別名・別綴り/
性別/男性
守護都市/マガン
【主な役割】
マガンの主 または ディルムンの主
【神話・資料別エピソード】
「エンキ神とニンフルサグ女神」において、病に冒されたエンキ神の毛髪(パシキ)から生まれた神。シキ(毛)ラ(生やす)が名前の由来となっている。
マガンとはシュメール地域から南の、現在のオマーン付近を指す。
ニンフルサグ女神によって患部から生み出された神は以下の八神である。
・アブ神
・ニンシキラ神
・ニンキリトゥ女神
・ニンカシ女神
・ナズィ女神
・アジムア女神
・ニンティ女神
・エンザグ神
●「エンキ神とニンフルサグ女神」
ニンシキラは誕生時にマガンの主と設定されている
●「エンキ神の定めた世界秩序」
ニンシキラはディルムンの主と設定されている。シュメール人にとってはどちらも南方の異国であるため混同していたか、マガンが衰退した後の時代に書かれたためディルムンに変更になっているのかもしれない。
こちらでは「魚卵を育て、耕作地になつめやしを育て、その実を食用にする」と書かれている。
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【参考】
・メソポタミアとインダスの間、知られざる「湾岸文明」の話
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