ゲームレビュー/同人ソフト



THE QUEEN OF HEART '99
評価 ★★★★★
ジャンル 2D格闘
感想 説明不要の同人2D格ゲー大作。この作品のおかげで同人ソフトのイメージが一変し、一躍注目をあびるようになった。同人ソフト界への貢献度大。
初期からキャラクタ等が追加され最終的には34人にまでふくれあがっている。コマンドはほとんどのキャラが同じにも関わらず、キャラの原作のイメージに合わせた技や動き(もち通常技や判定も違うが)になっているため、ボリュームのデカさが際立っている。BGMも各キャラ用に揃っているのが驚き。また、4人対戦や通信対戦(非サポートだけど)と、大抵のことはやっている。 投げ・当て身・タメ系といったキャラがいないため、必然的に小技を「繋いで→浮かして→拾って」のいわゆる連打パターンになってしまうのが唯一の難点といった所か。


SisterPrincess1・2・3!
評価 ★★☆☆☆
ジャンル タイピングソフト
感想 シスプリキャラ3人が登場するタイピングソフト。それぞれの娘に3つのノルマが設定されており、全てを達成するとHシーンが見れるというモノ。ミスタッチ入力回数の制限で引っ掛かりやすいが、それ以外は普通レベルでクリア出来る。
入力形式はローマ字入力オンリーで全パターンは網羅されていないので、まずは入力設定(例えば小文字の「ぁ」を「la」「xa」のどちらで入力するか等)をしっかりと行わないとミス連発してしまう。そこが攻略の一番のポイントだったりする。
また、ワード入力に制限時間があり、文字の長さに応じて制限時間が変わるというのは他系列と同じだが、コンボ回数によって極端に短くなるので、気をつけていないといつの間にかタイムオーバーで次の単語入力になっている場合がよくある。
会話シーンの文字が独自の崩した文字を使っているため、読み難いのが痛いところ。


シスっぷり 天国の扉
評価 ★★☆☆☆
ジャンル アクションパズル
感想 ステージクリアするごとにCGが見れるという典型的なタイプで、ゲームの内容は「ドアドア」です。
残機はないもののコンティニューは無限で、コンティニューによるデメリットはなし。最初、主人公がジャンプ出来るというのに気付かずに手惑いましたが、難易度自体は低くて誰でもクリア出来るレベルです。各ステージを一定得点以上でクリアすると、CGに汁が追加されるというオマケ付き。CGの出来は良い。
ゲームの元となっている作品自体が昔の作品のため、あまり面白いというものがなく飽きが早いというのが残念。


しすぱに
評価 ★★★☆☆
ジャンル アクションパズル
感想 背景のイラストがシスプリCGのクイックスです。一定領域以上を囲めばクリアという基本は同じですが、全画面の一定領域以上ではなく、女の子のシルエットの部分に対して一定以上ということなので、実質的に囲む領域はかなり少なく、また線を結んだ時点で囲まれたと判定される領域が面積の小さい方ではなく、ボスキャラのいない領域になるため、袋小路をいくつか作っておびき出せばムチャクチャ簡単です。
制限時間もなければ、ステージ開始時に自機のストックが元に戻るので攻略はサクサクできます。そのためステージが9つだけではいささか物足りなさが感じられました。


実用新案2nd
評価 ★☆☆☆☆
ジャンル ノベルズ
感想 KanonのキャラクターのCGとアニメをノベルズ風にしてあります。しかし、CG集というには枚数が少な過ぎで、Hアニメも全部で3パターンでアニメ自体の出来もイマイチ。1アニメで5カットしか使用していないというのが出来に影響しています。満足度、実用度ともに低いです。


実用新案ちょびっと
評価 ★★☆☆☆
ジャンル ノベルズ
感想 ちょびっツのキャラクターのCGとアニメをノベルズ風にしてあります。セリフやHの反応などをカスタマイズ出来るようになっていますが、Hアニメ自身には変化はありません。
Hのために何回か会話をしなくてはいけないようになっていますが、まずまずのパターンがあるので全Hを見るまででしたら、それほど同じセリフが出てくるわけでもないので楽しめます。ちぃからの質問で入力した内容があまり会話に生かされていないのが残念です。アニメもフル画面なのはいいですが、やはりパターンが少ないのが痛いです。前作よりはシーン数が増えているのでお得感はあります。


じゃみんぐ☆らんぶる
評価 ★★★★☆
ジャンル ADV
感想 告白して振られた先輩に未練を捨てきれず、なんとか近づくために生徒会選挙を戦っていく主人公とその仲間たちの話。
放課後の作戦会議で主人公をなんとか対抗相手に勝たせようとアイデアを出すのだが、最初から相手との差がありすぎるので、相手の悪い噂を流したりする妨害活動主体。結果は全てランダムだけど、相手側はメンバーに対しての妨害しかしてこないので、細かなセーブ&ロードの繰り返しでなんとかなるレベル。活動の種類も少なく、メインヒロイン攻略時以外は意味をなさないというのがなんとも。
10人が攻略対象で、そのうち半分のキャラにはエンディングはないものの、全員にHアニメがある。1キャラ1シーン(微妙にベッドの上で呼吸して動いているのもあるが除外)しかないものの、CG&アニメともにレベルは高め。半分がフィニッシュ時にフェードアウトするだけだが、実用性はそこそこ。
シナリオは、ややメインヒロインの最後の展開が急すぎるという感はあるが、全体的にきれいにまとまっている。エンディングのないキャラも、そこそこ魅力的に作られている。ただ、メインとなる選挙活動の部分が上手く生かしきれてないのが残念だったところである。


しょくしゅま~じゃん
評価 ★★☆☆☆
ジャンル 麻雀
感想 2人打ち形式の麻雀ゲーム。あからさまなイカサマ技や、牌勢などはない普通の麻雀です。
対戦相手は5人の中から選択して麻雀を行い、相手をハコにするか、半荘終了時に得点が上回っていれば、Hシーン突入。これを各人2回繰り返せばクリアとなります。
コンティニューは回数制限なしで、シーンへの影響もないので、やってればいつかはクリア出来ますし、代打ち機能が搭載されているので、麻雀を知らなくてもOKという親切さです。
Hシーンは声ありで、CG自体も有名原画家さんが担当しているのでレベルは高いです。ただし、タイトル通り、女の子全員を相手するのは触手なので、触手嫌いの方は残念ながら遊んではいけません。
麻雀自体に問題がごく一部ですが存在するのが少々気になりました(リーチ宣言牌がチー・ポンされてもその捨て牌でロンなら一発が付く、ドラをカンして和了ってもドラ4でなくドラ3として判定される、など)。マニュアルには記載されてませんが、ツモ和了だと支払う点数は4人麻雀時の点数と同じなので、互いが2万点持ちなのに、進めているうちに相手と自分の合計が4万点を超えます(最初、何事かと思いました)。


新入生
評価 ★★★☆☆
ジャンル アドベンチャー
感想 アニメーションを使ったアドベンチャーです。通常の立ち絵がバストアップになっている分、かなりの大きさで動きも滑らかです。アドベンチャーとしてのボリュームが薄いせいもあって、攻略自体は簡単ですぐ終わります。後半の選択肢のみでシナリオが決定するのもここの作品の特徴です。
アニメーション自体はよく出来ています。この系列としては同人のせいかモザイクが薄くて、何をやってるのかがわかりやすいという利点もあります。もう少し量があると良かったかも知れませんが、そこそこHでした。


THROW
評価 ★★★☆☆
ジャンル アクション
感想 雪合戦という珍しいタイプのアクションです。しかも、元ネタのゲームがまだ発売されていない(発売されるかどうかすら不明)ゲームというのも笑わせてくれます。
雪玉を作るボタンで3段階まで大きくすることが出来、大きい玉ほど与えるダメージは大きくなります。また、雪玉を投げる際も、溜め打ちショット形式なので、ボタンを長く押しているほど、スピードと威力が増します。この際、ボタンを一定以上押し続けると、必殺技を出すことが出来、さらにもう一段階押し続けると、さらに威力のある必殺技が出せるますが、キャラによって必殺技や溜め時間の長さは異なるので、うまく通常玉と使い分けて出していくことになります。
COM戦だけで見れば、雪玉は1段階のもので2段階溜めての必殺技連発で問題なく勝てるのですが、対戦となると色々な戦略が必要になります。いかに相手の必殺技を封じるかが勝負になるので、溜めの長いキャラ(旭など)はダッシュを駆使して小玉を当ててゲージを潰すのが常套策戦になります。障害物のあるステージでは、玉の軌道が特殊な澄乃がメチャ有利です(隠しキャラを除いてですが)。
1プレイ自体がすぐに終わりますし、それなりに楽しめると思います。本編は出るかどうかはわからないですけどね。


センチメンタルシューティング
評価 ★★★★★
ジャンル シューティング
感想 ゲームは縦スクロールタイプのシューティングなのですが、背景の女の子の服を破壊していくというアイデアがものすごく良くて、ついついハマってしまいました。1面は2ステージ構成となっていて、1ステージ目で下着以外の服を全て破壊出来たら2ステージ目で下着を破壊することが出来るようになっています。ただ単に破壊するだけではなく、ちゃんと敵も出てきますのでやっつけなくてはいけません。1ステージはザコだけですが、2ステージ目はボスとの対戦です。しかも、ボスを倒してしまうとクリアになってしまうので、それまでに服を破壊しておかないといけないというのが、単調になるのを上手い具合に防いでいます。
女の子はタイトル通りに「センチメンタルグラフティ」に登場する12人全員が登場します。似てるか似てないかという言い方をするならば、キャラによっては似てない娘もいるかなってところですが、雰囲気は十分に伝わっていると思います。シューティングの背景となっているため、色数も256色レベルですがその分サイズは大きいです。H度はそんなに高くはありませんが、えみりゅんの貧乳はグッド!
十分にゲームとして遊べるソフトなので、安心してオススメ出来ると思います。


1600マイルの絆
評価 ★★★☆☆
ジャンル リズムゲーム
感想 BGMに合わせてキーを叩くリズムゲームです。システムはビートマニアと同じですが、使用するキーは5つだけなのでやや簡単。獲得点数が上がるほど背景のCGがよりHっぽくなっていくというのが、いかにも同人ソフトならでは。
CCさくらの2次創作物なので、H対象は皆その登場人物。ストーリーもちゃんと作られている上に、ほとんどのキャラがフルボイスでオリジナル主題歌付き。
ただ、BGMの出来はかなり良いのに曲数が少ない(3ステージしかない)のが非常に残念。同時キー入力の判定がちょっとおかしいと感じることがあったり、プレイの最初にテンポの調整が必要だったりするのももったいない。ぜひとも、それらを改良した続編を出して欲しい。