血に飢えた断髪魔 米 1970年 80分 |
アンディ・ミリガンは、その諸作品が日本でビデオリリースされた85年当時に「スプラッター映画最後の大物」との触れ込みで紹介された。「最後の大物」とはよく云ったもので、要するにスプラッター映画のネタも尽きて「これで打ち止め」ってことなのである。 |
さて、内容であるが、要するに大英帝国の有名な都市伝説「スウィーニー・トッド」の映画化である。スウィーニー・トッドという名の床屋がかつてのロンドンにいて、客を殺しては金品を盗み、その屍体はミートパイにして売り捌いていた、という物語。97年にジョン・シュレシンジャーが『スウィーニー・トッド』のタイトルで映画化しているので、こちらの方を観た方が6億倍ぐらいマシだろう。 なお、過激なスプラッター描写を売りにする本作であるが、それらしきところは、冒頭の手首切断と、後半の「おっぱいパイ」ぐらい。よっぽどシュレシンジャー版の方が残酷で、スプラッター映画としても失格なおバカさん。 |
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