環境
なんでもかんでも環境という言葉でまとめてしまうのには抵抗があるのですが、とはいえ他に良い表現が無いのでやっぱり環境といってしまいます。SWT/JFaceを使ったプログラムを作成するためにも、環境を用意する必要があります。
普通の人はEclipseを使うでしょうから(と言い切って良いのか?)、plug-inディレクトリの下から必要なjarファイルを取ってきます。SWT/JFaceを使うために必要なものは、以下です(Windows環境の場合)。
- org.eclipse.swt.win32_3.0.0/ws/win32/swt.jar
- org.eclipse.jface_3.0.0/jface.jar
- org.eclipse.pde.runtime_3.0.0/runtime.jar
- org.eclipse.osgi_3.0.0/osgi.jar
ちなみにこれはEclipse 3.0の環境の場合でこれ以前のEclipseの場合必要になるjarが少し違うようです(参考文献「Eclipse Workbench以外でのEclipse GUIの使用 第1回: スタンドアロン・モードでJFaceおよびSWTを使用する」)。
例えば2.1.2の場合は、
- org.eclipse.swt.win32_2.1.2/ws/win32/swt.jar
- org.eclipse.jface_2.1.1/jface.jar
- org.eclipse.core.runtime_2.1.1/runtime.jar
- org.eclipse.core.boot_2.1.2/boot.jar
- org.eclipse.ui.workbench_2.1.1/workbench.jar
を使います。
これ以外にプラットフォーム毎に必要なライブラリがあります。Windowsならdllファイル(org.eclipse.swt.win32_3.0.0/os/win32/x86/swt-win32-3062.dll)、SolarisやLinuxならshared libraryファイルです。実行時に、JavaVMの引数に
-Djava.library.path=DLLのパス
のように指定してください。
なおJFaceは使わずにSWTだけでプログラムを作る場合は、eclipse.orgからSWTのjarとライブラリだけを取ってくることも出来ます。