６９６ フィッシング詐欺 投稿者: kurochan携帯＠愛犬散歩中 2005/11/28 →時の話題vol.291
◆やられた。といっても、フィッシング詐欺そのものに引っ掛かったのではない。eBay(イーベイ)という世界最大のオンラインショップの個人情報入力画面であるかのように偽装したページが、何者かによって勤務校のサーバーに仕組まれていたのだ。堅牢だと思われていたファイヤーウォールが破られていたわけだ。なんと米国FBIもeBayを詐称するページの調査に当たっていて、勤務校に埋め込まれたページの件も把握しているという連絡が今朝ネットワーク担当の教員に入った。勤務校サイトが閲覧不可になったのは、先週土曜日の26日、大元のネット接続業者がサイトへの接続を急遽ストップさせたためだった。サイト管理はこのkurochan。ただ、サイトサーバーにはkurochanがタッチしていないフォルダもあり、早速点検してみると、なんとeBayというフォルダが作られ、個人情報入力の英文ページがあることを発見。委託業者のＳＥに来てもらい点検の上サーバーから削除。ファイヤーウォールも強化して、無事サイト再開にこぎついた。フレーム枠だけ間借りしている開設ほやほやのkurochan学級サイトも閲覧不可になってしまっていたのだ。サイト管理者のみなさん、サーバーに不審なフォルダが存在しませんか？
６９５ クイズ第205問 投稿者: kurochan携帯＠愛犬散歩中 2005/11/27 →解説と解答
1930年代の不況克服と、対外侵略の準備のために、ヒトラー政権によって建設されたドイツの有名な高速道路はなんというでしょうか？
Ａ:アウステルリッツ Ｂ:アウトバーン
Ｃ:アウフヘーベン Ｄ:アンチテーゼ
★難易度３
★応募期限2005/12/2(金)午前６時
★応募先→kurochan
６９４ 焼き芋と紅葉 投稿者: kurochan携帯＠愛犬散歩中 2005/11/26
◆期末テスト一週間前になる来週はクラブ活動をフリーにするため、今日土曜日が一応の締め。新入部員三人の歓迎会も兼ね、朝から焼き芋大会。さつま芋・じゃが芋・えのき・ウィンナーに焼きマシュマロも取り揃えワイワイと楽しむ。午後は、妻子に義姉母子の計８人で大阪は箕面[みのお]公園へ。恒例の紅葉の天ぷらを片手に紅葉を楽しむ。
◆様々な仕事が予定をびっしりと埋めているが、しばらくは週替わりで大きな仕事が待ち受けている。来週は日本史と世界史のテストやプリントを作成し、再来週は来春発刊予定の東アジア近現代史資料集の担当原稿を書き上げ、その次の週はさる３月のオーストラリア訪問のメモリアルＣＤ-ＲＯＭを完成させなければならない。並行して学期末の成績処理や通知簿作成を教務部コンピュータ係として仕上げるのも重要な任務。そのまた次の週は、学級担任として三者懇談もひかえている。年賀状は年の瀬になりそうだ。
６９３ 学級担任 投稿者: kurochan携帯＠愛犬散歩中 2005/11/24
◆副担任を３年半していたので、僕に限ったことかもしれないが、忘れかけた感覚が徐々に呼び覚まされ、嬉しい戸惑いを覚えている。個々の生徒との様々な関わりは教員の基本だが、その幅と頻度が全く違うのだ。対応の鈍さに少々自己嫌悪を覚えつつ、「あいつにはこんな話をしなきゃ」「こいつにはどんな関わりができるのか」といったことが次々と頭をよぎる。それは、個々の生徒の表情がいままでよりくっきりと見えてきたような気がすることとも関係しているのだろう。クラスの生徒に緊密に関わる、これが担任の役目であるという大原則を、感覚的にも再確認しているkurochanである。
６９２ 高校生ヒューマンフェスティバル 投稿者:
kurochan携帯＠愛犬散歩中 2005/11/20 →時の話題vol.290◆県からの委託を受け、奈良県高人教が主催し、解放研等の活動をする県内の現役高校生が企画運営をする「第１回高校生ヒューマンフェスティバル」が川西文化会館で開催された。ピアノ弾き語り・和太鼓・手話コーラスという素晴らしいステージに続き、６篇の人権作文が発表された。自他を深く見つめ、人権を尊重する生き方を模索するみずみずしい感性に引き込まれる。午後は３グループに別れて分散会。kurochanも助言者として加わるが、多岐にわたるテーマを熱心に語り合う生徒たちの様子は、ひと昔前の部落解放高校生集会(解放奨学生集会)とは随分違う。それでも、高校生が広く集い、人権に関して語り合い、自他の人権を大切にする生き方を学ぶ場は、これからも大切にしていってほしいと願う。勤務校の生徒たちも来てくれた。kurochanは解放研の副顧問もしているが、これを機にもっと前面に出て関わっていきたいと思う。
６９1 後継ぎ担任 投稿者: kurochan携帯＠愛犬散歩中 2005/11/18
◆来週火曜から、２年生の後継ぎ担任を務めることになっている。僕はともかく、当該クラスの生徒や保護者にとっての不安材料は、まず第一に、僕が担任として頼りになるかどうかということだろう。また選択科目の関係で、授業を受け持っていない生徒がおり、さらにその中には１年時にも授業を受け持っていなかった生徒もいるため、教科指導を通した接点のない生徒との関係作りは特に意識する必要がある。朝夕の連絡や事務的な手続き以上の関わりが担任には求められる。実質３ヶ月の担任だが、３年半ぶりの学級担任を十二分に果たす決意をしている。また、副担任を降りる現在のクラスには引き続き教科担当として関わる。生徒と関わってこその教員なのだから、一層決意新たに励むべしだ。
６９０ ヌーヴォー 投稿者:
kurochan携帯＠愛犬散歩中 2005/11/17◆時差の関係でいち早く11月第３木曜を迎える日本では「ボジョレーヌーボー」解禁にかまびすしい。kurochanもボジョレーヴィラージュヌーボーを買い込んで、鍋とビールの後だが、見かけによらぬその軽やかな味を楽しんだ。
◆公立高校の統廃合が進められている奈良県だが再来年の春に閉校する kurochanの現任校もその一つ。今日を含めて閉校まであ500日。その２年生のあるクラス担任が産休に入るため、担任を引き継ぐのがこの kurochan。今日そのことが生徒たちに公表された。
◆kurochanが教員に新採用された高校で親しくさせていただいた先輩教員が急死。まだ50 歳そこそこで某高校の現役進路指導部長。明るく快活な英語科教員だったのに。合掌
◆ポイントラリーは明日から新しく第14期。当面は締切り迫る原稿やテスト作り、そして新担任としての忙しさなどで、当サイトの更新もままならぬことが予想されます。御了承を。
◆当サイトのメインカウンターが15万を突破。二重禁にも関わらず、特に今日は約900のアクセス。重ね重ね感謝です。
６８９ 映画「アルマゲドン」と「ゲームは終わった」発言 投稿者: kurochan 2005/11/16 →時の話題vol.287
◆訪日中のローレス米国国防副長官が、辺野古沿岸部の基地移転場所をめぐる日本政府との協議決着の際、「ゲームは終わった」と発言したと報じられたが、これなども、米国政府と沖縄県民とのすれ違いを如実にあらわしていると言えよう。目的実現をプラグマティックに進めるだけの姿勢からは、在日米軍の存在や軍事演習の実施という前提を問い返したり、基地関連の数々の被害への怒りや反戦への意志を沖縄の人々から学び取ろうとする意識はまったく欠如している。身体を張って阻止行動に出る人々も、映画「アルマゲドン」の冒頭でブルース=ウィルスが反対船団に対してゴルフボールを打ち込んだごとく、けちらすべき存在にしか映らないのだろう。心あるアメリカ人との連帯を模索することで、真の国際平和への貢献につなげていくことが大切になってくるはずだ。
６８８ 風邪とタミフルと読書 投稿者: kurochan携帯＠愛犬散歩中 2005/11/13 →時の話題vol.289
◆いよいよ奈良も寒くなってきた。生後100日を越えたばかりのリントが38度を越す発熱で、金曜夜に救急病院へ。土曜も朝から点滴をしてもらい、夜には熱も下がって、やれやれ。ただの風邪とのことだが、生後三ヶ月の赤ん坊なので、月曜になっても熱が下がらなければ入院することになっていたのだ。そんなわけで、おとなしく家で過ごしたこの週末。ところが、次男アユムも熱がではじめた。kurochanも風邪っぽい頭痛が少し。
◆副作用が極めて危険だと指摘されながらも大量に処方されてきたタミフルで、ついに死亡例。ところが政府は備蓄を増やすという。全世界の８割を消費する日本だが、またもや胡散臭いものを感じるではないか。新たな薬害はもうごめんだ。
◆最近、読み終えていなかった本の幾冊かを、順次読み終えている。でも、それ以上に新たな本を読み始め、それ以上に購入しているのだから、片付くわけがないね。
６８７ 障害者の自立を阻害する障害者自立支援法 投稿者: kurochan 2005/11/9 →時の話題vol.286
◆「障害者は庇護されるもの」という意識がまだまだ根強く残っている。また、せっかく障害者が自立生活をしようと思っても、緊急事態に対処できないとして入居を拒否する家主も多いし、障害者の親も世間体を盾に立ちはだかることがある。自立生活のための生活費を得るために職に就くのも狭き門だ。養護学校の同窓会があっても、働いている者はほんの数人だったりするという。そして、ようやく職をえても、賃金が極端に安かったり、障害者雇用の行政補助金期間が終わればあっさりと解雇されてしまうことさえある。ところが、補助金目当ての企業が表彰されたりするのだから、労働基準監督署も何をしているんだと言いたくなる。そこへもって今回の障害者自立支援法だ。「自立支援」とは聞こえがよいが、単に「自立→自己責任→自己負担」という経費節減の婉曲表現であり、障害者の「自立」をむしろ阻止する法律だ。かつて山田太一が製作した「小さな一歩」というテレビドラマで、鶴田浩二に「他人様に迷惑かけたっていいじゃないか」と言わせたのは、「障害者が自分の人生を生きるために、必要以上に遠慮することなんかないんだ！」というメッセージだった。家族と施設職員に「遠慮」してひっそりと生きることを選ばされてきた障害者も多いと思うが、「遠慮」することなんかない。「遠慮」して自己負担に応じるなら、福祉社会は崩壊してしまう。すべての人が安心して暮らせる社会を維持・発展するために、ここで「遠慮」してはならないのだ。
６８６ 大阪市大は納得いく説明をせよ 投稿者: kurochan 2005/11/9 →時の話題vol.288
◆大阪市立大学が朝鮮高校生の推薦入試願書受付を拒否した。民族学校生の国立大大学受験は長らく閉ざされてきたが、京都大学をはじめとする大学側からの働きかけや在日外国人人権擁護運動の成果が実り、文科省が各大学の判断にゆだね受験が認められるようになったのが、2003年９月。大阪市立大学を含む公立大学や私立大学の多くはそれ以前から門戸を広げていたのだが、なんと推薦入試は別だというのである。この件が報じられ、文科省でさえ問題なしとコメントしているにもかかわらず、大阪市大は重ねて受験拒否を明らかにしている。教務関係者の教条的な意地にも見えるが、実に理解に苦しむ事態だ。看護の道をめざしている当該の生徒のみならず、すべての若者と、若者を育てようとして関わっている保護者や教育関係者などにも納得いく説明をしてもらいたい。
６８５ 七五三と御食い初め 投稿者:
kurochan携帯＠愛犬散歩中 2005/11/7◆神社に詣でることなど決してないkurochanである。ケガレ意識や国家神道を忌避する気持ちが神社というものを遠ざけるためだ。だから初詣もお宮参りもしない。七五三も祝わない。kurochan自身がそうして育った。最近では神社に足を運ぶこともあるが、単なる出店見物や紅葉の鑑賞だったり、文化史や国家神道犯罪史のフィールドワークである。
◆そんなわけで、三人の息子たちは、お宮参りも七五三もしてこなかったし、今後もしない。ただ、男三兄弟で５歳の写真を残しておくのも面白いと、昨日は七五三風の写真だけを撮りに写真スタジオへでかけた。大変な混雑。みなさんご苦労様。また、昨宵は三男リントの御食い初め。ちょっとしたレストランに部屋を取り、総勢12人に集まってもらった。まだまだ男三兄弟の男親という自覚に欠けるkurochanだが、妻をはじめ周囲の皆さんのおかげで、子どもたちは元気に育ってくれている。実は明日８日がリントの誕生100日目になる。
◆学校評議委員会で勤務校サイトの頻繁な更新を評価していただいたようだ。管理人として光栄である。今後は、生徒や他の教員にもページ作りに参加してもらい、より多彩なサイトにできればとひそかに考えている。
６８４ 危険な教育政策 投稿者: kurochan携帯＠愛犬散歩中 2005/11/3 →時の話題vol.285
◆中学生の教科書が有料になる日が近いかもしれない。義務制教科書無償化闘争の歴史を知るものは、いまや少ない。戦後間もない部落解放運動から始まった闘争の成果は、部落内外を問わず、戦後生まれの公立小中学生ほぼすべてが享受してきた。「受益者負担」というなら、まずは官僚や議員の特権廃止から始めよ。◆義務教育費国庫負担廃止を唱える馳文科省副大臣が就任。金は出さないが口は出すことになる学習指導要領も分割民営化すれば、文科省はずいぶんスリムになるはずだが。
◆公取委の特例規制を見直す動きが報じられている。新聞各社は全国一律全戸配布体制が崩れることの危険性を訴えているが、教科書出版社への規制見直しも極めて危険だ。規則違反を性懲りもなく繰り返してきた「新しい歴史教科書をつくる会」を擁護するための策謀ともみえる。
◆地域の文芸発表会をのぞいてきた。幼稚園児の絵画コーナーに今年も長男の絵が飾られているのを見るためだが、今後そうした絵にも国家主義的報国思想が忍び寄っていくのだろうか。
６８３ Amazonでの失敗 投稿者: kurochan 2005/11/1
◆かつては随分と長い間、紀伊國屋書店のインターネット書籍購入のお世話になっていたが、今ではすっかりAmazonの世話になっている。我が家には頻繁にAmazonから本が届く。ところが、今日は大失敗をしてしまった。「６８２」で紹介した「さらば、悲しみの性」を全教室に１冊づつ配備したいとのことで、Amazonにアクセス。古本で十分とのことで、ユーズドで冊数を確保し、「これは安い買い物をしたと！」と思って発注したのだが、ユーズドの場合、発注先ごとに送料が相当かかり、結局、新本でも460円の文庫本を、わざわざ古本でなんと１冊平均602円あまりで買う羽目になってしまったのだ。購入確定直前の画面では、発注先ごとの送料が表示されず、送料のことなど意識しなかった。実は、画面右上に小さく今回注文分の送料の総額が表示されていたのだが、見落としたのだ。毎月Amazonから一定額以上の新刊ばかりを買っているため、いつも送料０円のkurochanは、送料の確認をすることをすっかり忘れてしまったのだ。悔しいが、返品手数料や講演会までの日数を考えると、涙を飲むしかあるまい。いや、眠っていた本に陽の目を見させてあげたと自分に言い聞かせよう。