北欧神話−Nordiske Myter

サイトTOP2号館TOPコンテンツTOP

ロキの口論(ロカセナ)


 ロカセナ、とは”ロキのセンナ”の意。「センナ」とは、古代北欧語で「言い争い、口論」のことを指し、ゲルマン戦士の間で戦いの前に行われていた、けなしあい、口げんかのことです。
 ケンカする前に「バーカ」しか言えないのではカッコ悪い! 腕で勝っても口で負けたら引き分けだ!
 …と、いうわけで、口のほうも達者じゃなくてはならなかったのです。古代北欧世界。

+++

 「ロキの口論」とは、エッダ(詩のエッダ、古エッダと呼ばれるほう)に収録された詩です。
 内容は、神々の宴に現われたロキが、その場にいた神々を順繰りにコキ下ろしていくというもの。主要な神々とのコミカルな会話がとっても面白い。
 なぜか北欧神話で一番人気のロキですが、彼を愛するには、まず、このくちのわるさを愛さなくてはなりません。

 ってなワケで、この口論をアスガルドのみなさんに演じていただきましょう。なに、台本はここにあります。
 これでも愛せますか。あなたは彼を愛せますか。それともトールやスカジの側に立って、「ウフフフv 逝っておしまいなさい」(ドクロ)な感じに怒りますか。

 最後にあなたが手にするものは、スカジの毒蛇かシギュンの桶か?! 果たしてどっちだ!


■ 口論の舞台

■ 罵倒されてみますか?

■ 今回の出演者の皆さん

■罵倒に隠された意味?

※多少の脚色は加えてあります。


北欧神話入り口へ戻る