時の話題2002-4
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2002-08-22
総目次 タイトル索引 テーマ別索引 2002-3
今月の目次 ◇印は《日々雑感》より転載
【性同一性障害】vol.50《日々雑感より》
◆先日､ある真面目な雑誌の座談会に知人が登場､トランスジェンダー(性同一性障害)を告白していて驚いた。自己を徐々に解放するにつれての苦労もあるようだけど､自らを明かさずに作ろうとしてきた人間関係での葛藤が語られていたのが､知人であるだけに複雑な思いで読む。
◆芸能コーナーの好きな詩にも掲載してある「私が先生になったとき」の詩とも重ね､kurochan自身も自らに厳しく問い続けるべき課題だ。(184、02/4/23)[→４月目次]
【民間人校長】vol.49《日々雑感より》
◆元奈良そごう社長榎本さんが奈良県立桜井商業高校校長に､元ビクター社員で音楽教室のカリキュラム等を担当していた町田さんが県立登美ケ丘高校校長に着任。「民間人」の管理職採用だと注目を浴びているが､８日､奈良の県立高校では一斉に始業式があり､この２校以外にも校長着任式が行われた学校があった。(175、02/4/8)[→４月目次]
【新学期】vol.48《日々雑感より》
◆学校週５日制で初めての土曜日である。様々な議論があるが､kurochan周辺の実態から､しばらく考え続けてみたい。(173、02/4/6)
◆kurochanの勤務校でも新校長の着任式と退職者･転出者の離任式があった。こういう時の挨拶は､一人の教員として全校生徒に言葉を贈る､数年に一度しかない機会。今日は特に､正月に交通事故死した生徒の当時の担任が語った命の話が胸にしみた。(175、02/4/8)
◆１０日から授業開始。まず３年生の世界史から。自己紹介がてら、ついつい野宿とヒッチハイクの旅での失敗談。自分を枠にはめず、幅を広げようと心がけて欲しいからだが、「変な人(面白い人)」と思われることは、「人気」につながるかもしれないが、「話が通じない人(分かってくれない人)」として、相談相手から除外されることになりかねない。その辺の人物イメージ作りは、僕らの仕事でも重大である。(176、02/4/10)
◆kurochanの勤務校は、敷地内で校舎をほぼ全面建て替えるため、今年と来年は生徒募集停止となり、今年と来年は入学式がない。従って、対面式もなければ、新入生オリエンテーションもない。クラブ紹介もない。即授業である。しかるに、例年通りの仕事も多く、てんてこまいの今週であった。(178、02/4/13)
◆kurochanの勤務校はＧＷまで一斉家庭訪問期間。今年のkurochanは担任ではないけれど､必要に応じて連日あちこちのご家庭にお邪魔させてもらっています。相手が「学校の先生」ということでいい顔をされるものだとは承知してますが､それでも僕等を信頼してくださる部分を大切にしなければなりません。さらに､ぐっと踏み込んで本音のやりとりができる関係になると､これがまた得難い友のようになったりするんですよ。以前､僕の影響なのか大酒飲みになってしまったお父さんがいましたが。(185、02/4/24)[→４月目次]
【同和教育部】vol.47《日々雑感より》
◆前任者の転出により､人権教育を担当する校内分掌である同和教育部の部長になったのだが､様々な資料を作ったり､文書を起案したり､様々な研究団体との連絡調整にあたったりと､年度当初から事務的な仕事に明け暮れている。
◆教員生活２年目に同和教育部に配属されて以来､15年連続の同和教育部員であるが､生徒の前でだけきれい事をいうのは嫌だと､ふと気付いたら公私ともども人権問題に関わるようになっていた。結婚後は､解放塾や夜間中学､各種運動団体や介護等の活動に顔を出すことも少なくなった。今年は出張も多いので､外から現場に元気を運ぼう！(170、02/4/4)[→４月目次]
【パレスティナ問題】vol.46《日々雑感より》
◆イスラエルのシャロン首相は、ＰＬＯのアラファトを目の敵にしているが、パレスチナ人の自爆テロは、未組織一般市民の義憤によるものが激発している。高い失業率と激減する観光収入に、シャロンはアラファトをターゲットにすることで乗り切ろうとしているのだろうか？米国製イスラエル軍兵器が和平の努力を粉々にしていく。多文化共生・共存の努力は、東アジアでも、日本国内においても、重要だ。敵意を煽ることは、兵器産業を儲けさせ、心の豊かさと人命を奪うことだ。(167、02/4/2)[→４月目次]