評価 ★ |
デアボリカ 伊 1973年 108分
内容は、一言で云えば『ローズマリーの赤ちゃん』+『エクソシスト』。悪魔を身ごもったジェシカはゲロは吐くわ首は回すわ空中に浮かぶわ嵐を呼ぶわ、リーガンがやったことを一通りやって、口のない畸形児を産んで終わり。結局、何だかよく判らん。 製作・監督のオヴィディオ・G・アソニティスはイタリア製バッタもん映画の巨匠。『ジョーズ』がヒットするとすぐさまタコが人を襲う『テンタクルズ』をでっち上げた御方だ。『サスペリア』がヒットするとすぐさま『ザ・ショック』をでっち上げたが、これの原題が『BEYOND THE DOOR II』。物語上まったく関係がないにも拘わらず、本作の続編として作ったのである。抜け目がないというか、臆面がないというか、とにかく商魂の逞しさはたいしたものだ。
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備考 |
オヴィディオ・G・アソニティスが手掛けた主要作品は以下の通り。 *デアボリカ(1973・製作・監督・脚本) その節操のなさには、なんだかちょっと感動してしまう。 |