拡大鏡
眼底の病気や緑内障、視神経の病気で視力が悪くなってメガネをかけても見えない人
は、拡大鏡を上手に使うと今まで見えなかったものが見え、できなかったことができ
るようになります。拡大鏡はいろいろな種類があります。眼鏡店などでもおいてあり
ますが、ほとんどは倍率が低く視力に障害のある人には不十分なものです。
いろいろな拡大鏡が発売されています。そのうちのいくつか使いやすそうなものを
選んで試しに使えるようにしました。
当院で準備した拡大鏡を説明します。 ご希望の方はスタッフにお申しでください。
手持ちルーペライトつき 手持ちルーペ遠近両用 ファイバールーペ 携帯ルーペ
拡大読書器 テレビルーペ 据え置き型ルーペ 遮光眼鏡
@ 手持ちルーペ
レンズに柄の付いたものです。倍率は2倍から10倍です。レンズを常に持つ必要
があるため手が疲れますが、手軽に使えます。ライトつきの方が見やすいようです。
A 手持ちルーペ 遠近両用型
近くを見るときにはライトがつき3倍、遠くを見るときは2倍程度に見え、持ち
歩いて買い物をしたり時刻表などを見るときに便利です。
B 据え置き型ルーペ
見たいものに直接置いて使います。お年寄りには便利です。ライトつきもありま
す。
C ファイバールーペ
据え置きルーペですが、どの距離でも見やすく明るいです。倍率が2倍程度なの
で、軽く障害のお年寄りにお勧めです。
D 携帯型ルーペ
持ち運ぶときに便利なようにケースに入っています。買い物のときなどに便利です
E 拡大読書器・テレビ一体型
カメラで写した物を、テレビに映し出すものです。ルーペよりも倍率が大きくで
きます。上手に使えば便利なものです。高倍率にできますので高度の視力障害
の人でも使えます。
F 電子ルーペ
ルーペにカメラをつけて自宅のテレビに映しだします。拡大読書器の簡易型で
す。拡大読書器よりも扱いやすいためお年寄りにお勧めです。
G 遮光眼鏡
視力の悪い人はまぶしさを強く感じることがあります。光を和らげるメガネで
見やすくなることがあります。
購入の補助
拡大読書器、電子ルーペ、遮光眼鏡は目の身体障害手帳を持っている人は、市町村
より補助が出ることもあります。