仕事による過労で 入院している彼のため、 「あなたを忘れたことは 一日もありません。」と 手紙を書いて 同意の捺印を得るために 社内に回覧したが 誰もはんこを 押さなかった。
彼の人生で最後の ハードな出来事は、 彼がトイレに行っている間に 捺印欄が空欄のままの手紙を ベッドの上にポイとのせて 同僚が帰ってしまった ことだった。