目の打撲
 
この季節になると外でスポーツをしたり遊機会が増え、目や目の周りにケガをする
 ことが多く
なります。野球やテニスボールや相手の体が目に当たって見えなくなった
 と受診する人がいます。
ボールなどが目に当たった時にはどのような変化がおきるの
 でしょうか。










  原因はなにが多いでしょう
  原因のほとんどはポーツとケンカです。スポーツでは野球、テニス、サッカーで多く
  見られます。競技人口で発生頻度を比べてみるとラグ
ビー、サッカー、野球が多いで
  す。


  症状は
  視力低下や目の痛みが主な症状です。











  前房出血             水晶体脱臼         網膜シントウ        外傷性散瞳

  目にはどのような変化がおきるでしょうか

 角膜障害 
角膜に傷が出来ますが、比較的早期に治ってきます。

  前房出血  瞳の端の方が切れて目の中に出血を起こします。前房(瞳と角膜の間の
       空間)に真っ赤な血液が出てきます。外傷の直後
では血液は浮遊して
       いますが、時間がたつと下に沈んできます。
大量に出ると出血で満ち
       ていることもあります。
2,3日安静にしていると 1週間ほどで吸収して
       きます。外傷を受け
5日目位までは再出血しやすいので注意が必要です。

 外傷性散瞳 瞳を閉じる筋肉が切れるために、瞳が開いたままになることがあります。
        徐々に戻ってくることもありますが、戻らないこ
とが多いです。外に出
        た時にまぶしさを感じます。
症状が強ければ、虹彩付きのコンタクト
        (瞳の役目をする)を使います。

低眼圧 毛様体という房水(目の中にある水で目の圧を調節している)を作る部分が
      障害されて眼圧が低くなります。眼圧が低い状態が続く
と視力が悪くなって
      きます。
レーザーなどで治療します。逆に眼圧が上がり緑内障になることが
      あ
ります。

 外傷性白内障
   強い衝撃が加わるために水晶体がにごってくることがあります。視力
が悪いような
   ら手術が必要です。


 水晶体脱臼
   衝撃のために水晶体が外れて、位置がずれたり、目の中に落ちる状態です。
   手術が必要です。


 網膜シントウ症
  衝撃により網膜に浮腫が起きる状態で、視力低下を起こすことがあります。

 網膜剥離
  網膜に穴があいて網膜がはげてきます。すぐに手術が必要です。

 黄斑円孔 網膜の物を見る中心部に孔が開きます。手術が必要なこともあります。

  どのようにしたらいいでしょう 安静にして早めに眼科を受診してください。 

             
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