ローズマリーの赤ちゃん
ROSEMARY'S BABY
米 1968年 137分
監督 ロマン・ポランスキー
製作 ウィリアム・キャッスル
原作 アイラ・レヴィン
出演 ミア・ファロー
ジョン・カサヴェテス
ルース・ゴードン
オカルト映画というよりも『反撥』のような「キチガイの作り方、教えます」。ミア・ファローが精神的に追いつめられて、ヒステリックになって行くさまが恐ろしい。ポランスキーは後によく似た『テナント』を撮っている。人が狂って行くさまを描かせたら天下一品の監督さんだ。
なお、ポランスキーの愛妻、シャロン・テートがマンソン一家に惨殺されたのは本作の発表直後である。ポランスキーはプロモーションで外出していたために犠牲にならずに済んだのだ。また、本作の舞台となったダコタ・アパートは、後にジョン・レノンが殺害された場所でもある。
↑赤ん坊のその後を描いた続編のTVMも製作されている。
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