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ゲシュティンアンナ/ニンアジムア

別名・別綴り/
性別/
守護都市/


【主な役割】
ぶどうの木の主人

【神話・資料別エピソード】
ドゥムジの姉。名前は「天のぶどうの木」を意味し、弟同様に豊饒神の性格をもつ。弟ドゥムジと交替ごうたいで冥界に下り、一年のうち半分を過ごす。冥界の女王エレシュキガルの書記もつとめる。
「ニンアジムア」はエンキ神の娘アジムアの別名でもあり、ラガシュ市では両者は習合させられた。

古バビロニア時代、北メソポタミアの都市カラナでは天候神アダドとともに主神の一人として祀られている。

●「ドゥムジ神の夢」「ドゥムジ神とゲシュティンアンナ女神」
賢い老婦人として描かれる。イナンナの身代わりに冥界に送られそうになる弟をゲシュティンアンナがかくまうが、どちらも最後にドゥムジは羊小屋で捕らえられて死ぬことになっている。「イナンナの冥界下り」では名前は出てこないが、同じ役割を演じる姉が登場する。

「ドゥムジ神の夢」において、ゲシュティンアンナは夢占いをする女神である。(ギルガメシュ叙事詩でギルガメシュの夢を母ニンスンが解くのと同じように)
彼女には夢を司るといった役割もあったらしい。

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【参考】

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