北欧神話−Nordiske Myter

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美脚でニョルズに負けた男・バルドル

カンペキじゃないじゃん。(ツッコミ)

朱に染まる=赤い服。いいねエ、無意味に派手だねぇ。

 まつげが白いってことで、たぶん頭の色は白金だろうなと思ったんだけどそんな色持ってないのでそれっぽく。(灰色にしか見えん。)
 「貴公子」という意味ではフレイとキャラ被ってるかも、とか思ったんですが、直球勝負なイメージのあるフレイにくらべ、バルドルはクセのあるキャラっぽい。

 なんせ、あのオーディンの息子さんですから。素直とは思えねェ。
 光というものは屈折して初めて色を成すものですし。

 光の神、といわれることの多い彼ですが、「バルドル」という言葉には「高貴な男」という意味があり、もともとは高貴な人物をバルドルと称したのであって、神の名前ではなかったのだ、という説もあるそーです。
 元からオーディンの息子だったワケじゃないらしく、いつから神話に登場したのかは、謎なんだって。

 ロキさんの策略とヘズの一撃必殺により、サックリ殺されたことで有名な人ですね^^;




【神様データ】

Baldur (古ノルド語) Baldur (英語)

主属性; 主神の息子、輝ける神。
皮肉にも、弟ヘズによって「殺害される」ことが唯一最大の見せ場であり、神々にとってその死は「大きな損失」だったという。
死んだバルドルを死の国から取り戻すに至って、死の国の女王ヘルから、「世界のすべてのものがバルドルの死を悼めば返してやる」という条件を出されるが、解釈によっては、これは「人々が愛せざるをえなかった神、必要不可欠だった神」だとも取れる。
いわゆるイケニエ君…?

balが光をあらわすことから、本来は光明の神だったとされ、陽春の神だった、という説と結びつく。光は闇の中に消えるが、やがて新しい世界(ラグナロク後)とともに蘇り、世界を再び照らす。あるいは、春は過ぎ行くが、冬が過ぎ去ればまた蘇る。
 バルドルの死後、訪れるラグナロクについてこんな記述がある。「フィムブルフェトと呼ばれる冬が、初めて訪れる。雪があらゆる方向から降り、霜はひどく、風はきつい。…冬が引き続いて三度もやってくるが、夏はその間に一度もこない。」(ギュルヴィたぶらかし)

しかし、そんな重要な神なら神殿なり神像なりが残っていても不思議ではないのに、バルドルには具体的な信仰の記録が無いのも事実だ。
baldrは「高貴な男」という一般的な名称だったという説があり、後代に付け加えられた神ではないのか? という説もある。

その他の役割;
家族関係; 父/オーディン 母/フリッグ 弟/ヘズ
住居; ブレイザブリク(ここには争いが無いという)
持ち物;
オーディンがバルドルの死体と共に焼いた腕輪、ドラウプニル。→ヘルモーズに託され、その後、フレイの求婚に使われている。
馬。

補足; バルドルが火葬されるとき、父オーディンは彼の耳に何かを囁いたらしい。その内容は、この世でただ一人、オーディン、あの世でただ一人、バルドルのみが知っている。知恵者の巨人、ヴァフズールニルもその内容は知らない。



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