3月3日に手術!?(腰椎椎間板ヘルニア闘病記−その1)
H13.3.10
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・・・・・Tさん、手術の日程決まったからね。3月3日、木曜日ね・・・・・
ええっ? 先生、本当ですか? 「3月3日」・・・雛祭りの日に手術するんですか? そんな〜。。。

Tさんとは旧姓の私のこと、手術とは“腰椎椎間板ヘルニアの除去手術”のこと。
それは今から1@年前、私が25歳の時・・・その頃はガリと呼ばれるくらい細かった。。。w。

・・・・・・・・・・

その日はある大事な日で、前日から家族で京都のH川会館に宿泊していました。
うつ伏せで寝ていた私は、けたたましい目覚まし時計の音にビックリして飛び起きました。
その時、思いっきり上体を反ってしまったのです。
イテテ・・・とは思ったものの、まだそれほど大変な状態ではありませんでした。
何故ならその日、私はお気に入りの京友禅の振り袖を着てたからなんです。
どうやら着物の帯がコルセットの役目を果たしていたようで。。。。

その日とは・・・中東のイラクへ1年半、海外赴任することになった今のダンナとの婚約の日。
1年半も待ってるかどうかわかんないよ・・・なんて脅して(笑)、取り敢えず約束だけでも
・・・・・私にもこんな頃があったのよね、ははは・・・・・
お互いの身内だけで顔見せの食事会をして・・・ではヨロシク。
着物を脱いで洋服に着替え、帰りの新幹線の時間まで二人でデート・・・
ところが、何だか左足の後ろの筋が痛くて、とても歩いていられない。
急遽、ダンナの実家に泊めて貰うことになりました・・・いきなり将来のヨメとして減点1、いや減点5だ。

翌日、京都市内の整形外科で見て貰ったら
・・・レントゲンを撮っていないのではっきりとは言えませんが、おそらくその症状からヘルニアでしょう・・・
ガーーーーーーーン!!

大学時代から、座骨神経痛の気はあったのです。
座っていても左腿の後ろに突っ張ったような痛さがあり、車に長時間乗っているのが辛い事も・・・。
素人的考えかもしれないけど、おそらく高校時代の剣道部でのトレーニングに問題があったと思う。
当時は腹筋を鍛えるのに両膝を立てるということをしなかった。
ひたすら仰向けで真っ直ぐな状態から足首を持ってもらって上体を起こす・・・
回数が多くなるにしたがって腰が浮き、腹筋を鍛えるより腰にダメージを与え続けていたようなもの。
おまけに負けん気だけは人一倍強いから根性丸出しで回数を重ねてたような、、、、、w。

京都で診察してもらって、午後の新幹線に乗り、3人がけの席に横になって帰京。
翌日、なんとかそろりそろりと歩きながら東京の製薬会社に出勤して話したら、
昔、営業だった人が「じゃあ、今からT病院へ行こう!」と言って下さって・・・
T病院の整形外科は自分が担当だったから先生を紹介してあげよう!・・・うっ、いい人だ。。
港区の官庁街にあるT病院は今は立派に建て変わっていますが、その頃は・・・・

“腰椎椎間板ヘルニア”かどうかの診断には型どおりのものがあります。
@仰向けに寝て片足ずつ上げるラセグーテスト、A真っ直ぐ立った状態から身体を折り曲げる体前屈
Bかっけの時に膝を叩くゴムの金槌でアキレス腱を叩いて足首の反応をみる腱反射
足は30p上げただけで痛いし、体前屈は手が腿のあたりまでしかいかない。
(体力測定では21p!・・床に掌がつくのよ、アタシ・・・単に座高が高いだけという噂も・・)
アキレス腱をポンッと叩いても足首から下がピョンと反応しない。
どれをとっても私の症状は“腰椎椎間板ヘルニア”のものでした。
この時レントゲンを撮ったかどうか記憶にないけど、一般的なレントゲンだけではわかりません。
飛び出した組織は造影剤を入れないとレントゲンには映らないから。
でもL5とS1(第5腰椎と第1仙骨)の間が狭くなっているのでたぶんここだろうとのこと。

背骨は首からお尻まで幾つかに分かれていて、上から頸椎、胸椎、腰椎といいます。
その間に骨と骨を繋ぐクッションとなる繊維質の筋肉があり、これを椎間板といいます。
その中から髄核というゼラチン質のものが何かの衝撃で飛び出し、
飛び出した所にある神経を圧迫する。
・・・これを椎間板ヘルニアと呼びます。ヘルニアとは一般に飛び出るということ。

初診のその日、コルセットを作るからと言われ、採寸することになりました。
簡易ベルトのような物でなく、前にも後ろにも金具があって紐で締め上げるちゃんとしたコルセットです。
あとは痛み止めの鎮痛剤を貰って帰りましたが、実は自社の薬ながら強すぎて食欲が落ちるため
先生、強すぎるので変えてください・・・と後日言ったアホな社員。(結局副作用の少ない坐薬に変更)
痛い箇所にホカ@ンを貼ってしばらく通勤&通院したものの、
JR神田駅から日本橋の会社までの通勤途中で痛くて何度か立ち止まることもしばしば・・・・
腰痛には座っている姿勢が一番辛く、床に座って椅子を抱え込んで仕事をしたことも・・・
回りの人には大袈裟に見えたことでしょうね。でも痛いのよ!

結局、手術するかどうかわからないけれど一応入院することになりました。
ただ、すぐにはベッドがあいてないので、暫く待たなければなりません。
そうこうするうちに、将来のダンナ様がイラクへ旅立つ日がやって来ました・・・・。
成田まで見送りに行ったものの、その時の写真の私はとても冴えない顔をしてます。
なになに? 痛いからだけじゃないだろうって?・・・(爆!爆!)

(入院編へ続く)

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