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県連ニュース
〜 生協連からのニュースとお知らせ 〜

★12.1.12 更新★

第2回中央地連大規模災害対策協議会に参加しました

◇日 時:2011年11月10日(木曜日)13:00〜11日(金曜日)15:30
◇会 場:仙台ガーデンパレス(10日)・被災地の視察(11日)

 東日本大震災で被災地の生協として、混乱の中で組合員・地域住民のために
取り組んだみやぎ生協の報告を現地で伺い、様々な示唆をいただくことができました。
1日目は開会挨拶の後、みやぎ生協の総務部次長よりお話を伺いました。
東日本大震災後の取り組みは、静岡でも参考となると思われる多くの事例を含んだ
内容でした。
その後、@東日本大震災対応の振り返り、A全国生協BCP策定について、B都県行政との
災害協定の見直しについて、C安否確認システム、図上演習、MCA無線の今後の進め方、
などを討論しました。

 2日目は南三陸町周辺の被災地を視察し、みやぎ生協の蛇田店店長と石巻支部支部長より
ご報告をいただきました。
店長からは、『災害時には@売り惜しみ、A便乗値上げ、B事業所への侵入者への警告は
やってはいけない。』、『いまでも閉じこもりがちなお年寄りのために店舗でふれあいお茶会を
実施している。』などの話を聞きました。
また支部長からは、『震災時の支部運営の中では、@判断・指示を早く行う、A人を思いやり
大切にすること、B怒らないこと、の3点に気を付けました。』『被災職員が泊まり込みとなった
ため、急きょ給食制度 を作りました。』『全国からの支援をいただき、私たちが本当に感謝して
いることを多くの組合員さんや職員さんに伝えてほしい。』など、机上ではない実際の体験に
基づく報告をいただきました



協議会にて

南三陸町周辺


第4回理事会 報告


◇日 時 : 2011年11月25日(金曜日)
◇会 場 : コープしずおか本部会議室(静岡市葵区黒金町)

 議長に木村博幸理事を選任し、中川会長挨拶の後議事に入りました。
主な議題は以下の通りです。

報告承認事項
 (1)第3回理事会議事録
 (2)2012年新春トップセミナー・新年会について
 (3)静岡県特別職報酬等審議会委員の委嘱について

協議事項
 (1)環境活動学習懇談会の開催について
 (2)2011年度活動方針の進捗状況について

報告事項
  監査報告
 県連事業報告
 会員生協事業報告
 日生協・中央地連関係報告
 行政関係報告
 諸団体報告 など




関東甲信越行政生協関係者連絡会に参加しました

◇日 時:2011年11月16日(水曜日) 13:30〜17:10
◇会 場:コーププラザ13階特別会議室(東京都渋谷区)
◇参加者:39名
       (行政:厚労省3名、1都9県11名
       生協:日生協7名、11都県連18名)

静岡県は行政のくくりは違いますが、例年オブザーバー参加をさせて
いただき状況把握を行っています。
ご挨拶を関東信越厚生局と中央地連議長よりいただいた後、会議が
始まりました。


DVD『被災地のくらしを協同の力が支える』を上映後、全国生協の活動紹介及び

東日本大震災での取り組みについて、日本生協連報告として渉外部部長より、
冊子『2011生協の社会的取り組み報告書』より抜粋しつつ、説明を受けました。

厚生労働省からは「食品衛生をめぐる最新の動向〜放射能汚染など」と題して、
安全課課長より、「食品中の放射性物質汚染問題」「BSE対策の再評価」「最近の
食中毒の動向」「生食用食肉の安全確保対策」の4テーマについて、最新の動向が
報告されました。

また千葉県・新潟県・茨城県・長野県より以下の活動報告がされ、質疑応答が行われました。
    千葉県:「千葉県消費生活ネットワーク会議の設立について」
    新潟県:「新潟県における消費者行政の現状と課題等について」
    茨城県:「東日本大震災後の取り組み報告」
    長野県:「2012国際協同組合年に向けた取り組み」




静岡県委託事業
2011年度 監事研修会

◇日 時 :2011年11月21日(月曜日)  10:00〜12:00
◇テーマ:「生協の監事の職務と責任、監事監査のPDCA」
◇講 師:日本生協連会員支援本部法規会計支援室 塩飽克昭氏
◇会 場:静岡労政会館(静岡市葵区黒金町)
◇参加者:18名(県教職員生協2名、コープしずおか5名、県生協連1名、
       県民共済生協1名、6地区学校生協9名)

県からの委託事業の一環で、県下すべての生活協同組合を対象として、
監事研修会を開催しました。
改正生協法に対応して作成された「生協監事監査ハンドブック」資料に
基づき講義が行われました。
監事の善管注意義務としての行動指針から、業務監査・会計監査のポイントや
監査の視点など、監事業務全般にわたっての研修会となりました。


講師の塩飽克昭氏

研修会の様子



2011年度 経理税務学習会

◇日 時 : 2011年11月21日(月曜日)  
13:00〜15:00
◇テーマ:「税制改正と会計基準の動向」
◇講 師:日本生協連会員支援本部法規会計支援室 江藤俊哉氏
◇会 場:静岡労政会館(静岡市葵区黒金町)
◇参加者:19名(県教職員生協3名、スズキ生協1名、コープしずおか1名、
       県生協連2名、日軽金蒲原工場生協1名、8地区学校生協11名)

経理税務学習会を、県からの委託事業の監事研修会に合わせて開催しました。
まず参加者の関心が高いと思われる2011年度の税制改正についての説明が行われ、
特に、消費税法については、「事業者免税点制度における免税事業者」「仕入税額控除」
などに関して、詳細な説明を受けました。
次に日本の会計基準等の動向について説明がされ、特に、個別会計基準については、
多くの生協が今年度より適用となっている事項として、丁寧な説明がされました。


講師の江藤俊哉氏

学習会の様子



<連載記事 特定商取引法について>

第14回 特定商取引法における業務提供誘引販売取引について

                                         司法書士 小楠展央


 今号は、特定商取引法における業務提供誘引販売取引についてご紹介します。

1 イメージ
 一般に「内職商法」とか、「モニター商法」などと呼ばれるもので、 特定商取引法では
「業務提供誘引販売取引」と表現されます。この取引は、(読んで字のごとくですが…)
業務を提供すると言って誘い込んだところで商品を販売する、というものをイメージ
していただくとよいでしょう。

2 身近に
 この業務提供誘引販売取引も、連鎖販売取引と同じように、意外と私たちの身近に
存在しています。特に、就職活動中の方や、これから何か副業でも始めてみようという方は、
気付かない間にこの取引を目にしていたり、時にはこの取引の当事者になってしまって
いたりすることもあります。

3 相談例から
 こんな相談がありましたのでご紹介します。


 私は、今年の春までサラリーマンをしていました。残業や休日出勤が減り、私の
給料では生活費をまかなえませんでした。妻には持病があり、思うように仕事を
することができませんでした。
 また、一人娘から、高校を卒業したら、専門学校に行きたいと言われました。
 私は、このままではどうにもならないと思い、もっと稼ぎの多い仕事を探し
始めました。そのような時、運送業らしき求人広告を見つけました。その広告には
次のようなことが書いてありました。

  給  与:月収30〜50万円以上可
  仕事内容:軽貨物運搬。荷物は食品、事務用品、仕出し弁当など様々。
  資  格:学齢・年齢不問、未経験者歓迎、要普通免許
  勤 務 地:勤務可能な範囲で配達していただきます
  そ の 他:※手持ち車輌でも開業可(軽の1BOX、軽トラック、他)
  応  募:説明会随時開催。「ちょっと興味あるだけ」という方も歓迎。
        開業費・車両費は分割払いも可。

 私にとって、「30〜50万円以上可」という月収がとても魅力的でした。私は、
さっそく広告主の事務所を訪ね、担当者から様々な説明を受けました。要するに、
私が個人事業主として軽自動車を使った運送業を営み、広告主が私に荷主を
紹介してくれる(仕事を紹介してくれる)、というものでした。
 入会金を約30万円、その他に毎月約1万円の会費を支払わなければなりません
でしたが、仕事は100%紹介してくれるとのことでしたので、私は、この仕事を
始めようと決心しました。なお、運送業で使用する軽貨物自動車も、広告主の
紹介で月賦で購入することにしました。
 いろいろな契約の手続きを済ませ、納車や営業ナンバーの取得も済み、私は、
「これから思いきり稼ごう!」と思っていました。ところが、広告主が紹介してくれる
仕事は、いわゆるポスティングや荷物の仕分け作業などばかりでした。
荷物を運ぶ仕事も紹介してくれましたが、その仕事では、購入した軽自動車を
使うことはなく、紹介先の1トン車を運転しました。
 どんな仕事でも、毎月30万円以上稼げればよかったのですが、半年ほど
やっても、30万円以上稼げた月はありませんでした。今では「サラリーマンを
続けていた方がよかった」、と後悔しています。

(以下、次号に続く。)

 今までの連載記事のページはこちらにまとめました。順次リンクいたします。


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