No. 33 花園神社と花園渓谷

はなぞのじんじゃとはなぞのけいこく

一言メモ 石南花が見事な神域と渓谷美
市 町 村 北茨城市
東  経 140-37-51.4
北  緯

36-51-28.0


 詳しい地図↓

花園神社

花園渓谷

最終更新日:2002.3.19.

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山門


神社周辺の紅葉


鳥居


拝殿


七瀧


渓谷


渓谷


渓谷


湿地

【ここの概要(歴史、自然など)】

 花園神社の歴史は下記の看板説明文を一読ありたい。開基当初は神仏混淆の霊場だったようだが、明治元年の神仏分離で神社となった。
 神社の周辺は、まずは紅葉の名所として有名。シーズンになると、数多くの観光客が訪れ、周囲は車で渋滞してしまう。高価そうなカメラを構えた人も多く見られる。春にはシャクナゲが咲きそろう。
 神社の奥の駐車場に車を止め、更に奥へと歩いていくと、七瀧がある。適度なハイキングコースなので、ハイカーがよく見られる。途中には十二神将の像もある。
 神社周辺はしっとりと空気が湿り、神秘的な雰囲気を醸し出している。
 花園渓谷は、神社の周囲ではなく、県道27号線を少し北上したあたりをいう。ここも紅葉のシーズンは混んでいて、ハイカーやカメラマンの姿が多い。小さな滝や湿地帯もある。

【行ってみた感想】 2001.11

 比較的頻繁に行く所で、秋になると、混んでいるとは知りつつも、ついつい写真を撮りに行ってしまう。シャクナゲの時期にはまだいったことがないので、今年は行ってみようかな。
 ハイキングコースはいくつでも選べる。神社から七瀧方面もそうだし、渓谷方面もよい。渓谷方面は舗装されているので、足を痛めないように注意。
 5〜6年前はここに行くまでの道は狭く、渋滞によく遭っていたが、近年、近所のキャンプ場の整備に伴って、道も整備されてきているので、快適に行くことができる。ただ、渓谷の奥の方に行くと、道は狭く、傾斜もきついので、そちらには車で行かないことをすすめる。

【看板説明文】

● 花園神社 御由緒
 御創立、今より千百六十年前桓武の昔、延歴乙亥の十四年四月、坂上田村麻呂勅定により奥州下向の折り霊夢によって草創す。
 平城帝 大同二年、花園山と号づけ勅額が掲げらる。慶長二年、徳川将軍より社領五十石の御朱印を寄進さる。古より大北川沿流十ヶ村の総社とす。七年目毎の磯出祭あり。
一、境内面積六千七百九十九坪
一、祭日 例祭五月八日、元旦祭、七草祭、霜月祭、節分祭
一、花園七瀧奥の院 山頂へ約二粁あり
一、花園山一帯の石綿は天然記念物に指定さる。
昭和四十年八月吉日 宮司 神永寧 謹書
奉納 日立市水木町 河村佐内

● 茨城県指定文化財 昭和35年12月21日指定
・高野槙(コウヤマキ)
 ご神木、拝殿前に左右2本ある。
 我が国特産の常緑高木で紀州高野山に多いので、この名がある。
 また、天狗槙とも呼ばれ名木として親しまれている。
 樹高30m 幹囲4.5m、樹齢600年
・大杉(三本杉)(ここより50m先)
 地上10mのところより3本に分かれているので通称三本杉とも呼ばれている。
 昔、根本に熊野神社と祭りたる故、熊野杉といい伝えられている。
 樹高45m、幹囲7.5m、樹齢500年
 北茨城市教育委員会

● 県指定文化財 大杉(三本杉)
 地上十メートルの所より三本にわかれているので通称三本杉とも言う。
 樹高四十五メートル 幹周七.五メートル 樹齢五百年を経ています。(所在拝殿左側五十メートル先)
 この付近の巨木も前文の樹齢と同じです。
 茨城県 北茨城市 花園神社

● 十二神将
 十二夜叉大将、十二神王ともいう。薬師経を信奉する者を守る十二の夜叉神で薬師来如の眷属(けんぞく)であるとされ、またその化身であるともいう。
 像には、獣頭人身のものがある。宮毘羅(くびら)を寅として順次に十二支獣を配し体は中国の道士風である。薬師経には、十二神将を十二支に配する説はない。中国においての考案であろう。十二夜叉神の頭上に十二支獣をいただいた形式のものもあり、またおのおの十二支獣に乗っている形式のものもある。こうして十二神将は昼夜十二時、四季十二ヶ月に不断に衆生を守ると信ぜられた。
 日本では薬師如来の信仰が早くから盛んに行われていたのでそれに伴って、十二神将も造立された。
 宇治弁高が当神領内南より石材を切り出しこの薬師如来一六七三年(延宝元年)と花園神社鳥居一六七四年(延宝二年)を建立。/北茨城市

【備考】

 関連サイト: 北茨城市  北茨城市商工会  北茨城市観光協会  茨城県林業技術センター
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