オークス長老の証 |
ブリガム・ヤング大学の学長をしていたころ、私は大学の執務室で、自分のサ インを待つばかりの1枚の書類に目を通していました。その書類の内容につい て、私は連日少なくとも10回以上は何かをしてきました。私がその書類にサ インをすれば、大学は必然的に私たちが選択したある一定の事柄を履行するよ う求められることになっていました。しかし、サインをしようとしたとき、非 常に消極的な思いと不安を感じ、私はそれを保留事項とし、もう一度洗い直す ように依頼しました。数日の内に、それまで分からなかった問題点が明らかに なってきました。もし既定の方針通りに事を進めていたら、大学は将来非常に 厄介な問題を抱え込んでしまうところだったのです。 (教会機関紙「聖徒の道」より引用) |