VDT症候群
コンピューターを毎日使っています。目が疲れます。VDT症候群といわれました。
どのような病気でしょうか。どんなことに注意したらいいでしょうか
VDT症候群とは
コンピュータやテレビゲームの画面をVDT(Visual Display Terminal)
といいます。VDTを使った仕事をすると、長時間集中して画面を見
続けるために目に負担がかかり疲れやすくなります。また、長時間
同じ姿勢で仕事をすることにより頚、肩、腕などに痛みが出てきま
す。VDTを使う作業によって起こる、目の疲れや体の不調をVDT症
候群と呼んでいます。
眼精疲労と違うのですか
マスコミでも取り上げられ、VDT症候群というと何か特殊な新しい病気のように思う
人もいるようですが、眼精疲労の一種です。最近、コンピューターの普及で、目や体
の不調を訴える人が増えてきたためこのような名称で呼ぶようになりました。
症状は
疲れたり、見えにくかったり、充血などの目の症状です。肩や腰の痛みがあったり、
さらに進行するとイライラしたり 不快感があったり、気分が落ち込んだりする人もい
ます。
どんなことに気をつければいいでしょう
休憩 キーボードの打ち込みとミスの頻度を調べた
のが左の図ですが作業開始45分を過ぎるとミ
スが増えてきます。50分したら10分程度休憩
を入れるようにしてください。目を軽く閉じ
たり、体を動かすことが有効です。
眼鏡・コンタクト
度数があっていないと疲れますので、適正なレンズを掛けるようにします。
目の乾き
見ることに集中すると目を見開いて、瞬きの回数が減少します。そのため目が乾き、
軽いドライアイの状態になります。意識して瞬きしたり、エアコンが直接当たらないよう
にしてください。VDTが目線より高い位置にあると目を見開くことになりますので低い位
置になるようにしてください。
距離の調整
書類を見て入力するような作業では、画面と手元の書類の
距離を40cmくらいに保つと楽になります。
画面に照明が映り込んだり、直射日光が当たらないようにす
ることも有効です。
点 眼 目の疲れをとる点眼もあり有効な人もいます。
涙の代わりをする人工涙液をつけて乾燥を防ぐと具合良
くなることもあります。
近くを見る仕事、コンピューターの画面を見る仕事は疲れる仕
事です。工夫することで疲れを少なくはできますがどうしても
我慢できないときは配置転換も必要です。。