人喰いネズミの島 THE KILLER SHREWS
米 1959年 71分 監督 レイ・ケロッグ 出演 ジェームズ・ベスト イングリッド・ゴウド ケン・カーティス ゴードン・マクレンドン
『RE/SERCH : INCREDIBLY STRANGE FILMS』という本には『バスケット・ケース』でお馴染みのフランク・ヘネンロッター監督の住まいの写真が掲載されている。冷蔵庫の中に子供の生首があったりして不謹慎極まりないが、その壁を飾るのが『人喰いネズミの島』のポスターだったりする。ヘネンロッターお気に入りの1本である。 とにかく、この作品は「人喰いネズミ」の造形に尽きる。野良犬にダスキンのモップを被せただけで「巨大ネズミ」ときたもんだ。これが4、5頭じゃれついて、尻尾を振り振りキキキキキキキ(←鳴き声)。 あっちから顔出しキキキキキ。 こっちから顔出しキキキキキ。 楽しいな。楽しいな。ネズミの合唱キキキキキ(←実物はかなり耳障り) 「人喰いネズミ」に囲まれて絶対絶命だってのに、なおも女を巡っていがみ合う、この呑気な映画の監督は『大蜥蜴の怪』のレイ・ケロッグ。あれもトカゲがのったりと這うだけの、実に呑気な映画だった。後に何を間違ったのか、ベトナム戦争讃美映画『グリーン・ベレー』を撮ったりしている。 WHDジャパン公式カルトDVD販売サイト
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