■ヴォルスンガ・サガ/ワルタリウス |
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名前 | 種類 | 所有者 | 効能 |
バルンストック | 樹 | ヴォルスング | ヴォルスングの建てた館の中央にそびえたつ、林檎の巨木。 ヴォルスング自身が林檎によって妊娠された子供だからか、「子供の幹」と、いう意味。 |
?の剣 | 剣 | シグムンド | 「ニーベルングの指輪」ではノートゥングという名が与えられているが、ヴォルスンガ・サガでは名前は無い。オーディンがバルンストックに突き刺し、シグムンドが抜き取るもの。 戦の父の寵愛の印。シグムンドが最期を遂げる戦いで、真っ二つに折れてしまう。 |
狼の皮 | 衣 | 男⇒シグムンド | 呪われた皮で、これを着ると、人狼になってしまう。 いちど心を支配されると、なかなか脱げなくなってしまう。 危険視したシグムンドが、火にくべて燃やしてしまった。 |
アンドヴァラナウト | 腕輪 | アンドヴァリ⇒ オーディン⇒ ファーヴニル⇒ シグルズ⇒ ブリュンヒルド⇒ グズルーン |
名前の意味は「アンドヴァリの贈り物」だが、実際は贈り物ではなく強奪したもの。 黄金とともにアンドヴァリの呪いがかけられているため、所有者を不幸にせずにはいられず、シグルズにも死をもたらすことになる。 なお、作品中、途中からこれが「指輪」になっている。 |
グラム | 剣 | シグルズ | 「ニーベルンゲンの歌」ではバルムンクと呼ばれている。 シグルズの父、シグムンドの、折れた剣からレギンが打ち出したもので、鉄をも切り裂く。 これに匹敵するのはヴェルンドの作った剣ミームングだとシドレクス・サガなどで述べられている。 |
グラニ | 馬 | シグルズ | オーディンの助言によって見つけたスレイプニルの血を引く名馬。 スレイプニルと同じく、灰色の毛並みをしている。シグルズとは以心伝心の仲。 |
フロッティ | 剣 | ファーブニル⇒ シグルズ |
ファーヴニルが所有していた黄金の中にあった剣。その後は登場しない。散文エッダによれば、長男フレイドマルの剣らしい。 実は、「ベーオウルフ」に登場するフルンティングと名前の意味は同じ。 |
リジル | 剣 | レギン | ヴォルスンガ・サガではシグルズがファーヴニルの心臓を切り取るのに使っているが、「ノルナ・ゲスト」によればレギンの鍛えた、レギン自身のための剣。 |
エーギスヒヤールム | 兜 | ファーヴニル⇒ シグルズ |
エーギルの兜、と書いている本もあったが、正しくは「恐怖の(エーギス)兜(ヒャールム)」らしい。レギンとファーヴニル自身によって言及される兜で、ファーヴニルが実戦で使っていたもの。それを見て人々はファーヴニルを恐れ、近づこうとはしなかったという。 |
ゴティ | 馬 | グンナル | グンナルの馬。 |
ヘルクヴィ | 馬 | ホグニ | ホグニの馬。 |
竪琴 | − | − | グズルーンが、蛇穴に投げ込まれた兄・グンナルに渡す楽器。 グンナルの楽器演奏がたくみだったこと、その演奏で蛇を眠らせる驚くべき才能を発揮したことが、のちにフォルケールというキャラクターの誕生につながる、という説がある。 |