白内障の手術を受けられる方へ
手術日は 月 日 手術前の検査は 月 日 時 分
1.全身の病気と手術
手術は局所麻酔で10分から20分程ですので、全身的な病気があっても問題ありま
せん。 全身的な病気で他院へ受診中のかたはお申し出下さい。
ご心配なことがありましたら院長に相談してください。
2.手術の方法
手術の3日前より抗生剤の点眼をします。
手術の日は化粧をしないでください。
手術室には歩いて行きます。
ベットに仰向けに寝て、顔に布をかけますが息苦しくありません。
麻酔は、目薬の麻酔ですので痛くありません。
濁った水晶体を取り出し、人工水晶体(眼内レンズ)を入れます。
手術は10分から20分くらいで終了し、歩いて休憩室に戻ります。
30分くらい休んで、家に帰ります。
入院はしませんが、当日、具合が悪ければ、院長に直接電話が通じます。
3.術後の治療
翌日、保護眼帯が外され、点眼薬が処方されます。
以後は、数回受診していただき定期検査をします。
4.手術後の注意
手術当日からしていいこと 歯磨き、ひげそり、簡単な家事、テレビを見る
手術翌日からしていいこと 入浴、家事、新聞を読む、軽い洗顔、軽作業
車の運転、洗髪(洗剤が目に入らないように)
1週間目からしていいこと 普通の洗顔、普通洗髪、国内の旅行
2週間目からしていいこと 制限はありません 国外への旅行
これ以外でわからないことは、お聞きください。
5.手術後の視力
視力が安定するのに2週間くらいかかります。(個人差はあります)
眼内レンズは固定焦点ですので、近くを見るのに老眼鏡が必要です。
計算してレンズの度数を決めますが、誤差がありますので、手術後メガネが必要な
こともあります。
必要ならば、眼鏡は2週間から1ヶ月して処方します。
6.手術の成功率と合併症
ほぼ100%ですが、細心の注意をして手術しても次のような合併症がおきます。
( )内は過去5年間の当院での発生率です。
後嚢破損 (1%)水晶体の袋が手術中に破れます、状況によっては眼内レンズ
を入れません。
硝子体脱出(0.2%) 後嚢破損が広がると硝子体(目の中のどろっとした液体
が出てきます。状況によっては眼内レンズを入れません。
水晶体核落下 ( 0%) 手術中に水晶体が目の中に落ちてしまうことです。再手術が
必要です。
術後感染 ( 0%) 細菌が目に入って増えることで、早めの治療が必要になります。
そのほか手術後1年くらいは、後発白内障(入れたレンズの後ろが濁ってくる)や
緑内障、網膜剥離、感染などの異常がでやすいので、指定された日に検査
を受けてください。
7.費用は 老人保険800円 2割負担4万円位 3割負担6万円位
生命保険の給付を受けられますのでご相談ください。
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