6月27日(土) |
日記をつけることのおっくうさから、長期に渡って中断していた岸田日記だが、サミーがフランスから凱旋したことで続けざるを得なくなった。彼のトンデモない素行を報告しなければならない義務が生じたというわけだ。 |
6月29日(月) | 『殺人博物館』用の「グレタ・ペレツ」を執筆。併せて次の電子書籍用の「阿部定」に関する文献を読む。そう云えば『津山三十人殺し』という本に阿部定の供述調書が載っていたな。なるほど。これは参考になる。これだけ写してもいいくらいだ。 |
7月1日(水) | 昨日から高熱に襲われて仕事にならず。「阿部定」も未完のままだ。やや焦り始める。そんな中で井上社長から頼まれていた小品の小説『シャブ太郎』を一気に書き上げる。 |
7月2日(木) | 「阿部定」の項を苦心惨憺の末に書き上げる。その供述調書が余りにも面白いので、大幅に引用したために思わぬ長編になってしまった。 |
7月3日(金) | 電子書籍用の書き下ろし『荒川放水路バラバラ事件』を執筆。思いのほか長編になってしまった。この事件への母の思いが私に執着を感じさせたようだ。 |
7月5日(日) | 『殺人博物館』用の「ガートルード・バニシェフスキー」を執筆。思い入れが強い事件なので力が入り、書き上げるのに随分と時間がかかってしまった。 |
7月6日(月) | 『殺人博物館』用の「メアリベス・ティニング」を執筆。途中で「なんだかサンドウィッチマンの葬儀屋のコントのような事件だなあ」と思ったので、某動画サイトで確認して、そのくだりを引用する。 |
7月7日(火) | 『殺人博物館』用の「ラインツ病院・死の天使事件」を執筆。極めて異常な事件であるが、何分にも事件の詳細が不明なので話が膨らまない。ただの紹介文に終わってしまったのが残念だ。 |
7月9日(木) | 電子書籍用の書き下ろし「アイリーン・ウォーノス」を執筆。映画『モンスター』を観ながらの執筆なので、結構時間がかかってしまった。それにしてもシャーリーズ・セロンはスゴいなあ。ウォーノスにそっくりだ。役作りのために13kgも太ったそうで、役者の鑑だ。美貌の女優だけに、その姿勢には頭が下がる。かく云う俺は、煙草をやめようにもやめられないのだ。体重は減る一方なのに。 |
7月10日(金) | 電子書籍『女でも殺す』のアートワークをした後、あるコンペ用に『へんてこ星』の完結編を執筆。 |
7月12日(日) | あるコンペ用に『子供たちのための実録犯罪シリーズ〜マルタ』を執筆。実在の事件をモチーフに、子供向けの道徳教育的な作品に仕上げたものである。なかなか面白い試みだったので、これからも機会があれば続けたい。 |
7月22日(水) | 禁煙6日目にしてようやく禁断症状が薄れる。しかし、脳味噌は相変わらず使い物にならず。何も書けずにいる。 |
7月23日(木) | 昨晩の8時頃、生まれて初めて「未確認飛行物体」という奴を目撃した。北東の空に3分間ほど浮かんでいやがった。どうせ幻覚なのだろう。それほどに禁煙の禁断症状はシビアである。 |
7月29日(水) | 筒井康隆氏が自身のブログで怒っておられる。 |