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★11.08.31 更新★
消費者問題ネットワークしずおか
第6期通常総会と報告会を開催しました
◇日 時 : 2011年7月11日(月曜日) 13:30〜15:00
◇会 場 : 静岡県司法書士会館 司ホール (静岡市駿河区稲川)
【第6期通常総会】
県民生活課より織部課長代理・静岡市消費生活センターより松下所長・県労福協の平野
理事長・県司法書士会より西川会長にご臨席戴き、第6期通常総会を開催しました。
総会では2010年度の活動報告・決算報告が承認され、2011年度の活動計画・予算が
修正され、承認されました。
また、以下の理事・監事が選出され、以下14名の新役員体制が決まりました。
2011年度 役員
代長 |
色川 卓男 |
静岡大学教育学部教授 |
副代長 |
伏見 良雄 |
市消費者協会 会長 |
事務局長 |
小野 裕子 |
静岡県生協連 常務理事 |
幹事 |
勝又 長生 |
消費生活コンサルタント |
幹事 |
金指 敦之 |
静岡県労福協 専務理事 |
幹事 |
鈴木 敬司 |
静岡県労働金庫 地域営業課長 |
幹事 |
柳 美帆 |
静大 消費生活研究サークル 幹事長 |
幹事 |
小泉 那津美 |
静大 消費生活研究サークル 部長 |
幹事 |
望月 みつ子 |
静岡コンシューマーズクラブ 会員 |
幹事 |
諏訪部英敏 |
コープしずおか 組合員活動部長 |
幹事 |
小楠 展央 |
県司法書士会 消費者問題対策委員長 |
幹事 |
望月 里奈 |
ライフサポートセンターしずおか |
幹事 |
深見 好枝 |
消費生活アドバイザー |
監事 |
小澤 吉徳 |
静岡県司法書士会 副会長 |
【報告会】
総会に続き、3月の東日本大震災を受けて、芝司法書士より「被災地における
法律相談」、ライフサポートセンターしずおかの川村栄司氏と望月里奈氏が個人として
参加した「被災地支援ボランティア報告」を行いました。
生活再建に立ち上がろうとする被災者支援のため、県内の司法書士が交代で法律
相談に当たる支援活動では、交代のチームへの丁寧な引き継ぎ等によって被災者から
信頼を得たことなど現在も続けている支援報告と、静岡県と県ボランティア協会が行って
いる岩手県への支援活動に参加した体験の報告が行われました。
第2回理事会・県民生活課との連絡会を開催しました
◇日 時 : 2011年7月22日(金曜日) 13:30〜17:00
◇会 場 : コープしずおか A・B会議室 (静岡市葵区黒金町)
【第2回理事会】(13:30〜15:15) 参加者:理事15名、監事2名、オブザーバ1名
《報告承認事項》
第46回通常総会議事録
《協議事項》
・食の安全・安心推進委員会活動報告と今後の推進計画について
・第42回静岡県生協大会の開催について など
【県民生活課・県生協連 連絡会】(15:25〜17:05)
理事会終了後、県民生活課より塚本課長と細萱主事をお迎えして恒例の連絡会を
開催しました。県民生活課からの消費者行政などの報告と会員生協からの報告の後、
活発な意見交換が行われました。
協同組合間提携推進協議会
水生生物観察会に参加しました
◇日 時 : 2011年7月30日(土曜日) 10:00〜12:00
◇参加者 : 計39名(指導員を含む)
◇会 場 : 瀬戸川流域(藤枝市瀬戸谷びく石)
身近な河川の水生生物の採取と観察活動から、環境保全の大切さを感じ取り、
環境保全に対する意識を高めることを目的に例年水生生物観察会が開催されています。
今年は生協連より5家族14名の方が参加しました。
県水産資源課の花井孝之さんを指導員に迎え、最初に注意事項の説明を受けた後、
参加した子どもや父兄全員で川に入り、サワガニやツチガエル、タニガワカゲロウを採取
しました。採取中は指導員が各グループを回り生物の解説を行い、最後に総括の説明を
行いました。
水生生物とのふれあいを通じて、皆で水の大切さを再確認しました。
調査方法や注意事項の説明 |
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花井指導員による説明 |
日本母親大会in広島
◇日 時 : 【第1日・全体会】 2011年7月30日(土曜日) 12時〜16時30分
【第2日・分科会】 2011年7月31日(日曜日) 10時〜15時
◇会 場 : 【第1日】 広島県立総合体育館・グリーンアリーナ(広島市内)
【第2日】 広島県立総合体育館・中国新聞社・広島国際会議場
メモリアルホール など
母親、女性、男性達延べ1万7000人が集う第57回日本母親大会は被爆地として初めて
広島で開催されました。東日本震災の被災地である東北3県の母親たちも大勢参加されて
様々な現状の報告があり、静岡からは総勢180余名の方が参加しました。
第1日の全体会は100名を越える広島のうたごえ大合唱団でオープニングし、記念講演
として湯浅誠さんの『貧困なくし 人間らしく生きられる社会をつくる』と題しての講演が
行われました。
被爆地広島の開催ということもあり、世界各国で被爆の犠牲になった子どもたちが語りあう
構成劇や「原爆の子の像」のモデル佐々木禎子さんをモデルに出来た歌手クミコさんの
「祈り」の歌唱など、広島らしい取り組みが感動的でした。
第2日は子どもの問題や暮らしの問題、平和の問題、見学分科会など47の会場に分かれて
行われ、どの会場も多くの参加者で熱心な議論が交わされました。中国新聞社で行われた
『どうなる?どうする?揺らぐ日本の食』のシンポジュームには、放射能問題を抱えた日本の
食への不安からか参加者も多く、パネリストの話に皆真剣に耳を傾けました。
子どもや孫への将来に対する不安や今私たちが直面している食への不安に対する報告に
たくさんの質問、意見が出され、学ぶ大切さを感じたとの声をいただきました。
別会場で行われた吉永小百合さんの原爆詩の朗読も感動的だったとの声もありました。
生協連からはコープしずおかの組合員さんや浜北医療生協の方が参加されました。
今回始めての参加の方からも毎年参加の方からもたくさんの事を学ばせてもらったという声を
いただきました。
子どもたちに明るい未来を手渡すために力を合わせようと確認した元気なお母さん達が
印象的な、充実した2日間でした。
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<連載記事 特定商取引法について>
第10回 特定商取引法における電話勧誘販売について
司法書士 小楠展央
1 訪問販売とよく似ている
この連載の初めのころ、特定商取引法に定められている訪問販売についてご紹介
しました。電話勧誘販売は、その訪問販売とよく似ています。どのように似ているのか、
商品の販売を例にとって考えてみましょう。
まず、最も素朴な訪問販売の場合は、販売員が不意に自宅を訪ねてきて、そこで勧誘し、
商品を販売する、というものでした。それに対し、最も素朴な電話勧誘販売は、販売員が
不意に電話をかけてきて、その電話で勧誘し、お互いに会うことなく、電話や郵便の
やり取りで商品を販売する、というものです。つまり、販売員が不意に訪ねてくるのが訪問販売、
販売員が不意に電話をかけてくるのが電話勧誘販売、と捉えることができるでしょう。
次に、訪問販売においては、販売目的を告げずにお店に呼び出したり、他の人に比べて
著しく有利な条件を示してお店に呼び出したりして商品を販売した場合にも、その取引が
訪問販売に該当するケースがありました。それと同じように、電話勧誘販売においても、
販売目的を告げずに電話をかけさせたり、他の人に比べて著しく有利な条件を示して電話を
かけさせたりして商品を販売した場合、その取引が電話勧誘販売に該当するケースが
あります。
つまり、あの手この手でお店に呼び出すのが訪問販売、電話をかけさせるのが電話勧誘販売、
と捉えることができるでしょう。
以上のとおり、訪問販売と電話勧誘販売は、人が訪問してくることと電話がかかってくることの
違いはありますが、ともに不意打ちの要素があり、規制方法もよく似ているといえるでしょう。
2 訪問販売と同じようにクーリング・オフできる
上述のとおり、電話勧誘販売には、訪問販売と同じように不意打ちの要素があります。
そこで、特定商取引法は、電話勧誘販売の場合にもクーリング・オフできることを定めています。
「私から電話をかけてしまったけど…。」という場合にも、電話勧誘販売に該当するケースが
あります。まずは法律家や公共機関の窓口に相談してみるとよいでしょう。
3 外国の状況をすこしだけ
日本は、電話勧誘販売の取引手法について、特定商取引法によって規制はしているものの、
禁止するには至っていません。一方、外国の中には、電話勧誘販売について日本以上に
厳しい規制をかけている国もあります。特にドイツなどでは、事前に承諾のない電話勧誘販売を
禁止しています。つまり、営業の自由を制限しなければならないほど、危険な要素の大きい
取引手法だと考えられていると言ってよいかもしれません。
(以下、次号に続く。)
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