平成14年10月26日(土)・・・鶴川にある旧・白洲邸「武相荘」へ行ってきました。
その日は 朝から小雨の降る肌寒い日でしたが
駅に着いた頃には 傘をさすほどでもなく 徒歩で向かいました。
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邸内には 初冬を感じさせる 冷たく澄んだ空気が漂い
美しい日本の自然を愛しつつ
他に惑わされることなく つねに己の心眼でモノを見ようとした
白洲女史の 凛とした魂を 感じたような気がします。
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門脇に置いてある
郵便物と新聞入れ
ユーモラスな表情が
訪れる者を
ホッとさせてくれます

門を入ってすぐ右手ある
蔵を改造した第2ギャラリー
階段上から玄関先を臨む
同じく第2ギャラリー
階段上のランプ
カボチャのような形が
コロンとして愛らしい

ショップになっている蔵の
入口に吊されていました
吊り燭台なのでしょうか?
「可愛いよ♪」と言って
撮ってあげました(笑)
同じくショップ入口の脇に
置いてあった鉢物?盆栽?
チョコンと佇んでおり
これも「可愛いよ♪」と言って
撮ってあげました(笑)

<ノノサマとホトトギス>
邸内には所々に
こうした石仏や石塔があります
みんな近江のモノなのでしょうか?


山茶花がチラホラと
咲き出してました。


            
建物の出口になってる
テラス脇に咲いていた
     ホトトギスです
  とっても元気でした

お庭にあった三重の石塔
下には寄り添う夫婦の道祖神?
写真を撮ったあと
「ありがとうございました」
と手を合わせて拝みました

玄関脇にある
大きな常滑焼の壺
花は変わっているが
壺と灯りは以前のまま
…が、敷石は違うぞ
立派な竹藪もあります
春には竹の子掘りが
できるのかな?


母屋の縁側
左端には加藤静允さんの
美しい白磁の壺がありました

               
       縁側の庭先には
   白侘助の大きな木が…
  蕾をたくさんつけてました

これより鈴鹿峠
…なワケはないですよね 
この道標は西国巡礼をされた時にでも
手に入れられたのでしょうか?
でも なぜ鈴鹿峠なのか・・・
「西行」が世をのがれて伊勢へ行くとき こう歌ってるそうです

鈴鹿山うき世をよそにふり捨てて
          いかになりゆくわが身なるらん


やはり白洲邸にはこの「鈴鹿峠」の石標が必要だったのでしょう
今となっては白洲邸こそ「かくれ里」…ですよね。