凸凹フランケンシュタインの巻
ABBOTT AND COSTELLO MEET FRANKENSTEIN
米 1948年 83分
監督 チャールズ・T・バートン
出演 バッド・アボット
ルー・コステロ
ロン・チェイニーjr.
ベラ・ルゴシ
グレン・ストレンジ
フランシス・F・コッポラはパラマウントから『ゴッドファーザーPART3』の製作を依頼された際、
「『凸凹ゴッドファーザーの巻』なら撮ってもいいよ」。
と応えて煙に巻いていたという。それでも結局、世紀の大駄作を撮ってしまったわけだが、まだブランドが生きているうちに『凸凹ゴッドファーザーの巻』も撮って欲しかった。牙をつけたドン・コルレオーネが背後から現れ、それに気づいたコステロが大袈裟に泣きわめくのだ。まさに「しむら〜うしろ〜」の原点である。今調べたら、こんなワンパターン映画が23本も作られていたのだから驚きだ。
『凸凹二等兵の巻』(1941)
『凸凹海軍の巻』(1941)
『凸凹お化け騒動』(1941)
『凸凹空中の巻』(1941)
『凸凹カウボーイの巻』(1942)
『凸凹スパイ騒動』(1942)
『凸凹宝島騒動』(1942)
『凸凹探偵の巻』(1942)
『凸凹スキー騒動』(1943)
『凸凹ハレムの巻』(1944)
『凸凹ハリウッドの巻』(1945)
『凸凹幽霊屋敷』(1946)
『凸凹西部の巻』(1947)
『凸凹フランケンシュタインの巻』(1948)
『凸凹闘牛の巻』(1948)
『凸凹持逃げ騒動』(1948)
『凸凹猛獣狩』(1948)
『凸凹殺人ホテル』(1949)
『凸凹外人部隊』(1950)
『凸凹透明人間』(1951)
『凸凹巨人退治』(1952)
『凸凹海賊船』(1952)
『凸凹火星探検』(1953)
今日ではアボット&コステロを評価する者はほぼ皆無であり、揶揄の対象にしかなっていない。ユニバーサルのドラキュラ、フランケンシュタイン、狼男を始めとする一連の怪奇映画は、遂にここまで堕落し収束するのである。
↑三大モンスター悪夢の競演。
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