<お姉チャンプルゥ テクスト集>
誤字も全部そのまま写しました(汗)
字が潰れ気味で読みにくかった人名の漢字も
正誤をチェックして頂いたので(感謝!)、
とりあえずはゲーム中のものをしっかりコピペできたかなと。
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「理保」のシナリオ 〜異星人の野望〜 「真琴」のシナリオ 〜異星人の野望〜 「理保(17)」のシナリオ 〜レトロウィルス〜 「真琴2」のシナリオ 〜レトロウィルス〜
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・ストーリーをより深く考察したい方は、是非こちらのページを!!!
(リンク許可感謝!)
http://home.att.ne.jp/star/tomo_/onechance/
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あたしの名前は、彩。
剣の扱いだけは誰にも負けない
ちょっと変わった女の子よ。
剣術に関しては全部父に教えてもらったの。
母はあたしが幼い頃に病気で死んでしまったから
あたしは父と2人で暮らしていて
小さい頃からずっと父の下で
剣術を叩き込まれていたの。
剣を教える時はとても厳しいヒトだったけど、
稽古が終わるといつもの娘思いの父に戻って
あたしを優しく包んでくれた。
あたしは父のことが大好きだったわ。
でも父はある時、何者かに襲われて死んでしまった。
父は死ぬ間際に、あたしには腹違いの妹が
いることを教えてくれた。
そしてその妹が操る屍に襲われたことも…。
妹のことはその時に初めて聞かされたし、
ゾンビなんて初めは信じられなかったけど。
でも、こうして目の前でソレを見ちゃうと
信じるしかないわね。
ついにあたしにも魔の手が伸びてきたってコトかしら。
いいわ、望むところよ。
父の仇、
討たせてもらうわ。
彩 ステージ2
ここは以前から閉鎖された病院。
ここにもゾンビ達が現れたって聞いたから
急いで駆けつけて来たんだけど、
中は動く死体だらけで、もう非道い有り様。
それにどこの扉も開かないし…、
どうやら閉じ込められちゃったみたいね。
妹の手下どもの仕業のようだけど、
まぁ、いいわ。そいつぶっ倒して、
ついでに妹の居場所も聞いてみようかしら。
彩 ステージ3
おかしな女子高生のゾンビを倒したのはいいけど、
相変わらず出口が見つからないし、
まだたくさんのゾンビが残ってるのよね。
ここのゾンビどもをこのまま
生かしておくわけにはいかないし、
もう少し、この病院の中を探って
出口を見つけるしかなさそうね。
彩 ステージ4
妹の手下どもの口を無理やり割らせて得た情報だと、
都内の公園墓地を降りた先に
妹が潜む地下洞窟へ通じる秘密の通路があるらしいわ。
でもそこを護るとっておきのゾンビがいて
手下どもは、あたしには絶対
勝てないなんて言ってたけど。
あたしよりも強い奴がいると思ってるのかしら。
馬鹿にしないで欲しいわね…。
彩 ステージ5
この洞窟の奥にあたしの妹がいるという。
きっとこの暗い洞窟の地下深くで
妹が復讐の炎に身も心も燃やして、
あたしが来るのを待っているはず。
でも、もし本当に妹に会えたとしたら
あたしはどうすれば良いんだろう。
父の仇を討つ為に唯一残された肉親と呼べる人間を
自分は本当に倒せるのかしら。
父はあたしにどうすることを望んでいるのかしら…。
彩 ステージ6
もうすぐ妹に会えるのが分かる。
この奥で妹があたしを待ち受けているのが
はっきりと体に伝わってくる。
姉妹の血のつながりがそう感じさせるのかしら。
それとも、彼女の怨念の力?
まだあたしには妹を殺す決心がついていない。
本当に妹を仇として討つべきなのか…。
だけど今はもう考えても仕方が無い。
どこまで進めば良いのか分からないけど、
とにかくこの暗い洞窟を突き進んで妹に会うしかない。
あたしの名前は、咲。
一応、学生だけど、ちゃんと仕事して
お金稼いだりもしてるのよ。
人殺し、とか…。
お金もらって、法では裁けないモノを
あの世に送ってあげたりしてるの。
でも、今日は仕事じゃないの…。
ず〜っと探し続けていたお姉ちゃんに会いに行くの。
でも、近道をしようとしたら、
こんな古い外人墓地みたいな場所に出ちゃった。
えっ!? なにっ?
向こうで死んだヒト達が生き返ってる!?
咲 ステージ2
どうもおかしい。
死人を操る術は、あたしと姉しか使えないはず…。
でも、もしかして彼らは、
父が殺された時に現れたっていうゾンビだとしたら…。
もしそうなら、これが何かのワナであっても
父の仇に会えることにつながる。
だからあたしはここで逃げるわけにはいかない。
それに、彼らをちゃんと斬って成仏させてあげないと
ヒトとしていけないと思うの。
で、ココが2つ目の指定の場所の
今は使われていない閉鎖されている病院。
この病院もさっきみたいなことになってるのかしら?
あぁ、でもこんなに大勢のヒト(?)を斬るのって、
ハ・ジ・メ・テ。
咲 ステージ3
おかしな女子高生のゾンビを倒したから
すぐに出られると思ったけど、そう甘くはないか…。
どこか別の出口を探さないといけないのかな?
道を聞こうにも、死んでるヒトばかりだから
そうもいかないし…。
まぁ、いい。必ず出口はあるはず。
病院内を歩き回っていれば、
そのうち出口が見つかるでしょ。
咲 ステージ4
こうしていると、あの頃の事を思い出す…。
幼い頃、父と母と一緒に暮らした幸せな日々を。
生前父が、あたしには腹違いの姉がいると言っていた。
姉と、そのお母さんの事はあまり知らない…。
それどころか、実の母の死の真相すら知らないんだ。
なぜなら、その話を父に聞こうとすると、
あたしは決まって発作を起こし、
気を失ってしまうからだ…。
父は何か知っていたのだろうか?
咲 ステージ5
あのゾンビから聞いた限りでは、この洞窟の奥に
触れてはいけない何かがあるらしい。
どうしよう…。
この洞窟で、姉と会う約束をしているのに!
急がないと、お姉ちゃんが危ないかもしれない。
でも、触れてはいけないものって何!?
あたしの中で何かがザワめいている…。
本能が行ってはいけないと言っている。
でも、あたしが行かなくちゃ、姉が…。
たった一人の肉親だもの! 行かなくっちゃ!!
咲 ステージ6
もうすぐ姉に会えるのかしら?
この奥に姉が待っているのかしら?
うっ! なに? なんなの!? この胸騒ぎは!
あたしの血が沸騰しているみたいに熱い!!
イヤ…、怖い…、何かが溢れてきそう…。
助けて…お姉ちゃん。
これ以上先に進んだら、あたし…、
どうにかなってしまいそう…。
私の名前は、双葉理保…。
こんなにも意識は
しっかりしているのに、
私の身体は今…、
意識の外にいる。
まるで何者かに操られているかのように…。
それに周りの風景も、
いつもと違う雰囲気がする。
鳥のさえずりも…、
街を行きかう人もいない…。
うっ!?
なにかしら…このニオイ!!
何かが腐ったようなニオイが、
墓地の方から漂ってくる…。
理保 ステージ2
オエェェェ〜、ケホッ!!ケホッ!!
はぁ…はぁ…、なんなのよ…あの動く死体は!?
それに、どうして私の身体は
死体を切り刻んでいるの?
もうイヤ…こんなの…耐えられない…。
髪にも、身体にも…。
死肉と血がこびり付いて凄い異臭は発している。
誰か…助けて…お願い…。
あっ! 病院!!
身体が病院に向かっている…。
私…助かるかもしれない!?
理保 ステージ3
死体とはいえ…女子高生を…斬ってしまった…。
私の意志じゃないけど…私の身体が切り刻んだ…。
今でも感触が残っている。
ウッ、オエェェェ〜、ケホッ…。
はぁ…はぁ…、早くここから出ないと!
また何かを斬ってしまう!!
出口はどこ!? どこなの?
理保 ステージ4
どうしていつもこんな事になっちゃうの…。
前も撮影中に巨大化したとか
マネージャーが言ってたけど。
私にはその時の記憶が無い。
後でニュース映像を見たけど、
特殊撮影にしか見えなかったし…。
その後の検査でも異常は見つからなかった。
でも、今は身体を自由に動かせない…。
いえ、正確には動かされている!
病気なのかな…、それとも悪い夢?
夢なら…早く覚めて!! お願い!!
理保 ステージ5
死体の話している事が分かるようになってる…。
私…本当にどうなっちゃったの!?
誰が何のためにこんな酷い事をさせているの!?
お願い…もう許して…耐えられないの…。
もう…お家に帰りたい…。
パパ…、ママ…、真琴…。
あっ! また勝手に身体が動き出した!
さっきの死体が言っていた洞窟に向かっている!
いったい何があると言うの!?
理保 ステージ6
感じる…!!
身体がジンジンする…。
なにか…とてつもないエネルギーが
入り込んでくるみたい…。
この洞窟の奥には、何があるの?
はぁぁ…、怖い!!
これ以上進みたくない…。
でも、身体は相変わらず私の意志を無視し続け、
洞窟の最深部へと私を誘(いざな)う…。
ワタシの名前は、双葉真琴…。
姉が行方不明になり、
両親が殺された日…、
政府の人が家に来た。
時を同じくして、世界中で
死体が動き回る事件が多発していた。
政府の人の話では、
この2つの事件には関連性があり、
事の発端は、
あの『大美人』事件にあるらしい。
でも、あの事件は
原因不明のはず…。
姉も検査の結果、
異常なしだったはずなのに…。
ワタシは政府の人から荷物を渡され、
指定された場所へ向かった。
真琴 ステージ2
さっきのがニュースでやっていた動く死体か!?
政府の人が渡してくれた荷物の中に
刀(カタナ)があって助かった!
それと…同封されてる手紙が1通…。
読んでみようと封を開けてみたが、肝心の手紙は
返り血を浴びて、所々しか読めなくなっていた。
理保は…、宇宙…、病院…、社…、船…?
断片的な文字しか読み取れない…。
ん!? あれは…病院か!?
何か分かるかもしれない…行ってみよう。
真琴 ステージ3
さっき倒したのは、女子高生の死体に見えた…。
ワタシとたいして変わらない歳なのに…。
あんな姿になっちゃって…。
可哀想…でも最後は笑いながら死んでいった…。
ワタシに斬られる事で救われたのだろうか?
いけない! 早くお姉ちゃんを見つけなくっちゃ!!
出口はどこ!? あっちかなー?
真琴 ステージ4
事の発端とされる『大美人』事件…
それはワタシの姉が突然巨大化し、
首都を破壊した事件である。
当時の報道によれば、未確認ながら姉の頭部に
クラゲ状の物体が確認できる映像があったらしい…。
しかし、政府の圧力なのか、現在
その映像の存在は否定されている。
確かに…あれだけの大事件なのに、その後も
ワタシ達家族が普通に暮らしていけるのも
もしかしたら政府の力なのかもしれない…。
真琴 ステージ5
さっき倒した死体が、洞窟がどうのと言ってたわね。
洞窟…。
政府からの手紙にもそのキーワードがある。
いったい…その洞窟には、何があるんだろう?
そこに行けば、姉に会えるとでも言うのだろうか?
今回の事件も、わからない事ばっかり…
どうしていつも姉ばかりが…。
あっ!? 洞窟ってコレのことかな?
この中に…社があるのかな?
真琴 ステージ6
ここで合ってるのかな?
他を探したほうが良いのかな?
あぁ〜ん、もう疲れた〜。お腹空いた〜。
それに…残りのキーワードの
宇宙と社と船って何なのよ?
ワタシはどちらかと言えば、体育会系なんだよ…。
ナゾナゾとかすると、
頭痛くなっちゃうんだよ、もう!
ん? あれ…!?
このシャンプーの香りはお姉ちゃんのだ!!
もしかして!?
私の名前は、双葉理保…。
いえ、正確には双葉理保だったモノ…。
あの夜…、
中学生だった私は、
課外授業で流星の観測をしていた。
世界中が今世紀最大の天体ショーに
目を奪われていた…。
でも、一夜明け…、
状況は一変した。
流星に付着していたレトロウィルスが飛散し、
爆発的に感染。
生物は全滅状態に陥り、
逆に死者が蘇り始めた…。
わずかに生き残った者も、
私のように、化け物になってしまった。
理保(17) ステージ2
腐った肉のニオイ…、それに血の香り…。
人間だった頃の私ならば、卒倒していただろう。
人間だった頃か…。
そういえば、タレントにならないかって
スカウトに来た響さん、今頃どうしてるかな…。
無事に人間として、生き延びていれば良いけど。
あぁ…、また血のニオイがする…、欲しい…。
あの病院からね…。
ウフフフッ…、自分でもわかる…変わっていくのが…。
理保(17) ステージ3
女子高生のゾンビ…。
私も死んだら、あんな風に蘇るのだろうか?
叶うなら…蘇らずに、静かに眠らせて欲しい…。
うっ! 身体が熱い!!まるで
全身の血が沸騰していうよう…。
新しい獲物を探さなくては…。
早くこの病院から抜け出したい!
出口は?出口はどこ!?
理保(17) ステージ4
ウハハハハハッ…。
私…どうしちゃったんだろう?
身体中に死肉や血を浴びてるのに、嬉しいなんて!!
心まで怪物になっていくのね…。
こんな姿…みんなが見たら、どう思うだろう?
パパ…、ママ…、晶…、要先輩…、
それに…真琴…
課外授業の後、家に戻れなかったから
状況が分からないけど、みんな無事でいてほしい…。
理保(17) ステージ5
クスクスクス…、アハハハハッ…!!!
こんなのってある?
ゾンビの言葉がわかるようになったなんて!
アハハハハッ…。
私、生きてるのにゾンビ化しちゃってるのかしら?
そんなのイヤ!!
もう耐えられないよ…、こんなの…。
この洞窟の先に居るのが何であろうと構わない!!
私を…殺してくれればそれで良い…。
理保(17) ステージ6
感じる…。
今までとはまったく違う感じがする…。
新鮮な血のニオイだ!!
身体がウズく…。
この喉の渇きはなんだ?
この激しく打ち鳴らす鼓動はなんだ?
私の中の怪物が…ついに現れようとしているのか?
怖い…怖いけど…、もう、後戻りは出来ない…。
ワタシの名前は、双葉真琴…。
世界中に蔓延した謎のウィルスは、
全ての生物に感染し、
すでに大半の種が絶滅してしまった。
しかし、感染しても
すぐに発症しない者達が居た。
ワタシもその一人…。
すぐに発症しない者には、生き延びるために、
死よりも苦しい運命が待っていた。
真琴2 ステージ2
ウィルスは死体にも感染した。
感染した死体は生き返ったように動き出した。
死体は生き血を求めさまよっている。
ワタシ達生き残った者は、その死体の恐怖に怯えながら
常に戦い続ける事を宿命付けられた。
生き続けても…いつ発症するかわからない不安…。
人間は自分だけではないのか?という不安…。
死を選択すれば…すぐに楽になれるという
誘惑を抱えながら私は生きている。
真琴2 ステージ3
女子高生の死体…。
いや…動く死体だから、ゾンビとでも言うのか。
彼女達はある意味幸せかもしれない。
もう生き返らなくても良いのだから。
早くワタシも灰になりたい。
なまじ肉体が残ると…ゾンビになるから…。
真琴2 ステージ4
ワタシには父と母と姉が居た。
両親はウィルスに感染し、
生きながらにしてゾンビ化した。
ワタシは生き延びるために両親を斬った!
いや…正確には両親だったモノを斬ったのだ。
今でも…感触が残っている。
拭っても、拭いきれない血の跡が、ワタシを責める。
姉は外出していて行方不明になっている。
こんな状態だ…生きているかどうか…。
でも、生きているなら会いたい。
人間でいるうちに…。
真琴2 ステージ5
どうやら、ワタシも発症が近いみたいだ。
ゾンビ達の話す言葉が理解できようになってきた。
元々が人なんだから不思議では無いのだが
腐った筋肉で話すゾンビの言葉は、
普通の人間では聞き取れない。
ここか? この洞窟か?
洞窟の中に、獲物が居ると言ってたな。
ゾンビにとっての獲物は、ズバリ人間だ。
この先に、生存者が居るというのか?
真琴2 ステージ6
感じる…。
発症が近いワタシには…
生き血のニオイがプンプン臭う。
だが、決して不快ではない。
むしろ快楽すら感じる。
体中が血を、肉を求めているのが分かる。
こんな状態で、人間に会っても大丈夫だろうか?
でも、会いたい。
人間でいるうちに…殺して欲しい。