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発情アニマル
DAY OF THE WOMAN
I SPIT ON YOUR GRAVE

米 1978年 101分
監督 メイル・ザルチ
脚本 メイル・ザルチ
出演 カミール・キートン
   アーロン・タボール
   リチャード・ペイス
   アンソニー・ニコルズ
   ガンター・クリーマン


 1976年、『リップスティック』という映画がアメリカで製作されて話題になった。強姦された女が男どもに復讐する物語。同年、カナダでも『ウィークエンド』という類似の作品が製作された。それまで泣き寝入りだった女が、敢然と男どもに立ち向かう時代の始まりだった。
 この衝撃の2本の余波で製作されたのが本作である。明らかな模倣作だが、その余りにも惨い内容が故に、今日ではカルト化している。

 小説家の主人公、彼女は長篇の執筆のために辺鄙な田舎の貸し別荘にたった一人で宿泊している。それを見つけた四人の無法者、お高く止まりやがってえ、とばかりに強姦する。この描写が凄い。まず、草むらで押し倒して1回。逃げる彼女を追いかけて、今度はバックからもう1回。這いずりながら居所に帰って来た彼女を待ち受けてまた1回。連続3回も輪姦するのだから呆れてしまう。心身ともに傷ついた彼女は復讐の権化と化し、一人また一人と血祭りに上げて行くのであった。


 復讐の方法がこれまた凄い。
 まず、一番トロい奴は誘惑して、ハメてる最中に首にロープを巻いて引き上げる。チンポコ丸出しでブラ下がる姿は、男として最も情けない死にざまである。
 次に、色男を自称する奴もやっぱり誘惑して、一緒に風呂に入ると見せかけてペニスを切り取る。これが見ていて一番嫌だった。血まみれになって、苦しみながら死ぬ。
 残りの二人はモーターボートで追いかけ回し、一人は斧で、もう一人はスクリューで惨殺する。

 この映画、日本では『発情アニマル』というタイトルで、ポルノとして公開された。強姦シーンがお目当てで劇場に入った野郎どもは、ペニス切断シーンをどのような気持ちで見たのだろうか?。さぞ、辛かったことであろう。

 なお、主演のカミール・キートンは、あの喜劇王バスター・キートンの姪孫である。


 

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