真空管アンプ
SV-2A3 キット


部品を購入して作ろうとも思ったのですが、そんな知識や各種測定器がある訳でも無いので無難なキットを購入し、毎晩1〜2時間を
掛けて5日間で完成させました。キットはサン・オーディオのSV−2A3というものを選びました。各社から様々なキットが販売されてい
るのですが、一番魅力的だったので、SV−2A3を選んだ次第です。 
 では早速、作成途中の写真や完成した写真を紹介したいと思います。

 


真空管アンプキット組立写真
開梱直後 トイレットペーパーの芯を活用 転倒防止に

まず電源部から 不要なコードは巻いて置く スイッチやネオン管接続 入力側接続

抵抗やコンデンサーも接続 ケーブル結束 ハム音調整後 スピーカー接続

正面 正面拡大 正面縮小 Marantzアンプが台です

上からの写真 左サイド 正面 2A3の真空管

自作スピーカーで音だし確認 念のためアースも接続しました 全体写真 CDプレイヤーと直接接続




音楽を聴いての感想
 自作スピーカーを接続し、CDプレーヤー (KENWOOD DP-7010) と直結して聴きました。直結と言っても実際には、やはり自作
したボリュームボックスを介在して、音量を調節できるようにしています。本来は真空管プリアンプが欲しいところですが、費用も
かさむため仕方無しです。
 JAZZ、POPS、その他、いろいろなジャンルのCDを聴きましたが、トランジスタアンプと比較して、艶があるというか、ウェットとい
うか、響き渡るというか、何とも良い音がします。自作スピーカーも MarantzのPM-50と接続したときよりも、何となく重みのある
音色がしました。真空管アンプで聴くと無駄な高音や低音が無く、聴き疲れない感じがするのです。 しかし、やはり長時間聴いて
いると疲れは来なくとも飽きが来るので、トランジスタアンプで聴くようにしています。トランジスタアンプで聴くと、今度は高音域や
重低音がまたたまらなく良く聴こえるのです。なので、真空管とトランジスタを交互に聴くのが一番良いスタイルなんだと感じた
次第です。今後も複数のアンプと複数のスピーカーの組み合わせをいろいろ試し、楽しみたいと思っています。また良いところ
だけを印象に残し、且つ心で聴くのも格別なのかもしれません。




キットの紹介
サン・オーディオ SV−2A3 シングル・ステレオ・メインアンプ
以下はメーカーさんのホームページから抜粋。
http://www2.big.or.jp/~sunaudio/sv/sv2a3.html
前段は双3極管6SN7GTを(1本/ch)使用した2段増幅。
出力管の2A3には交流点火方式を採用。
回路にはNFBを一切使用しない無帰還アンプです。
配線にはプリント基板を一切使用しないリード線タイプを採用。
トランスは全種(出力、電源、チョーク)にわたりタムラ製作所の特注品を使用。
使用真空管 6SN7GT x2,2A3 x2,5U4G x1
出   力 3.5W + 3.5W
入力感度 150mV
入力インピーダンス 100kΩ
出力端子 8Ω,16Ω  ※1
周波数特性 15Hz〜30kHz/−3dB
ノイズレベル 2.5mV以下
外形寸法 W360xH190xD270mm (突起部含む)
重   量 16kg
備   考 出力管の2A3はSOVTEK(ロシア製)

 組立は結構楽です。また調整箇所も殆どありません。回路図に加え、実体配線図もついているので見た通りに配線すれば大丈
夫です。しかし、全くのビジターは無理かも知れません。シールド処理方法や収縮チューブ、半田付け等の予備知識は一切記載
されていません。まぁ〜、そのような方は完成品を購入しますから問題なしですね。
 因みに消費電力は記載されていませんでしたが、測定結果から107.85 [VA] と判明しました。概ね100 [VA] 程度で設計
されているのでしょうか。



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