北欧神話−Nordiske Myter

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走れアスガルド代表・スィアールヴィ!

シャールヴィとも呼ばれますが。読み方の違いで。



元気にランニング中。

 おなかをすかせて、トールさんちのヤギを骨の髄までしゃぶってしまったのが運のツキ。
 怒ったトールさんに人身御供に差し出されて、妹ともどもご奉公中。

 人間なのに、高い高ーいアスガルドまで連れてかれるわ、世界の果ての巨人の国まで同行させられるわ、船の番はさせられるわ、またえっらいコキ使われよう。

 そんな彼の一番の大活躍は、やっぱりコレ。
 「巨人ウトガルザ・ロキの城で思考の化身と早駆け競争」

 やぁ…走る走る。彼の特技はその俊足。て、いうか人間なのに神様の勝負に参加させられてんのがスゲエなぁ、って(笑)。
 しかも、トールの大酒一気飲み競争、ロキの早食い競争にくらべて、なんかマトモっぽい。

 敗北して悔しかった彼は…、
 ユグドラシルのまわりをグルグル走り回る鹿どもを永遠のライヴァルとして、今日もさらなるタイム向上に努めているらしいぞ。

 がんばれ、スィアールヴィ。ぼくらのアスガルド代表。
 次は必ず、金メダルだ!!


【神様データ】

Þjalfa (古ノルド語) Thjalfi (英語)

主属性; 
 トールの付き人。と、いうよりの人身御供(笑) おなかを空かせていた彼は、家に泊まりに来たトールの山羊の骨を、骨の髄までこじ開けてしゃぶってしまったためにトールの怒りを買った。怒り狂う雷神を前にして、ガタガタ震える両親が、娘ともども差出しちゃった。なので、兄妹でトールのお付きとして召抱えられるハメに…。
 いやぁ、でも、奉公先が、他の「性格に難あり」な他の神々ではなくて良かったと(笑)

その他の役割;
 巨人の王ウトガルザ=ロキの館に乗り込んだとき、何故か戦力として数えられています。
 ウトガルザ=ロキのしもべの一人、フギ(思考)とかけっこをするのですが、さすがに思考の速さには勝てず。…でも、かなりいい勝負していたので、神々よりは足速いんじゃないでしょうか。

家族関係; 両親は平凡にお百姓。妹の名前はレスクヴァ。

住居; 実家は人間界の辺境。今はトールの行くところ。(旅暮らし)

持ち物; とくになし
補足;


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