基本的に自分用メモの延長であり、個人が趣味で書いたものです。また、書いた時代によって中の人の知識や習熟度が異なるため情報の精度にはバラつきがあります。
また、神話の解釈が題材なので、絶対の答えというものはありません。新たな発見や研究によって年々書き換わる部分も存在します。
英語、フランス語、イタリア語、などのつづりについては、そのとき手に入れられた資料に依存します。後述する「名前のカナ表記について」に書いたような事情から、日本語のカナ表記がブレるのと同じ事情が外国語の場合にも存在します。(※かつてGoogleのような検索エンジンがなかった時代に索引用につけていました。現在であれば、各国語の綴りはインターネットがあれば簡単に調べられるものかと思います。)
まともに研究すれば、一柱で一冊本が書けちゃうような内容ですので、気に入ったところ、自分の印象に残ってるところだけ出しています。随時更新なので、今後、付け足すこともあると思いますが、決して「すべて」を掲載できるワケではありません。
エジプト神話は果てしなく広大です。残りの部分は自分で調べてください。
一般的な説でないと思われるものや、そこらへんの本に載ってない内容をポソっと載せてたりしますので、かなりキケンな代物です。ときどき中身の間違いを書き直していたりするので、内容を紹介する際は、「転載」ではなく各ページへの直リンクにてお願いします。
そこらの人が書いてるぶん、アバウトです。なんかアヤシイと思ったら信用していただかないほうがむしろ吉かもしれません。「あれ? ここ、これであってんの?」というような疑問、内容についての誤り、誤字・脱字、リンクミス等は、メールかサイトTOPの掲示板ご連絡を。
古代エジプトの資料(ヒエログリフ・ヒエラティック)から再現した音と、ギリシア語の資料から再現した音の違いです。
ただしエジプト王国が繁栄していた時代、ギリシャ文明はまだ存在しておらず、エジプトが衰退期に入ってギリシャと交じり合うようになったので、異国での呼び名というよりもエジプト王朝晩期、ギリシャ的な文化と交じり合うようになった時代の発音と言ったほうがいいかもしれません。
称号とは、いわゆる「エピセット(形容辞)」のことです。肩書きと言うべきかもしれませんが、単なる「別名」であるものや、普段カナ書きの名前を「日本語に直しただけ」のものも混在していて、どこまでがエピセットの範囲なのか分からなかったので、ひとまず「称号」という呼び方で統一してあります。
その神様を図で表す場合に特徴的な色です。「だいたいいつも、この色が添えられている」という意味での所有色です。
ある神様が、ある神様の一部である、というふうに、発祥は異なるが属性の似ている神様を同一なものと見なす解釈方法です。大抵の場合、マイナーな神様が有名な神様に吸収合併を食らいます。
日本で出版されているエジプト本は、英語からの日本語訳、フランス語からの日本語訳、イタリア語からの日本語訳、などが見られます。元が何処の国の言葉かによって、神々の名前の綴りは異なります。
たとえばアメン神は、英語の本ではAmen(アメン)、フランス語の本ではアモン(Amon)と、なっています。
これは、「アメン」や「アムン」がフランス人には読みにくいため、フランス語の本では、読む人に発音し易い音に変えたためだそうです。
古代エジプトの歴史は長く、その間に何度も大きな時代変遷がありました。そのため、時代ごとに少しずつ、言葉が変化しています。
日本語でも、たった数百年前の江戸時代の言葉と現代の言葉はかなり違いますよね。
たとえば、紀元前3000年の石碑に「オシリス」を意味する文字があったとして、紀元後100年のパピルス文書にも「オシリス」という文字があったとします。3000年以上も違うのに、果たして、その単語は全く同じ発音でしょうか…?
古代エジプトの歴史は、大きく分けて「古王国時代」「中王国時代」「新王国時代」「それ以降(末期王朝)」となっており、それぞれの時代で、かなり言葉の体系が違っていたことが予想されています。ですので、どの時代を想定して発音を決めるかでも、カナ表記はバラけてきます。
古代人が、その時代に、どのような発音をしていたかの完全な復元は、不可能です。「たぶん、過去にこう読んだ」と、いう推測をしているのですが、その説が、何通りか存在することもあります。
そして、そもそもの話、何千年も前の発音なので、どの説が正しいのかは証明不可能なのです。
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