オーディオと言えば、やはりレコードプレーヤーを無くして語れないと思います。小生はレコードプレーヤーは面倒なのであまり好きではないのですが、最近ではいろいろやって楽しんでいます。写真に写るプレーヤーは
DENON の DP-2000 と DENON のキャビネットです。DP-2000 が故障しており、無料で頂いたものを自分で修理して使用しています。キャビネットは木目調だったのですが、やはり自分でピアノ調に塗装致しました。 |
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@ | トーンアームを DENON DA-305 から SAEC WE-308に変更 DA-305 は扱い易いのですが、やはり WE-308 と比較すると比べ物になりませんね。WE-308 はダブルナイフエッジを採用し、トレース能力が全く違います。しかし、設定も大変だし、何と言ってもウエイトが軽く、搭載できるカートリッジ・シェルに制約があるので、やはりトータルで考えても使用し辛いです。当時はオプションでサブウエイトが販売されていたのでしょうが、現在では入手不可です。オーディオショップやオークション等で中古で入手したとしても、一万円以上はするでしょうね。そんな悩みを低価格で克服しましたので、以下にご紹介致します。 |
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ターンテーブルの周りには カートリッジが沢山 |
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所有しているカートリッジの搭載確認中 サブウエイト装着 |
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唯一、標準のウエイトで使用できる組み合わせとして、DENON のMAGNESIUM ヘッドシェルと DENON の DL-103 だけなのです。マグネシウムが軽量なので使用できるのですが、ほかのシェルでは重過ぎて使用できませんでした。全てをマグネシウムシェルに変更するか、トーンアームを変えるか方法がありません。しかし、折角あるものを変更するのも嫌なので、いろいろ検討しました。 |
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標準ウエイトで使用 |
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我が家で一番重いシェルは SAEC ULS-3X なので、それに合う試作機を検討・作成しました。 | ||||
一番重かったシェル | 試作機 ウエイトはどちらも23g |
100円にゲットしたドライバビット 10ミリだとそのまま使用できる |
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切削機械があれば良いのだが、切削機械などあるわけが無いので、あらかじめ測定して置いた、10ミリ、または20ミリの円筒形のものをいろいろ探しました。上の中央写真にあるように23g程度にすると、木材でも鉄パイプでもこんなに大きくなってしまう。使用上は問題は無いが格好が悪い、小型マグネットも検討したが、いざ買い求めようとすると、なかなか無いものである。右の写真にもあるドライバビット(電動ドライバの代えアダプタ)が10ミリなので、そのまま使用できそうなので、買い求めた。10ミリと言っても、実際には10.1ミリ程度なので、トーンアームに保護を兼ねてセロハンテープを一回転程度させると、程よくなる。その後、ディスクサンダで削って、現物合わせで根気良く重量あわせを行いました。すると大半がこのサブウエイトで使用できるようになりました。 こうして聴いていると、カートリッジの性格みたいなものが感じられて、CDプレーヤーには無い楽しみを与えてくれるので、癖になるんでしょうね・・・ |
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YAMAHA MC-1x |
AT32EU | ADC MC-1.5 | ||
何だかリニアモーターカーのようです | ||||
このサブウエイトで9割が使用できるようになったのですが、一番重い USL-3X だけが針圧 6.89g も加わってしまい、新たに第二サブウエイトを作成いたしました。 | ||||
仮実装 バランス調整中 |
第二サブウエイトは 15.58g 二つのナットを接着後に塗装 |
全体 | ||
後ろからのショットです。 ボルトに白く塗装したら余計にボルトに 見えてしまいました(笑) サブウエイト及び第二サブウエイトともに 着脱可能です |
音も素晴らしいが、カートリッジやシェルを 見ているだけでも満足です。 |
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WE-308 | ||||
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第二サブウエイトの着脱は楽に行えるのですが、サブウエイトの脱着はセロハンテープで固定しているので容易ではありません。そこで、セロハンテープを使わずに固定する方法を考えました。ホットボンドによる固定、レコードを溶解して固定、半田による固定等、いろいろ試しましたが、半田による固定が一番しっくりしたので、半田溶解による型取りを行いました。 |
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サブウエイトは11.15g | ||||
レコード利用 | ||||
反った中古レコード | チップ状に裁断 | カスバーナーで溶解し、10mmのシャフトを差込型取りしましたが、失敗してしまいました。 | ||
こちらは半田を溶解して10mmシャフトを 挿入した直後 |
シャフトを抜き、松脂を洗浄 | サブウエイトの着脱もしっくり、またガタも無く 着脱が楽になりました |
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参考 現在使用しているキャビネットでは、サブウエイトはこの程度の長さで限界です。ダストカバーとのクリアランスは1mm 程度しかありません。 | ||||
レコード演奏が終わると、ダストカバーとの クリアランスは1mm程度しかありません |
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昔懐かしい大田裕美の南風〜君の瞳はオレンジギャル〜 で、性能が出ているかチェックしました(笑) |
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あきもせずに再び自作ウエイト作りです。 | ||||
このウエイトは重量はちょうどよかったの ですが、長くなってしまいダストカバーに 当たり、ボツとなってしまいました。 |
重量を稼ぐために半田盛り | 半田盛り後、10ミリのドリルでザグリ。 長さは OK だが、あと 1g 程度 重量が欲しいところ |
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A | DENON DP-2000 から DENON DP-3000 に変更 ターンテーブルの .DP-2000 の45回転が調子悪くなったため、DP-3000 に乗せ変えました。DP-3000 は STOP した際にブレーキが掛からないので、DP-2000 の方が重宝です。しかし、DP-2000 より DP-3000の方が旧型ではあるものの知名度が高いため、暫くは DP-3000 を使用予定です。暇な時にでも DP-2000 を修理しようと考えています。 |
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DP-2000 | DP-3000 | |||
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