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湘南軌道を歩く  秦野側へ(その1)

 二宮駅方面を再訪したのだから、まだ訪れていない秦野駅方面も行こう!ということになり、後日訪れました。

 湘南軌道の痕跡は皆無といってよいくらいですが、資料からわかるところを歩きました。いくらかの区間はそのまま道路になっています。
 天気が良くて、室川・水無川を湘南軌道が渡っていた車窓から見て西側には真っ白な富士山、そして秦野の中心部へと向かう正面には大山がくっきりと見えました。
 大山参りのために二宮駅から乗ってきた、当時の乗客たちの見た風景を、やっとつかまえたという気持ちになりました。(2004.3月/2005.3月再訪)

 ※『秦野の近代交通』(秦野市教育研究所)には、軌道があった時代の写真や、昭和50/60年代の、まだいくらか残っていた橋脚跡などの写真がたくさん載っています。ご興味のある方は、図書館で探してみてください。

ここは、最初の時にも歩いた場所、養泉院の前。右手が秦野方面、左手を上ってゆくと小田急線の高架をくぐる。

室川から富士山を臨む。昭和60年頃には軌道の橋脚の残骸があったようですが、現在はなにもありません。