北欧神話−Nordiske Myter

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誓約の女神ヴァール

誓い破りし者に死の制裁を。


誰かに似ているが気にしてはいけない。
スノリエッダにぽそりと名前が出てくるだけの女神様。
男女の恋のとりきめに耳を傾け、その証人となるが、愛の誓いにそむいた者には復讐を。…ここらへんが、優しいロヴンと違うところ。

北欧の女神さまたちの受け持ちは、恋愛関係が多くてね。恋の悩みを打ち明けるだけなら、フリッグでもフレイヤでもロヴンでもヴァールでもいいと思うんだけど、打ち明けた後のバックアップ体制が違うんですね。

結婚は契約のようなもの、結婚するなら、まずヴァールさんに。
神の御前で結婚つーても、ヴァールの前じゃ、また意味が違うよなぁ・・・・
約束破って浮気したら、奥さんに刺される前に女神に復讐されるんですよ(笑)

つか、具体的にどうやって復讐するかは原典にはどこにも出てこないんだけど、
血なまぐさい北欧のことですから。
中途半端なのは復讐とは言いません。

当然、血をもって償えでしょうv

当然、女性との約束やぶり常習犯なオーディン(&ロキ)のことは、我が生涯の敵と思っている。

…なぁんてことを楽しげに夢想しつつ、血色の服を着せてみたヴァール。
ゲルマンの女神様たちはみな、美しくも強く逞しく、どこかヴァルキューレ的。


【神様データ】

Vár (古ノルド語) Var (英語)

主属性; 第9番目の女神。男女の誓いやとりきめに耳を傾け、誓いを破るものに復讐する。
誓いを破った者は男女を問わず復讐するのか? と、いったことや、復讐の方法などは不明。

その他の役割; 不明
家族関係; 不明
住居; 不明
持ち物; なし

補足; 彼女の名にちなみ、取り決めを「ヴァーラル」と言う。



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