マニアック・コップ
MANIAC COP
米 1988年 86分
製作総指揮 ジェームズ・グリッケンハウス
製作 ラリー・コーエン
監督 ウィリアム・ラスティグ
脚本 ラリー・コーエン
出演 ブルース・キャンベル
ローレン・ランドン
トム・アトキンズ
リチャード・ラウンドツリー
ロバート・ツダール
警官姿の大男による殺人事件が頻発する。警察の信用はガタ落ちで、交通違反のキップを切ることも出来ないありさまだ。容疑者としてブルース・キャンベルが逮捕されるが、真犯人は別にいた。彼はかつての名警官で、幾度となく新聞の一面を飾ったヒーローだった。ところが、犯罪者の人権を無視したために自らがムショに入れられて、リンチに遭って殺されてしまう。このままでは成仏できない。ゾンビとなって甦った彼は、己れをムショ送りにした連中への復讐に立ち上がったのだった。
如何にもラリー・コーエンらしい「社会派」の仮面を被った脚本であるが、いつものように矛盾も満載だ。そんな正義感溢れる警官がいくらゾンビになったとはいえ、どうして無関係な人々を殺してまわるのか?。無実のキャンベルに罪を押しつけようとするその手口は卑怯そのもの。死んだことで別人になっちゃったとしか思えない。庇ってくれる恋人まで殺してしまうのだから無茶苦茶である。本当にマニアック(=キ印)な奴だが、まあ、タイトルにもあるのでこれでいいのか。
↑要するに「キチガイおまわり大暴れの巻」が撮りたかっただけなのだ。
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