沈黙の歓び
VAXDOCKAN
a.k.a. THE DOLL
スウェーデン 1962年
監督 アルネ・マットソン
出演 ペール・オスカルソン
ジオ・ペトレ
エルサ・プラヴィッツ
以前から気になっている作品なのだが、いまだに未見のままでいる。物語はかなり陰鬱でエロチックだ。
若い孤独な夜警が捨てられていたマネキンを家に持ち帰って愛撫する。するといつしかマネキンがこれに応え始める。マネキンとの情事に溺れる毎日。或る日、帰宅するとマネキンは粉々に壊されていた。あまりのことに気が触れた男に、マネキンの顔は微笑みかけて愛撫を求めた。
だいたいこのような物語だ。どこまでが本当の出来事なのか判らない構成が素晴らしい。作品の評判も悪くない。主演のペール・オスカルソンは本作での演技でスウェーデン・フィルム・アカデミーの最優秀演技賞を受賞している。監督は『春の悶え』のアルネ・マットソン。
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