ランディ・クラフト |
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1970年代のカリフォルニア州には3人の「フリーウェイ・キラー」がいた。ウィリアム・ボーニンとパトリック・カーニー、そして、このランディ・クラフトである。いずれもゲイで、犠牲者は若い男性に限られ、遺体をフリーウェイに遺棄していたという点で共通している。そして、クラフトの場合、犠牲者の殆どが性器を切断されていた。黙秘を貫いているために、その動機は定かではない。単なるサディストなのかも知れないし、ゲイであることに罪悪感を抱き、相手の性器を切断することで女性に変えていたのかも知れない。いずれにしてもトンデモない野郎である。16件の殺人で有罪となり死刑を宣告されたが、他にも51件への関与が疑われている。〆て67人。鬼畜とはまさにこいつのことだ。 (2009年4月3日/岸田裁月) |
参考文献 |
『連続殺人紳士録』ブライアン・レーン&ウィルフレッド・グレッグ著(中央アート出版社) |