タイトルがいい。バストロイド。どんなロイドだろうと胸が踊る。
「女機械人は胸で勝負する!」
のだそうで、これはもう大変だ。タイトル借りの1本である。
主演は「激写」の青山知可子。しかし、私的には相棒のエイミー・イップの方がいい。特に、ロボットである彼女が、異性に対する興味から、
「売春婦をやってみたかったんです!」
とオトリ捜査に志願して、性の喜びを知るシーンにはかなりそそられるものがある。(但し、この人は明らかにシリコン)。
で、「あの店にはええオッパイのねえちゃんがいる」との評判が立ち、行列の出来る店となってしまい、オトリ捜査は大失敗というオチがつく。
要するに、『ロボコップ』丸パクリの艶笑B級活劇である。
山本隆二というキチガイ博士が自らをロボットに改造、方々で強姦殺人を繰り広げる毎日。それを追うのが2人のバストロイドだ.....。
以上で物語のだいたいの説明がついてしまう。これ以上、詳しく書いても何の実りもないので、ロボット同士のカンフー・アクションとセックス・シーンを素直に楽しみましょう。
下らないギャグは満載だが、私が特に気に入ったのが左写真のシーン。或る男とウイスキーの早飲みを競った青山ロイド、ロボットだから当然に彼女が勝って、便所でウイスキーをヘソから出た管から酒瓶に戻す。星新一の『ボッコちゃん』にもこんなのがありましたな。
で、その模様を見ていた掃除のおばちゃんが、
「若くてきれいなのに、腎臓病とはね、かわいそうに」
便所で透析するか、ボケ。
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