤な装いをしていた。   キリストは血を流し、贖いを一人で完成させた。
雑記 ニーファイはイザヤ書を自分自身に当てはめてみるように語った。 1ニーファイ19:23-24 「わたしは、預言者イザヤが記したことを彼らに読んで聞かせた。すべての聖文を自分た ちに当てはめて、それが自分たちの利益となり、知識となるようにするためであった。 イスラエルの家のすべての者に向けて書き記された預言者の言葉を聞いてください。 そして、その言葉を自分自身に当てはめてください。この預言者はそのように書き記して いるからです。」 イザヤ書は何について書いているかわかりにくい。 どんな時代のどんな事柄にも当てはまるように書いているので、 わざと焦点を当てないように書いている。 私たちの時代、私たちの事として読むべきである。 イザヤ書の難しいのは、口語訳(現代語)にできない。 複数の意味を含むヘブライ語の単語や訳すとき、 ある一つの意味で訳すと、他の箇所では違う意味で使われているので、 うまく訳せないことがある。 イザヤ書は他の聖典と違う。末日の人に向けて書かれている。 イザヤが書いていること   悪しきものへの滅びの警告   諸外国への神の言葉   歴史的な話   末日の予言   イスラエルの集合   福千年、シオン、キリストの来臨   教え、戒め、祈り 理解の鍵   歴史の知識   地理   文化   聖典の知識 理解のステップ   何を感じたか(うれしい話、悲しい話)   平行法   分からない言葉=キーワード 旧約聖書は物語と詩   預言は覚えやすいように詩にしている   平行法を用いている。リフレインは印象に残る。 イザヤ書では同じ話の中で、滅びと救いが頻繁に入れ替わる。 例)2章5節と6節 2章と4章はシオンのことが書いてある。3章は大破壊について。 福音書は冒頭でイザヤ書を引用している。 マタイ1:23   見よ、おとめがみごもって男の子を産むであろう。その名はインマヌエルと呼ばれる   であろう。これは、神われらと共にいますという意味である。 イザヤ7:14   見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる。 マルコ1:2-3   預言者イザヤの書に、「見よ、わたしは使をあなたの先につかわし、あなたの道を整   えさせるであろう。荒野で呼ばわる者の声がする、『主の道を備えよ、その道筋をま   っすぐにせよ』」と書いてある。 イザヤ40:3   呼ばわる者の声がする、「荒野に主の道を備え、さばくに、われわれの神のために、   大路をまっすぐにせよ。 イエス・キリストの時代、会堂で一番読まれているのがイザヤ書だった。 新約聖書には57回引用されている。 イザヤ書は神の救いの計画の計画書 神から出た言葉はその通りになる。 神の福音は全宇宙に匹敵するので、聖書の中に入り切れないが、イザヤ書にはそれができ る。多元性を用いている。(1つの言葉で多くのことを表す)読むたびに違う意味を発見 する。 フォークダンスのマイムマイムはイスラエルの民謡 マイムは「水」という意味。井戸を掘りあてたときの喜びの踊り。 イザヤ12:3   あなたがたは喜びをもって、救の井戸から水をくむ。 イザヤ書を読むことは戒めである。 イザヤ書は分かりにくいが、預言の霊がある人には分かりやすい。 イザヤ書は聖霊の力を使わないと読めない。 聖霊によって、この能力を身に着けられる。 なぜイエス様はイザヤの言葉を調べなさいといったのか。   イザヤの特別な才能を持っているので、イザヤに任せた。 なぜモルモン書にイザヤ書が入れられているか。   聖書とモルモン書の2つの書物にイザヤ書が書かれているのは、   異邦人に確実に正確なイザヤ書が渡るようにしたため。 イザヤ書入門ポイント ・目的を明確にする   ・モルモン書の目的は、神様の愛を知り、人々に分かち合うこと。    イザヤ書も同じ ・ランドマークを見つける   ・地図の特徴的な場所のこと。イザヤ書にも特徴的な場所がある。    6章、53章は意味は分かりやすい。    15-17章は読んでいてつまらない場所。など。    ランドマークを増やしていく。 ・同じものを見た人を探す。   ・イザヤの他に同じものを見た人がいる。ゼカリヤなど。    これらの著者はイザヤよりもわかりやすく書いている。 ・解説をしている人を探す。   ・ニーファイがイザヤ書を解説している。 ・預言者には5つの種類がいる。   ・統一イスラエルの預言者   ・北王国の預言者   ・南王国の預言者   ・バビロンにいた預言者 ダニエルなど   ・イスラエルに帰還後の預言者 ゼカリヤ、マラキなど ・3大預言書 エレミヤ、エゼキエル、イザヤ ・ゼカリヤ   ゼカリヤはイザヤと同じものを見た。   ・2章     エルサレムの姿が変わって、主の守りがあるので、城壁がいらなくなる。   ・4章     2本のオリブの木は黙示録に出てくる2人の預言者。   ・9章9節     イエスのエルサレムの入城   ・11章12節     ユダが裏切ったときに受け取った銀30シケル   ・12章11節     ハルマゲドンの戦い   ・13章6節     主がユダヤ人に現れるときに手足の傷を見せる。   ・14章4節     ユダヤ人が分かれたオリブ山を逃げる   ・14章8節     エルサレムから湧き出る水が死海と地中海に流れる。 ・エレミヤ   エレミヤはユダ王国が滅亡を見た。   北王国の滅亡をイザヤは見た。   南王国にほろびの警告した。 ・ミカ   ミカ4とイザヤ2と同じ内容が書かれている。   二人は同じ時代の人であるが、会ったことはない。   ミカは言葉の折り込みしていないので、イザヤよりは分かりやすい。   パウロとモロナイは場所と時代の違うが同じ言葉を使っている。   1コリント13とモロナイ7。ソースが同じなので。 ・ゼカリヤ   ゼカリヤ書1:1-6   ダリヨスはバビロンの王、バビロンに捕囚中のこと。   神殿が建ってないのにいい家に住んでいいのか。   捕囚から帰ってから神殿を建てるのに40年かかった。   神殿を建てている途中に神殿を建てることから忘れていった。   私たちは、この世の引力に負けていく。 ・エズラ   エズラは聖典に詳しい人。バビロンで王に仕えていた。   バビロンの王はエズラの帰還の求めに応じた。   帰還中の旅を断食して神に守りをもとめた。 ・ネヘミヤ   バビロンの王の給仕頭、王に信頼された人。   神殿は建てたが、町はボロボロのまま。   王にエルサレムの城壁を建て直すことを願い出た。   エルサレムには周辺から人が入っていたので、城壁の建設の邪魔をした。   城壁ができた200年後にイエス・キリストが生まれた。   その準備が必要だった。 ・ヨナ   列王記にもヨナの予言が載っている、イエスもヨナの言葉を使った。   ヨナは本来、神様に忠実な預言者。   ヨナはなぜ逃げたか。   ニネベはアッシリアの都市、つまり、敵国。   ヨナは救いがイスラエル以外の敵国にもたらされることに不満があった。   私たちが救いがたいと思う人がいたとしても、主はその人にも心をかけられる。 ・エゼキエル   3大預言者の一人(難解な預言書を残したということ)。   名前の由来「神は強い」。   バビロン捕囚のときに生まれた預言者。(約70年の捕囚期間)   預言者に召されるとき、天父とその周りに天使を見た。   エゼキエル3:17-21 ここで言う「死ぬ」とは、霊の死。(神から引き離されること) ・ダニエル   王の見た像の夢。石が像を壊し、大きくなり、広がった。   神の国が広がっていく。末日の教会のこと。 ・ヨブ   ヨブ14:14     復活はあるのか。     ヨブはあらゆる災難に苦しめられた。     ヨブは復活に希望を求めた。     希望は苦難を耐える力になる。   ヨブ19:25     贖い主はおられる。讃美歌「主は生けりと知る」の元。   人は耐えられる試練しか与えられない。   少しずつ試練のレベルが上がってくる。   不安や悩みが生じる原因は、情報の欠如。   勉強をして、聖霊からの情報があれば、希望を持てる。 ・マラキ   マラキ1:1-5   ヤコブ = イスラエル   エサウ = エドム(赤いもの)、イスラエルの南東、悪しき人 ・エステル   エステル4:14   バビロン捕囚時代、ユダヤ人は奴隷ではなかった。   王の妃がユダヤ人のエステルだった。   王の部下の一人がユダヤ人撲滅をもくろんだ。   モルデカイがエステルにユダヤ人撲滅をやめるよう王に頼むように言ったが、   王にむやみに近づくと処刑されるので、エステルは躊躇した。   モルデカイが言った言葉がこの聖句。   あなたがそのときのために準備された。   エステルは実行し、成功した。   エステル8:15-17 多くの人がユダヤ教に改宗した。   驚くべき業は自分の足元から起こる。 ・箴言   ことわざ   箴言1:7 主の存在を知ることが知識の初め ・詩編   34:17-19   正しいことをしているのに、災いがくるのは、神様から認められているということ。 イスラエル王国の王はエフライム族   エフライムが福音を回復する。   ヨセフが族長を継いだ、その後、エフライムが継いだ。   エフライム族とユダ族の確執   エフライムとユダが一つになるとき主が来られる。 死海文書   ほとんどがイザヤ書。現在の聖書とあまり変わらない。   聖書は書き換えられていることが多い。   イザヤ書は難しいので、敵は書き換えることを断念した。 福千年   福千年とシオンは聖典にはっきりと書かれていない。   聖書には黙示録にしか出てこない。   教義と聖約101章には、福千年について書かれている。   旧約聖書やモルモン書には直接的に書いてないが、   イザヤ書や1ニーファイ22:25-26で触れられている。   イザヤ書に書かれている箇所     11:6-9 肉食獣が草食になる。     12:1-6 新し歌をうたう。     32:1-8 キリストが治め、すべての悪行が明らかにされる。     33:17-22 国境がなくなる     35:1-2 さばくは豊かな土地になる。     35:5-7 病気、障害が無くなる。     54:1-3 異邦人がイスラエルの民より多い。     65:17-24 地球が復活した状態になる。   他の教会では、福千年が何のためにあるか、知られていない。   福千年は神殿の業を行うためにある。   福千年になると第一の復活が始まる。   聖約を受け入れた者から順番に、最終的には、すべての人が復活する。   すべての死者の儀式が千年の時間をかけて行われる。 イザヤ書に対する一般人の見解   1-35章、36-39章、40-66章の3つに分ける。   36-39章は物語になっている。   1-35章と40-66章は書き方が違うので、別の人が書いたと思われている。   長い年月が経てば文体も変わる。イザヤ書は何年もかけて書かれた。   44-46章はクロスの予言があり、イザヤが書いたはずがない、   クロスの時代の人が書いたと思っている。 キュロス王について   ヨセフスがキュロスについて記録を残している。   キュロス王がユダヤ人にあてた手紙では、   ユダヤ人にエルサレム帰還を認めたとある。   キュロス王が各地の総督にあてた手紙では、   ユダヤ人の神は真実の神だと述べている。   ユダヤ人の聖典にクロスの名が出てくると書いている。   イザヤ44:26-28;45:1-5,13のこと。 イザヤはイエス・キリストやジョセフ・スミスという名を残さなかった。 後の人々によって削られると分かっていたから。 クロスの名は捕囚後70年しかたっていないので削られる心配がなかった。 予任   救いの計画は前世で準備されている。   計画を遂行するために選ばれた人がいた。   末日の教会員は前世で選ばれた人である。   DC93:6-13     バプテスマのヨハネが記した記録がある。     まだ、あきらかになっていないが、この節はその言葉の引用である。   イエスは生まれたときは、忘却の幕を通してきたので、すべてを忘れていたが、   聖霊を通して記憶を取り戻した。   私たちも、前世の記憶を取り戻すことができる。   聖典、祝福師の祝福、教会、祈りなどを通じて。 モルモン書はなぜ必要か。   聖書には、失われていることがあったから、それを回復した。   3ne20:11-13,エテル4:16-17   イザヤ書と黙示録は、末日の教会員に向けて書かれている。   モルモン書はそれらを解くカギになっている。   神様の計画は初めからあったということを全世界に知らせるために、   イザヤ書と黙示録が、末日のずっと前にかかれた。 知る。主を迎える備え。   私たちは「知る」ということを勘違いしている。   言葉や文字で理解しただけでは、すぐ忘れてしまう。   レーマン、レミュエルは天使を見たが、悪いことにそまった。   心に刻みこまないといけない。   主を迎える備える準備は、地道な準備。正しい行いを積み重ねること。   将来、世界中で急増する改宗者を導けるように、今から準備をする。 霊の死と悔い改め   罪が霊の死をもたらす   教義と聖約82:2,7,14は、悔い改めても罪を繰り返す人への警告。   善い行いを続けてするようにしなければならない。   末日聖徒の家庭の中に生まれると、今の状態を良しとする傾向がある。   周りの人と同じことをしていると大丈夫と思っている人が多い。   自分の救いは自分の行いによる。家族や周りの人にはよらない。   神は正義を曲げないが、悔い改めるならば霊的に生きることができる。   神は私たちの霊の死を望んでいない。   悔い改めても許されたという喜びを感じない人がいる。   この人たちは、もう一段階上の悔い改めの意味を知るべき。   罪を記憶から消すことはできない。   しかし、それを思い出す暇さえない状態になるようにする。   バプテスマは、水と火。水で清める=元の清い状態に戻る。   清まると聖霊が働ける。   聖霊が火で精錬する=作り直す。新しく生まれる。   聖霊が何度も成長させる。   昔の罪を思い出す暇があるときは、聖霊の導きを受けていない。 3つのイスラエル ・土地のイスラエル。イスラエルの土地に住んでいる。 ・血統のイスラエル。アブラハムの子孫。 ・契約のイスラエル。異邦人。バプテスマを受けて聖約を交わした人。 サマリヤの女   ヨハネ4章   サマリヤは北王国の首都だったが、滅んだあと残った人はアッシリア人と混血した。   ユダの民はサマリヤ人を忌み嫌った。   キリストの持っている水と食べ物。   キリストの水を取り入れると、その人から水が湧き出る。   キリストの水 = 福音の第一原則   その人から湧き出る水 = 聖霊が教えること   キリストの食べ物 = 神の御心を行うこと 聖霊が教えること   真理   自分のすべきこと(予任されていること) 私たちは聖霊が教えてくれる範囲を限定してしまうことがある。 困ったときにどちらが正しいか教えてくれるだけでない。 あらゆる真理を教えてくれる。 私たちは何をすればいいか。   教会の責任を果たせばよいか。でも、解任されれば終わり   個人的な良い行いを続ける。他の人に良い影響を与えること。   朝起きたときに誰のために何ができるか考える。   自分のために怒ることほど無駄なことはない。   イライラしないで怒らない生活を心がける。   知らない親切が他のところに影響する。 ヤコブの手紙5:16-18 エリヤは同じ人間だったが、義人であったので祈りが聞き届けられた。 信仰生活はマラソン。 無理せず、自分のペースを保って、走り続ける。 イザヤ書には「その日」という言葉が46回でてくる。聖書最多。 次いで多いのは、ゼカリヤ書23回、エゼキエル書18回 イザヤは頑張っている人が迎える「その日(主の再臨)」の光景を見たので 感動が止まらなく、何度も「その日」を使っている。 例)イザヤ25:9; 26:1; 27:1,2,12,13など DC84:88 私たちは一人ではない。天使の働きがある。この世にいる人も天使。 自分の人生を振り返ると、天使に助けられたことがあるのが分かる。 回復から200年 アダムの時代から福音はある。 イスラエルの滅亡、キリスト教の大背教があったが、木は枯れていなかった。 ジョセフ・スミスは初めから準備されていた。

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