はしらのはなし・37番
もう昔のことですからはっきりとは覚えていないのですけれども、私たちモノレールができたばかりの頃は、私37番の足下の白い「ミニはしら」の群れなんてなかったはずです。 自転車や歩きの人たちが、「ミニはしら」の間をちょっと邪魔そうにすり抜けてゆきます。
府中街道を走る車の数がどんどん増えた頃と、この「ミニはしら」群が設置されたのは同じ頃だと思うのです。 何も印がないと、あいまいに広い空間ができてしまって、たちまち無法な駐車場のようになってしまうことを懸念しているのでしょうか。 なんだか私たち「モノレールのはしら」と違い、「ミニはしら」たちは向きも気持ちもバラバラに見えて仕方ありません。
(2006年 12月/記)