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〜 生協連からのニュースとお知らせ 〜

★13.10.30 更新★

静岡県協同組合間提携推進協議会
視察研修に参加しました

日 時 : 2013年10月7日(月曜日)〜9日(水曜日)
参加者: 7名
視察先 : 岩手県  ・岩手県協同組合間提携協議会との交流会(於:岩手県漁連)
・釜石湾漁業協同組合と被災地区
・いわて生活協同組合 コープAterui(アテルイ)にて移動販売について

<岩手県協同組合間提携協議会との意見交換会(於:岩手県漁連)>
岩手県では、2012協同組合年シンポジウムと、「わらび座ミュージカル『おもひで
ぽろぽろ』」の開催、また記念商品として、「いわてを食べよう!!ビーフカレー」1万個を
限定開発・販売し、1個10円を被災地への義援金として完売したなどの報告がありました。

震災に関連し、特に県漁連からは、組合員376名死亡、4000戸全壊、船13000隻が
被害を受け、信連は被災直後は通帳なしで現金を払い出した、との苦労の様子が
語られました。市全体では仮設住宅数が被害のあった昨年から現在までに減っておらず、
がれき処理などは進んでいるが、生活再建は進んでいない状況、とのことでした。

意見交換会の様子 岩手県漁連の報告

<釜石湾漁業協同組合>
  釜石湾漁協の被災状況と復興の状況について話を伺いました。
 ・ 漁業者の船は全滅、事務所は全壊、組合員15人死亡、職員1人死亡。
 ・ 船舶、ホタテ・ワカメ・カキ・コンブの養殖施設全滅、定置施設一部被害(船はほぼ無事)。
 ・ 養殖関係ではワカメは1年で出荷できるため既に収入源となっているが、ホタテ、
   カキが出荷できるまで3年かかるため、1〜2年のものには保証がなかった。ガレキ
   撤去作業でしのいだ。
 ・ 採貝は漁師が共同で行い、過去5年の水揚実績で分配している。
 ・ 震災前の売り上げに比べ昨年2012年は半分以下だった。
 ・ 2011年は相談課をつくって苦情を受け付けたが、ノイローゼになりそうだった。
などなど、苦労話を伺いました。
 その後、大潮になると今でも街の道路に潮が溜まるという海沿いの釜石市内をジャンボ
タクシーで回り、運転手から震災当時の状況と復興の状況の説明を受けました。

仮事務所でお話を伺う 中心市街地の様子

<いわて生活協同組合(於:コープAterui)>
復興支援の一環として行っている移動店舗「にこちゃん号」について話を伺いました。
 ・ 2012年6月に1号車、11月に2,3号車、今年の春に4号車を導入。
 ・ 2tロング車と軽トラックの2台一組で運行し1日約200キロ走行。
 ・ 販売場所は買い物が不便、お年寄りが多い、などの条件で組合員に決定してもらった
   仮設住宅を巡回している。
 ・ 取扱品目600品目で6割が生鮮で、注文にも対応している。売れ残ったドライ品、
   牛乳等はそのまま店舗で販売、揚げ物などは値段を下げて売り切ってしまう。
 ・ 仮設住宅には1〜2人の老人世帯が多く、移動販売車が、コミュニティーの場になって
   いる。
 ・ 1ヵ所平均20人で、所要時間約25〜30分程度、赤字でも支援活動と割り切っている
   
現時点での「にこちゃん号」の仮設住宅カバー率は43%程度。

いわて生協 コープAterui



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