ヘジュ・ウル Hedj-wer
古代名:ヘジュ・ウル、ヘジ・ウェル/ギリシア名:-/別称・別綴り:-
性別:男性
――――銀のたてがみ持つ月の知恵神
主な称号
白く輝くもの、五人のうちもっとも偉大なるもの
主な信仰
ヘジュが「銀」、ウルが「偉大な」を意味する。マントヒヒの姿をとる太古の知恵神だ。
マントヒヒのオスは、たてがみが頭から顔を覆うように銀色に輝き、頭からすっぽりと銀のマントを被ったようになる。この神の名も、そこから来たと思われる。
エジプトで知恵神といえばトト神が有名だが、こちらは、トト信仰がエジプト全土に広まる以前に上エジプトで信仰されていた、太古の知恵神であるらしい。サルが知恵の神というのはもちろん、動物の中でも知恵があり、手先が器用だからだろう。
今は名前の残っていない五柱の神様ユニットのリーダーであり、ヘルモポリスの元々の守護神。
現在トトのものとされている神話のいくつかは、もともとヘジュ・ウルが持っていたものと考えられる。
ヘジュ・ウルの姿は、ヘルモポリス神殿に今も残る狒々像や、死者の書においては、魂をはかる天秤の上に乗る狒々として見ることが出来る。(そのどちらも、"トト"という名で呼ばれはするが)
銀が月の色であることからも分かるように、トトと同じく、月神である。
神話
・
聖域
ヘルモポリス、アビドス
DATA
・所有色―白
・所有元素―水、土
・参加ユニット―名前不明の五柱神ユニット
・同一化―
・神聖動物―狒々
・装備品―月
【Index】