別名・別綴り/
性別/男性
守護都市/
【主な役割】
神格化された王
【神話・資料別エピソード】
ウル第三王朝、第二代目の王。
歴史上に実在した王だが、死後間もなくして神格化されるようになり、名前に「神」を意味するディンギルの文字がつけられるようになった。
"エンリルとニンリルに愛されたるもの"という肩書きを持つ。実在した人間の王が神格化された場合は下級神までしか上がれないので、この神/王も、人と神とを繋ぐ下級の神扱いである。
●シュルギ預言
ニネヴェ出土の粘土板文書およびアッシュルの写本から見つかっている。内容がバビロンの隆盛と衰退の歴史に触れていることから、バビロニア時代に書かれたものと考えられている。
●実在人物としてのシュルギ
自らを神格化する以前のシュルギは、紀元前2094〜2047年頃の48年間を統治した。イランに軍事遠征を行い、娘の一人を土地の有力者に嫁がせている。また、西方(北西)のマリ王国とも良好な関係を築いている。神格化にあたり、「王はウルからニップルまでを一日で走って往復できる」「読み書きが出来る」といった賛美が作られている。ズバ抜けた身体能力はともかく、読み書き出来ることが特別に讃えられていることから、ウルの主君たちはどうやら読み書きできなかったらしいことが判る。
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【参考】
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