特に生駒市の「きつつき」という居酒屋は、
Kurochanにとっては、社会人としての「学校」でした。
閉店パーティーは、いわば「卒業式」でした。
酒と人生、いろんな話題を「交歓」しましょう。
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kazukoさんにお題をいただきました。
お酒のコーナーのお題ということですが、「酔いとは」ということについて お願いしようと思いました。
「酔う」にはお酒だけではなく人の気持ちに 酔ったり言葉に酔ったりといろいろとあるので、酒の「酔い」についてを 定義していただければ..とか、ちょっと抽象的すぎたかな(^^; あと、それから、お酒を飲めない人に対して、お酒がどんなものなのか お酒好きな人の意見から述べるとどういうものなのか..とか これもちょっとつまらないかな?(^^; (2001/3/19、掲示板)
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僕も酒を通じていろんな出会いを重ねてきましたが
早速「酔い」について、雑文を書きためていきます。
ある程度たまった段階で、このコーナーの構成を整えたいと思います。
目次
★ビールに纏わる話★
★迎え酒★
★「酒に酔う」とはどういうことか★
★「すんません、それ俺が頼んだんです」★
ビールに纏わる話(Kubocchann:2001/7/27)
あれは,忘れもしない26年前の夏の暑〜い暑〜い日のことじゃった。当時3交替をしておったおいらは,その日7時〜15時までの勤務の最終日で,別にもうひとつ予備直(8時〜16時)というのが出ておって,どちらかともなくソフトボールをやって一杯飲もうという話が成立したのじゃ。おいらたちが16時まで待つこともなく15時から始めることになって(ここら辺が少し重要なのだが,おいらは次の日から15時〜23時の勤務),やったのはいいが夏の15時といえば炎天下もいいところ,汗をかきまくって身体中の水分がほとんどなくなったような状態になったところで,「さあ,ビールを飲もう。」っていうんでサッポロジャイアントをコップへ次から次へと注いでは飲み注いでは飲み,飲みはじめて30分も経たないうちに酔っ払ってしまって,終わりまで飲んでいたはずだが,その当時まだ実家(広島県呉市)の近くの勤務先に通勤していたのだが,どうやって帰ったのかも覚えていない。次の日,のどの渇きと暑さのために目が覚めたはいいが,頭は痛いし目はまわるしでひどい二日酔いになってしまったのじゃ。それでも,一応会社に出たのじゃが,頭痛がおさまらない,で,しかたなく途中で帰って寝たのじゃが,次の日に起きたときもまだ頭痛がしている。おまけに下痢ちゃんまでついてきた。この間ほとんど水しか飲んでいなかったもんね。ということで,皆さんに言っておきたいのは夏は水分を多めにとらなきゃいけないけれど,ビールのがぶ飲みで補給するとこうなるということじゃってことよ。は,は,は(2001/7/27、Kubocchann筆)[→戻る]
「迎え酒」(Kubocchann:2001/3/21)
二日酔い状態で,頭痛とかする場合に軽くいっぱいやるとまた,もとの酔った状態に戻って一時的に気持ちよくなるだけで,何の解決にもならない。少々頭痛がするくらいは大量の水を摂取して早めに体を中和するのが一番かしこい方法だと思う。(2001/3/21、Kubocchann筆)[→戻る]
「酒に酔う」とはどういうことか (生理学的考察)
「酒に酔う」とは体内に摂取したアルコールの分解に手間取っているということです。「めまいがする」「吐き気がする」「赤くなる」「青くなる」「判断力が鈍る」「眠くなる」「翌朝起きると頭が痛い」などがよくある症状でしょう。
まず、チャンポン(複数の種類の酒を飲むこと)は酔いやすいのか?ということです。心理的には、そう信じているがために酔うということはありますが、生理的には迷信です。酔うか酔わないかは、アルコール摂取量と個々人のアルコール分解能力との関係でしかありません。ただし、チャンポンすると、違う酒の味に新鮮さを感じ、結果的にアルコール摂取量が増えてしまい、分解能力を超えやすいとはいえます。チャンポンで酔うというのは、正確に言えば、複数種類の酒を飲んだからではなく、単にアルコールを飲み過ぎたからに他なりません。
さて、年末忘年会シーズンには新聞各紙の家庭欄等に、酒の飲み方についての記事がよく載ります。自分の飲む能力をわきまえろ、他人の飲む能力も考えろ、ということがよく書かれてあります。「飲む能力」とは何かというと、大きく2段階に分けて理解する必要があります。第一段階でアルコールはアセトアルデヒドという毒物に分解されます。第二段階でアセトアルデヒドが二酸化炭素に分解されます。
第一段階の分解能力が弱いと、「まわり」ます。アルコールが体内に行きわたり、赤くなります。脳も興奮状態になり、理性で抑えている感情が出やすくなります。ホンネで語り合える手助けになる程度なら、またストレスを適度に発散できる程度ならとても有益ですが、第一段階の分解能力をはるかに越えるアルコールを摂取すると、昏睡状態になり、場合によっては死んでしまいます。弱い人にイッキ飲みさせることは殺人行為と心得ましょう。また、判断力が鈍りますので、他人を傷つける発言をしたり、犯罪行為に走る人もでてきます。酒場で「からむ」人を時々見かけますが、相手にしても甲斐がないことが多い上、忘れられることもまた多いものです。また、酔いつぶれている人を放置すると、命に関わることもありますので、適切な対応が必要です。
第二段階の分解能力が弱いと、「のこり」ます。アセトアルデヒドの毒性によって体調が崩れます。青くなり、吐き気がします。特に弱い人や、飲み過ぎた人、もともと体調が良くなかった人は、翌朝起きても、頭が痛かったりします。水によって中和をはかり、時間の経過を待つしかありません。
基本的には、この2つの能力は体質ですので、訓練によって強くなることはないようです。酒に強くなったというのは、本来その人がもっている能力が発揮できるようになったというだけのことのようです。能力開発なのか限界を超えて身体を壊しているのかの判断が難しいのですが、どちらにせよムリをしないことです。
酒豪と言われるタイプは、この2つの能力がともに強いということです。まわらない・のこらないということですが、肝臓への負担は同じです。このタイプは、「おい、飲んでないぞ、もっと飲め」と言われやすく、調子にのってガンガン飲めば、肝臓も財布もパンクします。「昔は結構飲めたのに」ということは、飲み過ぎによる肝機能低下です。
生半可な知識ですみません。文献で確認せずに一気に書きましたので、間違いがあるやもしれません。「迎え酒」はいいのか悪いのか、「卵酒」はどんな仕組みか、誰か教えてくれませんか!(2001/3/20筆、同日語句再修正)[→戻る]
「すんません、それ俺がたのんだんです」
まだ生駒のアパートに一人暮らしだった頃、明け方までやっている居酒屋のカウンターでちびちびやっていた。右の方には、20歳そこそこの兄ちゃんがつぶれかけていた。突然、店の奥に座っているおっさんが怒鳴りだした。「俺はこんなん頼んでへんぞぅ!」。飲み屋の親爺がカウンターで言葉を選んでいる。その時、右の方の若者が叫んだのがこの言葉だ。kurochanは「なんだ、こいつが頼んだのか」と思っていたのだが、しばらくたって彼のボソッとしたつぶやきが聞こえてきた。「俺これ、好きちゃうねんなぁ」。どうやら常連の彼が、とっさに気をきかせたようだった。「兄ちゃん、ええ奴やなあ」と声をかけ、その後飲み友達になったが、彼は高校を中退し、第二阪奈道路の工事現場で働いているといっていた。そして俺は高校教師として、子ども達に本当は何を育てたらいいのか、考えた。(2001-2-26筆、「みんてなで作る好きな言葉辞典」vol.2にも掲載)[→戻る]
アンカージャンプ用の表示余白です。