ロレンゾ・スノー大管長の証

スノー大管長の孫娘であるアリー・ヤング・ポンドの証言

ソルトレーク神殿にいる祖父を尋ねたある晩のことです。門衛はすでに帰り、
夜警はまだ来ていませんでした。そこで祖父は私を正面入り口に連れて行こう
といって、歩き始めました。そしてロッカーから鍵の束を取り出しました。祖
父の部屋を出て、日の栄えの部屋に通じる広い廊下を歩いていた時のことでし
た。私はその時祖父の数歩前を歩いていました。ちょうどその時祖父は私を止
めてこう言いました。「ちょっとお待ち、アリー。お前に話したいことがある。
ウッドラフ大管長が亡くなられた時、主イエス・キリストが私にみ姿を現され
たのは、ちょうどこの場所だったんだよ。主は私に、これまでのように新たな
大管長会を組織するのを引き伸ばさないように命じられた。そこで私は、ウッ
ドラフ大管長の後を引き継いだと言うわけだ。」それから祖父は私の方へ一歩
歩み寄ると、左手を伸ばしてこう言いました。「主はちょうどここに立ってお
られたんだよ。床から3フィート(約1メートル)位の所だった。純金の台座
に立っておられるようだった。」祖父は救い主がどれほど栄光に満ちた御方で
あるか説明してくれました。また、救い主の御手、御足、表情、それに美しい
白衣などについてこもかく説明し、それが皆非常な白さと輝きとに満ちていた
ため、救い主をまともに見ることができないほどだったそうです。それから、
祖父は私の方にもう一歩近づくと、右手を私の頭に置いてこう言いました。
「アリー。決して忘れないでおくれ。これがおまえのおじいさんの証だ。おじ
いさんは神殿のこの場所で救い主と実際に会って、救い主と顔と顔を合わせて
話しをしたんだよ。」

(インスティトゥート生徒用資料「歴代大管長」より引用)

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