ニーファイ書
お気づきの人もいると思うが、『モルモン書』の目次を見ると、
ニーファイ第一書、ニーファイ第二書の次のニーファイ書は、
ニーファイ第三書、ニーファイ第四書ではなく、
第三ニーファイ、第四ニーファイになっている。
これは英語ではFirst Book of Nephi, Second Book of Nephi,
Third Nephi, Fourth Nephi となっているので、それを直訳した結果である。
では、このような一見、不統一なことはなぜ起こったのか。
『モルモン書』全体ではニーファイという人は4人でてくる。
1人目はリーハイの息子のニーファイである。
これは『モルモン書』の初めの方に出てくるニーファイである。
彼はニーファイ第一書、ニーファイ第二書を書いた。
2人目はヒラマンの息子のニーファイで、
「ヒラマン書」に出てくる預言者、宣教師である。
3人目はヒラマンの孫で、ニーファイの息子のニーファイである。
復活されたイエス・キリストに選ばれた弟子である。
彼は第三ニーファイのもとになる記録を書いた。
(第三ニーファイ自体はモルモンが書いた)
4人目はイエス・キリストの弟子のニーファイの息子のニーファイである。
彼は第四ニーファイのもとになる記録を書いた。
目次には、第三ニーファイ、第四ニーファイには「書」という言葉は出てこないが、
第三ニーファイの正式なタイトルを見ると、「第三ニーファイ、ニーファイの書」となっている。
これは、「3人目のニーファイのニーファイ書」という意味である。
これをニーファイ第三書としてしまうと、
「1人目のニーファイの3番目の書」という意味になるからである。
第四ニーファイも同様である。
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