主な称号
主な信仰
人間の本質を構成するものの一つ。
古代エジプトの宗教概念上、人間という存在は、「肉体」と「影」のほかに「バー」「カー」「アク」の霊魂3つによって成り立っているとされ、その中でも「死者の書」などに頻繁に登場する存在が、この「バー」である。人間の顔を持つ鳥の姿で表される。日本語では一般的に「魂」と翻訳される。これ自体が神というよりは、宗教上の重要な概念と言ったほうが正しいかもしれない。
バーは人も神も同様に持っているもので、肉体を離れ、様々な形態を取ることが可能な状態を指す。死後、肉体を離れたバーは死後の世界から定期的にミイラ化された肉体へと戻り、墓に備えられた供物を受け取るという。そのための魂の出入り口が、墓に儲けられた「偽扉」という絵だけの扉である。
ちなみに、人間の場合は通常は死ななければこの状態にはなれないが、現世に肉体を持つわけではない神々は自由にこの形態を取れるという。「死者の書」には人間の死者のバーだけでなく、太陽神のバーなど神様のバーも登場することに注意。
人間を構成する要素>>
カノポス壷と守護精霊
アクセサリに登場する場合の例>>
セクメト の項を参照
神話
・
聖域
DATA
・所有色―
・所有元素―
・参加ユニット―魂の三元素<バー、カー、アク>
・同一化―
・神聖動物―
・装備品―