大漁祈願て…何獲ってるんスか、ラーン女史!
海神エーギルの奥さん。トールに脅されて宴会部長をつとめる、不甲斐ない亭主に代わって不味い酒のつまみ(水死体)を神々の食卓に、添えてみせます猟師華。
海の上をスイスイ歩き、
海の底では女王様。
誰も彼女を止められない…。
”荒れた海に船を出す愚かな海の男は、わたくしの館でお眠りなさい。”
ロキさんに商売道具の網を貸し出して、…川底をさらわせたということは、もしやアナタの網は、神でも小人でも巨人でも、簡単にとっ捕まえることが出来るのですか…?
怖ッ
【神様データ】
Rán (古ノルド語) Ran (英語)
主属性;
海神エーギル海の奥さん。当然、海の女神様です。人間に好意的ではありません。
船乗りたちをひきずりこもうと網を仕掛け、海で死んだ者は彼女の網にからめとられて、海底の館へ拉致られます。
民話によれば、ラーンの館で優遇されるには、金を献上しなくてはならず、そのため船乗りたちは、不慮の事故に備えて金貨を懐に常備していたといいます。
その他の役割;
ある意味、死の女神様。「海のヘル」みたいな感じです。
海はミッドガルドの外にあるので、神々の守備範囲外だったのでしょうが、同時にウトガルドでも無く、巨人たちの守備範囲でも無い。
…ということは…ラーン女史は中間世界の女王ですか^^;
家族関係; 夫;エーギル 娘たち;波を擬人化した9人の娘たち。気に入ったオトコマエの船乗りは、彼女たちが加護をくれるらしい。
住居; 海の底。名前不明。
持ち物; 網。ロキが滝つぼにかくれた小人を引っ張り出すのに、貸し出したことがある。
補足; ラグナロクには参加してませんが、スルトが世界に火を放ったとしても海まで燃えるわけではないので、生き残った可能性は高いかと。