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アッシュル

別名・別綴り/
性別/男性
守護都市/アッシュル


【主な役割】
アッシリアの主神/太陽神

【神話・資料別エピソード】
出自がはっきりしないため、アッシリア人の首都アッシュルを神格化したのではないかと考えられている神。
新興国家であるアッシリアの台頭する紀元前1000年紀以降、主神としてブイブイいわすようになった神。それ以前の古バビロニア時代などは、名前は知られていてもほとんど目立たない。
アッシリア全盛期には、神々の長とするためにメソポタミアでの最高神のひとりエンリルの属性を吸収した。またエンリルの嫁ニンリルを横取りして自分の妻としてしまう。また、神々の祖であるアンシャルと同一視されることもあった。これが強者の…法則…。

アッシュル神のシンボルは太陽。

鉄器時代のアッシュルの祭りでは、白馬が捧げられたという。ただしこれは、おそらくバビロニアの新年祭でマルドゥクに対して行われていた儀礼をそのまま奪ったもの。アッシリアがバビロニアに対し優位に立つようになると、バビロニアの主神マルドゥクのもっていた「ベール(主)」の肩書きと神話と儀式は、アッシュルのものになる。

アッシリアでは、シャバトゥ月には、かつての最高神であった天の神アヌの殺害の祭儀が行われていた。この祭儀ではマルドゥクの役割も吸収し、キングーやその属神たち、アヌの息子セベットゥ、エンリルなども殺されることになっていた。 


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【参考】

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