セルマ・トッド 《主な出演作》 |
ハリウッドの有名女優、セルマ・トッドの死は公式には事故死とされているが、殺人の可能性が濃厚である。不審な点が多く、その背後にはマフィアの影がちらついている。 |
セルマ・トッドのサイドウォーク・カフェ |
1935年12月14日土曜日、喜劇俳優のスタンリー・ルピノとその娘で女優のアイダ・ルピノがセルマのためにパーティを開いた。会場はハリウッドのナイトクラブ「トロカデロ」である。 |
カフェ裏のウェスト邸 |
1935年12月16日月曜日午前8時、通いの女中がいつものようにセルマの部屋を訪ねた。あれ?。いないわ。ははあん、ウェストさんのところにいるのね。彼女は窓から裏の丘を見上げた。その頂にあるバンガローはセルマの愛人ローランド・ウェストのものだった。 (2007年11月5日/岸田裁月) |
参考文献 |
『運命の殺人者たち』J・R・ナッシュ著(中央アート出版社) |